4.8. 勤務体系マスタ¶
本項では、勤務体系マスタの設定方法を説明します。
4.8.2. 勤務体系¶
本項では、メンテナンス機能を利用した勤務体系マスタ設定方法を説明します。
4.8.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「勤務管理」→「勤務体系」をクリックします。 勤務体系マスタ一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 勤務体系マスタ登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
勤務体系カテゴリ勤務体系が属する勤務体系カテゴリを選択します。 勤務体系コード会社ごとに一意のコードを入力します。 勤務体系名勤務体系の名称を入力します。 自動OPEN基準日数勤務体系を自動オープンする場合、基準日数を指定します。例えば基準日数として「3」を指定した場合、勤務体系の開始日の3日前に勤務体系は自動オープンします。また、基準日数を指定しない場合は自動オープンを行いません。 基本設定 (全勤務体系カテゴリ 共通)
年度開始日年度の開始日を入力します。 起算曜日週の起算日(開始日)を選択します。一年単位の変形労働時間制で変形期間(対象期間)が3ヶ月を超える場合、変形期間の起算日の曜日を指定する必要があります。 客観時間種別勤務体系で使用する客観時間を選択します。 基本設定 (通常勤務、交代制勤務)
管理職区分管理監督者用の勤務体系では管理職を、それ以外では一般職を選択する必要があります。 基本設定 (フレックス)
不足時間の繰越月の労働時間に満たなかった不足時間を当月に清算する場合は「しない」を、一部ないしはすべてを翌月度の労働時間として繰り越す場合は「する」を選択します。 繰越上限時間不足時間を翌月に繰り越す時間の上限値を入力します。上限時間を設けない場合は「999:00」を指定します。 基本設定 (変形労働)
変形労働時間制の単位一ヶ月単位の変形労働時間制では「月」を、一年単位の変形労働時間制では「年」を選択します。 変形期間の起算日変形労働を適用する変形期間(対象期間)の起算日(開始日)を入力します。 変形期間変形労働を適用する変形期間(対象期間)を入力します。 詳細設定 (全勤務体系カテゴリ 共通)
利用カレンダー勤務カレンダーを選択します。 デフォルトの勤務日付区分利用カレンダーを指定しなかった場合に使用する勤務日付区分を選択します。 1日の所定労働時間1日の所定労働時間を入力します。 時間単位年休時間単位年休の取得可否を選択します。
取得可能日数時間単位年休の日数を入力します。最大5日まで指定可能です。 1日の時間数1日分の年次有給休暇に対応する時間数を1時間単位で入力します。 最低単位時間時間単位年休の取得単位を入力します。1時間単位、かつ、1日の所定労働時間を超えない範囲で指定可能です。 承認ルート設定勤務表の日次承認が不要な場合は「利用しない」を選択します。この項目を設定することにより、日々の勤務実績を申請するのみで(承認することなく)勤務表提出が可能となります。 実績申請時に予定承認勤務表の予定申請/承認を必ず行う必要がある場合は「必須」を選択します。「必須でない」を選択した場合、予定申請/承認を行うことなく実績申請が可能です。 給与計算基礎データ出力給与計算に必要となる基礎データの出力有無を選択します。給与計算対象となるすべての勤務体系は「対象」を選択してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
4.8.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「勤務管理」→「勤務体系」をクリックします。 勤務体系マスタ一覧画面で「検索」をクリックします。 勤務体系マスタ一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作を参照してください。 勤務体系マスタ登録/更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目は編集不可項目です。
- 会社
- 勤務体系カテゴリ
- 勤務体系コード
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
4.8.3. 勤務状況マッピング¶
本項では、メンテナンス機能を利用した勤務状況マッピングマスタ設定方法を説明します。勤務状況マッピングマスタは、勤務体系と勤務情報を紐づける設定です。残業時間や休日労働時間の計算に必要な定義を、勤務状況毎に設定します。
4.8.3.1. 新規登録¶
勤務体系マスタ登録/更新画面で、「OPEN待ち」をクリックします。 表示されたドロップダウンの中から「勤務状況マッピングメンテナンス」をクリックします。コラム
- 勤務体系マスタ登録/更新画面からは、勤務状況マッピングを登録/変更できません。
- 勤務体系でオープン済みの期間は、勤務状況マッピングを登録/変更できません。
勤務状況マッピング登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
選択可能な勤務状況勤務表から利用可能な勤務状況を勤務日付区分ごとに選択します。コラム
勤務状況選択の詳しい操作方法は、 マッピングの操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 登録することができました。
4.8.3.2. 更新¶
勤務状況マッピング登録/更新画面の右側のリストから、更新する勤務状況をクリックします。 勤務状況登録/更新画面で必要な情報を入力し、「更新」をクリックします。
勤務時間勤務表で利用する勤務時間の初期値を入力します。勤務体系カテゴリがフレックスの場合、コアタイムを設定してください。また、勤務体系カテゴリが裁量労働制の場合、この設定値が見なし勤務時間となります。 1日の所定労働時間1日の所定労働時間を入力します。勤務体系カテゴリが変形労働の場合、勤務状況ごとに異なる所定労働時間を設定可能です。 休暇時間全日休暇や半日休暇を取得した際に、労働を免除する時間を入力します。全日休暇の場合は、所定労働時間と同じ時間を設定します。半日休暇の場合は、所定労働時間から、就業規則で定める半日休暇取得時の労働時間を引いた時間を設定します。 休憩・控除・時間年休勤務表で利用する休憩時間の初期値を入力します。就業規則で休憩時間が決まっている場合は設定してください。休憩以外の控除時間や時間年休も初期値として設定可能です。コラム
