5.2. 共通仕様¶
5.2.1. 画面アイテムは変換時に細分化し、複数のIODオブジェクトとして配置します¶
画面アイテムは変換時に細分化し、複数のIODオブジェクトとして配置します。
5.2.2. フォーム・データが保存されているJSONファイルを基に変換します¶
FullPack版 Formaフォーム→IOD変換 は、フォーム・データが保存されているJSONファイルを基に変換します。
そのため、アイコン画像、スクロールバー、プルダウン、CSSなどJSONファイルに保存されていない情報については、変換後のIODオブジェクトに反映しません。
5.2.3. IODオブジェクトの座標は、画面アイテムの座標を基準に設定します¶
IODオブジェクトの座標は、画面アイテムの座標を基準に設定します。
5.2.4. 画面アイテムの設定値は、単位変換せずにそのままIODオブジェクトの値として使用します¶
画面アイテムの座標、ラベル幅、フィールド幅、フォントサイズなどの単位はピクセルですが、IODファイルでの単位はポイントです。
FullPack版 Formaフォーム→IOD変換 では、画面アイテムの設定値を単位変換せずに、そのままIODオブジェクトの値として使用します。
例えば、画面アイテムのフォントサイズが10ピクセルの場合、変換後のIODオブジェクトのフォントサイズは10ポイントとなります。
5.2.5. フォームの画面アイテムの重なり順に、変換処理を実施します¶
FullPack版 Formaフォーム→IOD変換 では、フォームの画面アイテムの重なり順に、変換処理を実施します。
そのため、変換後も、本来のフォームと見た目的には重なり順が一致します。
5.2.6. 変換後のファイル形式はV3.5.8となります¶
インストールされている 連携エンジン IOWebDOC のバージョンに関わらず、変換後のIODファイルのファイル形式はV3.5.8となります。
ファイル形式を変更する場合は、 クライアント版帳票デザインツール IODOC にて変更してください。
注意
次の全ての条件に該当する場合は、IODファイルの形式を「V4.9形式」に変更してください。
- intra-mart Accel Platform を Linux で構築している
- 連携エンジン IOWebDOC 1.x を使用しPDFファイルを作成する
5.2.7. 変換後の用紙設定は固定となります¶
変換後のIODファイルの用紙設定は、次の固定値となります。
- 用紙サイズ:A4
- 用紙方向:縦
コラム
フォーム上に配置された変換対象の画面アイテムは、全て変換します。
そのため、仮に用紙設定の範囲外に画面アイテムが配置されていたとしても、変換し、IODオブジェクトを配置します。
5.2.8. 変換後のラベルの文字列は左寄せとなります¶
画面アイテムのラベルの文字列は、変換後、画面アイテムの座標を基準に左寄せで配置します。
5.2.10. 識別子名には、画面アイテムのフィールド識別IDを設定します¶
識別子名には、画面アイテムのフィールド識別IDを次のように設定します。
- チェックボックス/ラジオボタンの識別子:「%フィールド識別ID%_ナンバリング」
- 上記以外の識別子、および、文字枠の名前:「%フィールド識別ID%」
5.2.11. 変換後に反映する表示スタイルの設定は、次の通りです¶
画面アイテムのプロパティ設定の表示スタイルにて、変換後のIODオブジェクトに反映する設定は、次の通りです。
カテゴリ | 設定項目 |
---|---|
ラベルスタイル | フォントサイズ/文字色/太字/斜体/下線/背景色 |
フィールドスタイル | フォントサイズ/文字色/太字/斜体/下線(※1)/背景色/枠線/枠線色 |
横線/縦線 | 太さ/色 |
正方形/長方形 | 枠のスタイル(一部のみ)/枠の太さ/枠の色/背景色 |
※1:チェックボックス/ラジオボタンのみ反映します。
5.2.12. 「iAP UIデザインモード」は反映しません¶
次の理由のため、画面アイテムのプロパティ設定にある「iAP UIデザインモード」は、変換後のIODオブジェクトのデザインに反映しません。
- JSONファイルに保存されている情報は、モードの有効無効の設定のみ
- モードが有効の場合、デザインがユーザのテーマに依存する
5.2.13. 画面アイテムの設定状態によって、次の初期値がIODオブジェクトに適用されます¶
画面アイテムの設定状態によって、次の初期値が変換後のIODオブジェクトに適用されます。
設定項目 | 初期値 | 適用条件 |
---|---|---|
フォントサイズ | 12 | フォントサイズが未設定、または、「0」が指定されている |
色 | 黒 | 色(背景色除く)が未設定、または、色の設定項目が存在しない |
線幅 | 0 | 線の太さの設定項目が存在しない |
5.2.14. 単票形式 IODOC では線幅が「0」でも線が表示されます¶
画面アイテムの線の太さが「0」の場合、フォーム上では線が非表示となります。
しかし、単票形式 IODOC では「0」も有効な値として扱われるため、線幅が「0」でも線が表示されます。