IM-BPM for Accel Platform IM-BPM Designer 操作ガイド 第5版 2017-12-01

4.2. チュートリアル

本項ではIM-BPM Designerを用いて、簡単なユーザタスクを実行するBPMのプロセス定義を作成し、デプロイするまでの流れを説明します。

注意

このチュートリアルを実行する前提として、動作させるintra-mart Accel Platformの環境が下記の条件を満たしていることとします。
  • intra-mart Accel PlatformにIM-BPM for Accel Platformがインストールされている。
  • サンプルデータがインストールされている(サンプルユーザ「aoyagi」でユーザタスクを実行するため)。
  • チュートリアルで作成するBPMプロセスの完成イメージは以下です。

    ../../_images/Tutorial_Final_Drawing.png

4.2.1. BPMのプロセス定義作成の流れ

このチュートリアルでは、以下の流れでBPMのプロセス定義を作成します。
  1. 開始イベント終了イベントユーザタスクを配置する。
  2. 各アイテムに対して実行する上で必要な情報をプロパティ・ビューで定義する。
  3. 各アイテムに対してシーケンスフローを引いて、開始から終了までの流れを作成する。
  4. 作成したファイルをintra-mart上にデプロイする。
実際の作業において複雑なプロセス定義を作成する場合は、1.のアイテムを配置する作業から3.のコネクションを引くまでの作業を繰り返し実施し、BPMのプロセス定義を作成、改善していきます。
チュートリアル全体の流れは次の図の通りです。
../../_images/Tutorial_Flow.png

コラム

本チュートリアルでは開始イベント、終了イベント、ユーザタスクの3つのアイテムを用いて説明していますが、業務ケースやタスクの種類、条件などに応じて様々なパターンを表現できます。
どのような表現が可能かについて「4.2. エディタ上で配置可能なアイテム」を参照してください。

4.2.2. チュートリアルの実施

本チュートリアルではファイル名を「MyProcess」とします。

4.2.2.1. 開始イベント、終了イベント、ユーザタスクを配置する

BPMエディタ上に 開始イベント終了イベントユーザタスクを配置します。
開始イベント終了イベント はPaletteの「イベント」の中に、ユーザタスクはPaletteの「タスク」の中にあります。
配置の方法については「4.1.5. 基本的な操作と設定」を参照してください。
../../_images/Tutorial_Position.png

4.2.2.2. 各アイテムに対してコネクションを引いて、開始から終了までの流れを作成する

1. で配置したアイテムに対してシーケンスフロー を引いて、開始イベント からユーザタスクを介して終了イベントにたどり着くまで、一連のフローになるように設定します。
Paletteからシーケンスフロー を選択し、以下のようにフローを設定してください。
  1. 開始イベントからユーザタスクまでシーケンスフローを引きます。

    開始イベントをクリックしてから、ユーザタスクをクリックします。

../../_images/Tutorial_Sequence_01.png

  1. ユーザタスクから終了イベントまでシーケンスフローを引きます。

    ユーザタスクをクリックしてから、終了イベントをクリックします。

../../_images/Tutorial_Sequence_02.png

  1. これでBPMのプロセス定義の作成が完了しました。
../../_images/Tutorial_Sequence_03.png

4.2.2.3. 各アイテムに対して実行する上で必要な情報をプロパティー・ビューで定義する

プロセスに対してプロパティー・ビューで以下の情報を設定します。
  1. エディタの空白部分をクリックし、画面下部のプロパティ・ビューを選択します。
  • BPMのプロセス定義全体の情報を編集する場合はBPM Diagram Editorの空白をクリックすると選択できます。
../../_images/Tutorial_Properties_01.png

  1. 1.で表示したプロパティ・ビューの処理対象ユーザの項目にサンプルユーザのaoyagiさんのユーザIDを設定します。
../../_images/Tutorial_Properties_02.png
  • BPMのプロセス定義のプロパティに設定する情報は以下の通りです。
項目名 設定値
Candidate start users(処理対象ユーザ) aoyagi

  1. aoyagiさんが処理対象ユーザに設定されている事が確認できれば設定は完了です。
../../_images/Tutorial_Properties_03.png

1.で配置したユーザタスクに対してプロパティ・ビューで以下の情報を設定します。

  1. ユーザタスクを選択し、画面下部のプロパティ・ビューからメインコンフィグを選択します。

    ../../_images/Tutorial_Properties_04.png

  1. ユーザタスクをaoyagiさんが実行できるように担当者を設定します。
../../_images/Tutorial_Properties_05.png
  • ユーザタスクのプロパティに設定する情報は以下の通りです。
項目名 設定値
Assignee(担当者) aoyagi

  1. aoyagiさんが担当者に設定されている事が確認できれば設定は完了です。
../../_images/Tutorial_Properties_06.png

4.2.2.4. 作成したファイルをintra-mart上にデプロイする

4.2.2.3で作成したファイルをintra-mart上にデプロイします。
デプロイの詳細については「デプロイ資材の作成」を参照してください。
  1. デプロイを行うためにカテゴリ名の入力とファイルの選択をします。
  • ここではデプロイ名を「チュートリアルBPM」、カテゴリ名を「tutorial」、ファイルを「MyProcess.bpmn」とします。

    ../../_images/Tutorial_Deploy_01.png

  1. カテゴリ名の入力とファイルの選択が完了したら、デプロイをクリックします。

    ../../_images/Tutorial_Deploy_02.png
  2. デプロイが成功すると「デプロイしました。」と表示されます。

    ../../_images/Tutorial_Deploy_03.png

  1. プロセス定義詳細画面でデプロイしたBPMプロセス定義の詳細が確認できます。

    ../../_images/Tutorial_Deploy_04.png