Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第2版 2022-06-01

4.6. アプリケーションの公開・非公開

アプリケーション管理機能 では、アプリケーションの公開・非公開設定が可能です。
アプリケーションに関連付けられたリソースへのすべてのアクセスを公開、非公開を一括で設定します。

注意

ViewCreator のリソースの認可閉塞について
2021 Winter(Dandelion) では、 ViewCreator リソースのクエリのデータ参照では、画面アクセス機能を持ちますが、アプリケーション管理機能 経由での認可閉塞は対応していません。

4.6.1. 公開・非公開機能の概要

アプリケーション管理機能 のアプリケーション公開・非公開機能では、基盤機能の認可閉塞機能を利用して実現されています。
これにより、認可設定の内容を保持したまま、アプリケーションの公開、非公開の変更を行うことが可能です。
アプリケーションが非公開状態である場合、紐づくリソースの認可リソースは認可設定に関わらず、非公開状態、つまりは閉塞状態として設定されます。
認可の閉塞機能についての詳しい操作、仕様は「認可を設定する」を参照してください。
アプリケーションの公開状態はアプリケーション詳細画面のタイトル部に表示されています。
  • 公開状態

    ../../../_images/application_published.png
  • 非公開状態

    ../../../_images/application_private.png

4.6.2. アプリケーションの公開状態とは

アプリケーションの公開・非公開はアプリケーションに紐づくリソースの状態によって制御されています。

  • 以下の状態である場合、アプリケーションは公開状態であると判断されます。
    • アプリケーションに紐づくリソースの認可リソースがいずれか一つでも閉塞されていないとき
  • 以下のいずれかの状態である場合、アプリケーションは非公開状態であると判断されます。
    • アプリケーションに紐づくリソースの認可リソースがすべて閉塞されているとき
    • アプリケーションに紐づくリソースの認可リソースが一つも存在しないとき

4.6.3. 公開状態と閉塞状態の制御仕様

4.6.3.1. アプリケーションの新規作成(業務テンプレートからの自動生成)

アプリケーションの自動生成機能で業務テンプレートからアプリケーションを作成した場合

  • アプリケーションルートが存在する業務テンプレートをビルドした場合

    • アプリケーションの公開状態
      • 公開
  • アプリケーションルートが存在しない業務テンプレートをビルドした場合

    • アプリケーションの公開状態
    • 非公開

4.6.3.2. アプリケーションのインポート

アプリケーション管理機能 のインポート機能を利用してアプリケーションをインポートした場合
すでに環境に同一アプリケーションが存在する場合は更新インポートが行われるため、アプリケーション公開状態もインポートする資材により更新される。
この時、公開状態に更新する場合、閉塞状態の認可の変更は行われない。
  • 公開状態のアプリケーションをインポートした場合
    • アプリケーションの公開状態
      • 公開状態に更新
    • 関連するリソースの認可の閉塞
      • 変更なし
  • 非公開状態のアプリケーションをインポートした場合
    • アプリケーションの公開状態
      • 非公開状態に更新
    • 関連するリソースの認可の閉塞
      • すべて閉塞される

4.6.3.3. アプリケーションルートであるリソースの関連解除

対象のアプリケーションからアプリケーションルートのリソースの関連が削除された、またはリソースの本体であるローコード資材が削除された場合
  • 関連するアプリケーションルートが存在しなくなった場合
    • アプリケーションの公開状態
      • 非公開状態に更新
    • 関連するリソースの認可の閉塞
      • すべて閉塞される
  • 関連するアプリケーションルートが存在するが、すべての認可が閉塞状態である場合
    • アプリケーションの公開状態
      • 非公開状態に更新
    • 関連するリソースの認可の閉塞
      • 変更なし(すべての認可閉塞状態であるため)
  • 関連するアプリケーションルートが存在し、いづれか1つでも閉塞されていないとき
    • アプリケーションの公開状態
      • 変更なし(公開状態から変更なし)
    • 関連するリソースの認可の閉塞
      • 変更なし

4.6.3.4. アプリケーションルートであるリソースの関連追加

対象のアプリケーションにアプリケーションルートであるリソースの関連が追加された場合
追加するリソースの認可の閉塞状態はアプリケーションの公開状態に従って設定される。
  • アプリケーションが公開状態である場合
    • アプリケーションの公開状態
      • 変更なし(公開状態から変更なし)
    • 追加するリソースの認可の閉塞
      • 閉塞されない
  • アプリケーションが非公開状態である場合
    • アプリケーションの公開状態
      • 変更なし(非公開状態から変更なし)
    • 追加するリソースの認可の閉塞
      • 閉塞される