IM-BPM for Accel Platform IM-BPM Designer 操作ガイド 第5版 2017-12-01

4.3.7. 中間イベント

進行中のプロセス定義で、発生するイベントを表します。
中間イベントはイベント発生の起因となるトリガーに反応したり、設定したりするためのフローエレメントです。
IM-BPM Designerでは、 中間イベントは発生するイベントの種類によって5つに分類されます。

4.3.7.1. TimerCatchingEvent(タイマーキャッチイベント)

指定された時間が経過するか特定の日時になるまで、プロセスフローの実行を停止する中間イベントです。

4.3.7.1.1. タイマーキャッチイベントの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側PaletteのIntermediate eventにあるTimerCatchingEventをクリックします。
../../_images/Timer_Catching_Event_01.png

  1. エディタ上のタイマーキャッチイベントを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Timer_Catching_Event_02.png

  1. これでタイマーキャッチイベントが定義されました。
../../_images/Timer_Catching_Event_03.png

4.3.7.1.2. プロパティの設定

タイマーキャッチイベントのメインコンフィグの設定について解説します。
../../_images/Timer_Catching_Event_04.png
入力方式は日付と時刻の表記に関する国際規格であるISO 8601の形式に則って記述する必要があります。
具体的な記述方法については説明欄を参照してください。
項目名 説明
Time duration(期間)
停止する期間を指定します。
TimerCatchingEventに到達したときから指定した期間が経過したとき1回のみ開始されます。
例:10日後まで停止→P10D
Time date(日付)
停止を解除する日付を指定します。
指定日に停止が解除され、プロセスフローが再度進行します。
例:2016年1月1日12時まで停止→ 2016-01-01T12:00:00
Time cycle(周期)
タイマーキャッチイベントでは使用されません、

4.3.7.2. SignalCatchingEvent(シグナルキャッチイベント)

シグナルを受信する事をトリガーとして実行されることを示す中間イベントです。
実行のトリガーとなるシグナルに特定の相手はいません。
異なるプロセスインスタンスからシグナルが送信された場合でも、このイベントはシグナルを受信して動作します。
また、同一のシグナルを受信するシグナルキャッチイベントが複数のプロセス定義にまたがっていた場合でも、定義されたシグナルを受信すると一斉に動作を開始します。

4.3.7.2.1. シグナルキャッチイベントの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側PaletteのIntermediate eventにあるSignalCatchingEventをクリックします。
../../_images/Signal_Catching_Event_01.png

  1. エディタ上のシグナルキャッチイベントを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Signal_Catching_Event_02.png

  1. これでシグナルキャッチイベントが定義されました。
../../_images/Signal_Catching_Event_03.png

4.3.7.2.2. プロパティの設定

シグナルキャッチイベントのメインコンフィグの設定について解説します。

../../_images/Signal_Catching_Event_04.png
項目名 説明
Signal ref(参照シグナル)
受信するシグナルを定義します。
文字列で定義します。

4.3.7.3. MessageCatchingEvent(メッセージキャッチイベント)

指定された名前のメッセージを受信する事を表します。
メッセージキャッチイベントでは、常に送信者と受信者の関係は「1対1」となります。

4.3.7.3.1. メッセージキャッチイベントの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側PaletteのIntermediate eventにあるMessageCatchingEventをクリックします。
../../_images/Message_Catching_Event_01.png

  1. エディタ上のメッセージキャッチイベントを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Message_Catching_Event_02.png

  1. これでメッセージキャッチイベントが定義されました。
../../_images/Message_Catching_Event_03.png

4.3.7.3.2. プロパティの設定

メッセージキャッチイベントのメインコンフィグの設定について解説します。
../../_images/Message_Catching_Event_04.png
項目名 説明
Message ref(参照メッセージ)
受信するメッセージを定義します。
文字列で定義します。

4.3.7.4. SignalThrowingEvent(シグナルスローイベント)

シグナルをブロードキャストする事を表します。
SignalCatchingEvent にも記述したように、シグナルをこのイベントで送信すると異なるプロセスにいるシグナルキャッチイベントもシグナルを受信します。
そのためシグナルは、送信者と受信者の関係が「1対多」となります。

4.3.7.4.1. シグナルスローイベントの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側PaletteのIntermediate eventにあるSignalThrowingEventをクリックします。
../../_images/Signal_Throwing_Event_01.png

  1. エディタ上のシグナルスローイベントを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Signal_Throwing_Event_02.png

  1. これでシグナルスローイベントが定義されました。
../../_images/Signal_Throwing_Event_03.png

4.3.7.4.2. プロパティの設定

シグナルスローイベントのメインコンフィグの設定について解説します。

../../_images/Signal_Throwing_Event_04.png
項目名 説明
Signal ref(参照シグナル)
送信するシグナルを定義します。
文字列で定義します。

4.3.7.5. NoneThrowingEvent(中間イベント)

イベントの種類を示さない場合に利用され、プロセス定義の途中で何らかの出来事が生じ、状態や状況が変化することを表します。

4.3.7.5.1. 中間イベントの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側PaletteのIntermediate eventにあるNoneThrowingEventをクリックします。
../../_images/None_Throwing_Event_01.png

  1. エディタ上の中間イベントを定義したい場所をクリックします。
../../_images/None_Throwing_Event_02.png

  1. これで中間イベントが定義されました。
../../_images/None_Throwing_Event_03.png