Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第2版 2022-06-01

3. 概要

3.1. アプリケーション管理機能 とは

アプリケーション管理機能 とは、intra-mart Accel Platform の提供するローコード開発機能を統合し、各機能で作成されたローコード資材をアプリケーション単位で包括的に管理するための機能です。

アプリケーション管理機能 の特徴は以下の通りです。
  • ローコード資材をアプリケーション単位で管理します。
  • アプリケーション単位で認可の設定を行います。
  • ローコード資材の変更履歴を管理します。
  • アプリケーション単位でのインポート・エクスポートを行います。

3.2. 管理可能なローコード資材

モジュール名 資材名 機能カテゴリ 定義カテゴリ
IM-BloomMaker コンテンツ定義 画面 画面コンテンツ
  ルーティング定義 公開URL 画面URL
IM-LogicDesigner ロジックフロー定義 ロジック ロジックフロー
  ロジックフロールーティング定義 公開URL APIのURL
  トリガ定義 ロジック ロジックトリガ
IM-Workflow コンテンツ定義 ワークフロー コンテンツ定義
  フロー定義 ワークフロー フロー定義
  ルート定義 ワークフロー ルート定義
ViewCreator データ参照 画面 クエリのデータ参照
  ルーティング定義 公開URL クエリのURL
  クエリ定義 ロジック クエリ

3.3. 必要な認可リソース

アプリケーション管理機能 では、デフォルトで テナント管理者 ロールに認可の許可を設定しています。
この認可では、アプリケーション管理機能を利用するための認可であるため、ローコード資材の追加や更新を行うためには、各ローコード開発製品の認可の許可を設定する必要があります。
独自の認可設定を行い、アプリケーション管理機能を利用する場合は、認可設定に注意してください。

3.4. 用語

3.4.1. アプリケーション

アプリケーション管理機能 で管理される単位の総称です。
固有の名前や備考情報と内包するローコード資材との関連情報を持ちます。

3.4.2. アプリケーションカテゴリ

アプリケーションに設定する分類情報を指します。
開発者は作成したアプリケーションに対して、その用途や適用範囲を示す情報としてアプリケーションカテゴリを設定します。

3.4.3. リソース

アプリケーションを構成するローコード資材の総称を指します。
アプリケーションに対して複数のリソースを関連付けることが可能です。
リソースとして管理されるローコード資材は管理可能なローコード資材にある通りです。

3.4.4. アプリケーションルート

アプリケーションと関係するリソースの中で、アクセスを管理するものを指します。
画面のURLやAPIのURLなど、ルーティングを管理するリソースがこれに該当します。

3.4.5. 機能カテゴリ

リソースの種類を動作内容により分類するカテゴリです。
機能カテゴリは下記の通りです。
  • 画面
    • 表示項目など、画面を構成するリソースが分類されるカテゴリです。
  • 公開URL
    • ルーティング内容を管理するカテゴリです。
    • アプリケーションルートに該当するリソースが分類されます。
  • ロジック
    • ビジネスロジックを管理するリソースが分類されるカテゴリです。
  • ワークフロー
    • IM-Workflow の資材が管理されるカテゴリです。

3.4.6. 定義カテゴリ

リソースに対応するローコード製品の資材名を分類するカテゴリです。
管理可能なローコード資材の資材名を アプリケーション管理機能 では定義カテゴリとして別名で呼称します。