勤務状況カテゴリごとに以下の設定値を入力可能です。
勤務状況カテゴリ
勤務時間
所定労働時間
休暇時間
休憩・控除・時間年休
出勤
任意
必須
任意
欠勤
必須
代休
必須
休業
必須
休職
必須
全日休暇
必須
必須
半日休暇(前半)
任意
必須
必須
任意
半日休暇(後半)
任意
必須
必須
任意
振替休日(法定)
振替休日(所定)
振替出勤(法定)
任意
必須
任意
振替出勤(所定)
任意
必須
任意
休日出勤(法定)
任意
任意
休日出勤(所定)
任意
任意
法定休日
所定休日
コラム
明細行の操作方法は、 明細行の操作 を参照してください。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
4.8.4. 集計チェック¶
本項では、メンテナンス機能を利用した集計チェックマスタ設定方法を説明します。集計チェックマスタは、勤務表における集計チェックの内容を管理します。勤務体系ごとに、集計チェックの有無と閾値を設定可能です。
4.8.4.3. 設定可能な集計チェック¶
日次
集計チェック
通常勤務
裁量労働制
フレックス
変形労働
交替勤務
休憩時間取得チェック
○
○
○
○
○
育児時間チェック
○
○
○
○
○
残業時間上限チェック
○
○
×
○
○
実労働時間チェック
○
○
○
○
○
週次
集計チェック
通常勤務
裁量労働制
フレックス
変形労働
交替勤務
1週間の所定労働時間上限チェック
○
○
○
○
○
1週1日法定休日取得チェック
○
○
○
○
○
1週間の実労働時間上限チェック
○
○
○
○
○
月次
集計チェック
通常勤務
裁量労働制
フレックス
変形労働
交替勤務
36協定 法定外限度チェック
○
○
○
○
○
四半期
集計チェック
通常勤務
裁量労働制
フレックス
変形労働
交替勤務
3カ月で1週間の所定労働時間48時間超過の3回以内チェック
×
×
×
○
×
3カ月で1週間の実労働時間48時間超過の3回以内チェック
×
×
×
○
×
年次
集計チェック
通常勤務
裁量労働制
フレックス
変形労働
交替勤務
変形期間中の1週間の平均所定労働時間40時間以内チェック
×
×
×
○
×
変形期間中の1週間の平均実労働時間40時間以内チェック
×
×
×
○
×
変形期間中の所定労働時間合計上限チェック
×
×
×
○
×
変形期間中の労働日数チェック
×
×
×
○
×
3カ月で1週間の所定労働時間48時間超過の連続3週以内チェック
×
×
×
○
×
3カ月で1週間の実労働時間48時間超過の連続3週以内チェック
×
×
×
○
×
36協定 残業時間上限チェック(1年)
○
○
○
○
○
その他
集計チェック
通常勤務
裁量労働制
フレックス
変形労働
交替勤務
時間単位年休の取得上限チェック
○
○
○
○
○
年次有給休暇の残数チェック
○
○
○
○
○
変形労働制向け連続勤務日数チェック
×
×
×
○
×
4.8.5. 勤務体系カレンダー¶
本項では、メンテナンス機能を利用した勤務体系カレンダーマスタ設定方法を説明します。勤務体系カレンダーマスタは、勤務体系固有のカレンダーを管理します。勤務カレンダーと異なる勤務日付区分を設定可能です。コラム
勤務体系に設定した勤務カレンダーをそのまま利用する場合は、本マスタの設定は不要です。
4.8.5.1. 新規登録¶
勤務体系マスタ登録/更新画面で、「OPEN待ち」をクリックします。 表示されたドロップダウンの中から「カレンダーメンテナンス」をクリックします。コラム
- オープン済みの期間がない勤務体系の場合、締め期間の開始年月を入力する必要があります。
- 勤務体系マスタ登録/更新画面からは、カレンダーを登録/変更できません。
- 勤務体系でオープン済みの期間は、カレンダーを登録/変更できません。
勤務状況マッピング登録/更新画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
勤務日付区分勤務カレンダーとは異なる勤務日付区分を選択可能です。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 登録することができました。
4.8.6. 勤務体系オープン¶
本項では、メンテナンス機能を利用した勤務体系オープン/キャンセル方法を説明します。勤務体系は、オープンすることで従業員の入力が可能になります。
4.8.6.1. オープン方法¶
勤務体系マスタ登録/更新画面で、「OPEN待ち」をクリックします。 表示されたドロップダウンの中から「OPEN」をクリックします。コラム
- オープン済みの期間がない勤務体系の場合、締め期間の開始年月を入力する必要があります。
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 勤務体系をオープンすることができました。コラム
オープン済みの期間がある勤務体系は次の制約や処理の違いがあります
基本設定、勤務状況マッピング設定、集計チェック設定、カレンダー設定を変更できません。 詳細設定の変更は、オープン待ちの期間についてのみ可能です。(オープン済みの期間は変更不可) オープン済みの期間がある勤務体系は、締め期間の開始年月の入力は不要です。すでにオープン済みの期間の次の期間が自動的にオープンされます。
4.8.7. 勤務体系(期間)¶
4.8.7.1. 勤務体系の登録¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「勤務管理」→「勤務体系(期間)」をクリックします。 一覧画面で「新規登録」をクリックします。 勤務体系マスタ登録/更新画面と同様の画面が表示されます。コラム
以降の操作方法は、勤務体系の項を参照してください。