12.5. フォント設定¶
フォント埋め込みで使用するフォント関連の設定手順を示します。
コラム
新規フォントを適用する手順については、「 新規フォントの適用方法 」を参照してください。
注意
IOWebDOC 1.x の場合、フォント埋め込みは非推奨です。
埋め込みを希望する場合、 IOWebDOC 4.x への移行を検討してください。
12.5.1. Windows の場合¶
12.5.1.1. フォントのインストール¶
フォントのインストール手順を示します。
対象フォントの公式ダウンロードサイトより、フォントファイルをダウンロードします。
注意
IPAフォント をインストールする場合、IPAexフォントではなく、 IPAフォント をダウンロードしてください。
ダウンロードしたフォントファイルを右クリックし、「すべてのユーザに対してインストール」をクリックします。
注意
ご利用のシステムによっては、 IPAフォント のインストール、レイアウトへの指定が必須となる場合があります。
詳細は「 IM-PDFDesigner for Accel Platform リリースノート 」-「 フォント(帳票) 」を参照してください。
12.5.2. Linux の場合¶
12.5.2.1. フォントのインストール¶
フォントのインストール手順を示します。
対象のフォントファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたフォントファイルを配置します。
システム全体に適用する場合の配置先の例は、次の通りです。
/usr/share/fonts
12.5.2.2. フォントの登録¶
IPAフォント 以外のフォントを使用する場合の、フォントの登録手順を示します。
ターミナルを起動し、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts >へ移動します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
$ cd /usr/local/webdoc/etc/fonts
フォントファイルを< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/ >にコピーします。
$ cp /tmp/xxxx.ttf /usr/local/webdoc/etc/fonts/xxx.ttf
次のコマンドを実行します。
$ ./mkpfont.sh
< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に、追加されたフォントファイルの記載があることを確認します。
動作確認を実施し、出力した帳票に差し替えたフォントが適用されていることを確認します。
注意
< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に登録したフォントのみ使用可能です。
登録外のフォントは、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/prop/jp.sjis/locale.prop >の設定に従い置換します。
注意
コマンド引数の文字列、コマンド引数で指定するファイルの文字コードは UTF-8 にしてください。
また、出力されるログファイルは全て UTF-8 です。
注意
< %IOWEBDOC_HOME% /etc/prop/jp.sjis/locale.prop >の< wfonthz >に設定されたフォントは、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >へ登録してください。
登録していない場合、エラーが発生します。
コラム
デフォルトのIPAゴシックでは、誤読しやすい文字との判別をしやすくするため、数字の「0(ゼロ)」に斜線が入ったデザインを使用しています。
数字の「0(ゼロ)」に斜線が入っていないデザインのフォントを使用する場合は、「 IPAフォント の切替方法 」を参照しフォントを変更してください。
12.5.2.3. IPAフォント の切替方法¶
IM-PDFDesigner for Accel Platform Linux 版でのデフォルトのフォントは、 IPAフォント です。
デフォルトのIPAゴシックでは、数字の「0(ゼロ)」に斜線が入っています。
斜線が入っていない旧版のIPAゴシックへの切替手順について示します。
ターミナルを起動し、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts >へ移動します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
$ cd /usr/local/webdoc/etc/fonts
既存のIPAゴシックのフォントファイル< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/ipag.ttf >を削除します。
$ rm /usr/local/webdoc/etc/fonts/ipag.ttf
旧版のIPAゴシックのフォントファイル< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/ipag_old/ipag.otf >を、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts >にコピーします。
$ cp /usr/local/webdoc/etc/fonts/ipag_old/ipag.otf /usr/local/webdoc/etc/fonts/ipag.otf
次のコマンドを実行します。
$ ./mkpfont.sh
< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に、旧版のIPAゴシックのフォントファイル< ipag.otf >の記載があることを確認します。
動作確認を実施し、出力した帳票に差し替えたフォントが適用されていることを確認します。
コラム
上記、差し替えた旧版のフォントファイルを差し戻す場合の手順は、次の通りです。
ターミナルを起動し、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts >へ移動します。
< %IOWEBDOC_HOME% >を< /usr/local/webdoc >として説明します。
$ cd /usr/local/webdoc/etc/fonts
旧版のIPAゴシックのフォントファイル< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/ipag.otf >を削除します。
$ rm /usr/local/webdoc/etc/fonts/ipag.otf
新版のIPAゴシックのフォントファイル< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/ipag_new/ipag.ttf >を、< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts >にコピーします。
$ cp /usr/local/webdoc/etc/fonts/ipag_new/ipag.ttf /usr/local/webdoc/etc/fonts/ipag.ttf
次のコマンドを実行します。
$ ./mkpfont.sh
< %IOWEBDOC_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に、新版のIPAゴシックのフォントファイル< ipag.ttf >の記載があることを確認します。
動作確認を実施し、出力した帳票に差し替えたフォントが適用されていることを確認します。