7.2. Office系→PDF変換¶
7.2.1. PDFオートコンバータEX のインストール時に .NET Framework 3.5 が必要です¶
PDFオートコンバータEX を PDF変換サーバ にインストールする際には、.NET Framework 3.5 が必要です。
7.2.2. IM-PDFCoordinator for Accel Platform を同一サーバに設置する場合、連携エンジンの環境変数の設定順序に注意してください¶
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform と IM-PDFCoordinator for Accel Platform を同一サーバに設置する場合、インストールしている連携エンジンの環境変数の設定順序に注意してください。
IM-PDFCoordinator for Accel Platform を導入している場合、インストールしている 連携エンジン PDFメイクアップ の環境変数より、 連携エンジン PDFオートコンバータEX の環境変数が後になるよう設定してください。
正しい順序で設定をしていない場合、エラーが発生します。
7.2.3. Office系→PDF変換 には変換対象とするファイルに対応したアプリケーションが必要です¶
Office系→PDF変換 には、変換対象とするファイルに対応したアプリケーションが PDF変換サーバ にインストールされている必要があります。
対応アプリケーションについては、「 Office系→PDF変換 のサポートするファイル形式 」を参照してださい。
コラム
各製品は最新のパッチを適用してください。
コラム
画像ファイルを変換対象とする場合、対応したアプリケーションのインストールは不要です。
注意
Microsoft Office 製品は、Service Pack 1 以上のインストールが必須です。
また、OSのビット数に対応したアプリケーションをインストールしてください。
注意
クラウド上のサーバに Microsoft Office 製品をインストールすることは、Microsoft社に許諾されない可能性があります。
構築環境にインストール可能かライセンス契約を確認してください。
注意
一太郎 を変換対象とする場合、一太郎ビューア でのPDF変換はできません。
必ず、 一太郎 をインストールしてください。
また、 一太郎 にはサーバインストールできないバージョンが存在します。必ず、購入前に確認してください。
注意
DocuWorks を変換対象とする場合、DocuWorks Viewer Light でのPDF変換はできません。
必ず、 DocuWorks をインストールしてください。
注意
対象アプリケーションをインストールする際は、構築環境にインストール可能かアプリケーションのライセンス契約を確認してください。
7.2.4. Office系→PDF変換 のサポートするファイル形式¶
Office系→PDF変換 のサポートする変換対象ファイルの形式とアプリケーションのバージョンは、次の通りです。
製品名 | バージョン | ファイル形式 |
---|---|---|
Microsoft Excel | 2016、2019、2021 | XLS、XLSX |
Microsoft Word | 2016、2019、2021 | DOC、DOCX |
Microsoft PowerPoint | 2016、2019、2021 | PPT、PPTX |
一太郎 | 2019、2020、2021 | JTD、JTT |
DocuWorks | 8.x、9.x | XDW |
テキストファイル | ー | TXT |
画像ファイル | ー | TIFF(G3/G4)、JPEG(RGB)、BMP、GIF、PNG |
注意
Microsoft Office 2003、2007、2010、および、2013のサポートは終了しています。
「 PDFオートコンバータEX インストール・ガイド 」、または、「 PDFコンバータXP インストール・ガイド 」に、
当該製品に関する記述がありますが、当該製品のサポートを示すものではありません。
注意
Microsoft Office 製品でマクロを含むファイルは、マクロの内容によってPDF変換できないケースがあります。
注意
TIFFファイルは、圧縮方法によってPDF変換できないケースがあります。
注意
一太郎 のPDF変換には、次の制限事項があります。
サービス変換、または、バックグラウンド変換ができないファイルが存在する可能性があります。
その場合は、次のいずれかの対応をしてください。
- 一太郎 にて、ファイルを作成する際にオブジェクトを制限してください。
- 一太郎 にて、ファイルを作成する際にフロント変換(コマンド等)で作成してください。
- PDF変換サーバ にログオンした状態でPDF変換を実施してください。
Microsoft IMEとATOKがPDF変換の動作に影響を及ぼす場合があります。その場合、 一太郎 変換専用のサーバが必要です。
変換対象ファイルのPDF変換対応状況は、次の通りです。
ファイルの種類 | PDF変換可否 | 備考 |
---|---|---|
一太郎 のノーマルファイル | ○ | |
一太郎 のみのマルチシートファイル | ○ | |
Microsoft Office 製品等の異なったフォーマットが含まれるマルチシートファイル | △ | 一太郎 フォーマット部分のみPDF変換します
一太郎 以外のフォーマット部分についてはPDF変換できません
|
パスワードが付与されたファイル | × | PDF変換のサポート対象外です |
差し込みデータが付与されたファイル | × | PDF変換のサポート対象外です |
アウトラインファイル | × | アウトラインを使用しない設定に変更してください |
一太郎 外字を含むファイル | ○ | 外字のインストールされている環境でのみ表示可能です |
オブジェクトを含むファイル | △ | サービス変換では正しく変換されない可能性があります |
7.2.5. パスワードの設定されているファイルや破損しているファイルはPDF変換できません¶
Office系→PDF変換 は、サポート対象のファイル形式であっても、次のファイルはサポートしません。
- 破損しているファイル
- パスワード付きのファイル
注意
上記ファイルでPDF変換を実行した場合は、エラーが発生しPDF変換に失敗します。
エラーが発生しない場合でも、タイムアウトし処理を中止します。
7.2.6. Microsoft Excel 形式のファイルは各ページを1ファイルに結合してPDF変換します¶
Office系→PDF変換 は、ブック内のページ単位でのPDF変換はできません。
PDF変換前に、あらかじめページの削除、または、印刷領域から外してください。
7.2.7. 長時間の使用で Office系→PDF変換 の動作が不安定になる場合があります¶
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform が、メモリリークすることはありません。
ただし、 Office系→PDF変換 は変換対象ファイルに対応したアプリケーションを動作させますので、アプリケーション側でメモリリークが発生する可能性があります。
長時間継続してPDF変換を実施する場合は、週1回 PDF変換サーバ の再起動をしてください。
7.2.8. Office系→PDF変換 はマルチスレッド形式に対応していません¶
Office系→PDF変換 はマルチスレッド形式では動作しません。シングルスレッド形式で実行します。
そのため、連続してPDF変換を実行した場合は、順番待ちの状態となります。
コラム
連続してPDF変換を実行する場合、または、大量のPDF変換(およそ200件以上)が想定される場合は、PDF変換処理のタイムアウトや PDF変換サーバ への過負荷が原因で起こる intra-mart Accel Platform のセッションタイムアウトに注意してください。
PDF変換処理のタイムアウトを変更した場合は、 intra-mart Accel Platform のセッションタイムアウトの設定も確認してください。