IM-BPM for Accel Platform IM-BPM Designer 操作ガイド 第5版 2017-12-01

4.3.9. intra-mart

intra-martで独自拡張したタスクです。
ここに配置されているタスクの一部は、intra-martのアプリケーションと連動したタスクを設定することができます。
対象となるタスクは、以下の3つです。

コラム

上記の各タスクを利用する場合、各アプリケーションの基本知識を習得していることを前提とします。

4.3.9.1. IMLogicDesignerTask(IM-LogicDesignerタスク)

IM-LogicDesignerの機能を呼び出すタスクです。
IM-LogicDesignerタスクに到達すると、タスク中に設定された情報からIM-LogicDesignerで定義されたロジックフローの処理を行います。
IM-LogicDesignerタスクはロジックフローが実行完了になった段階でタスクも終了となり、次のフローエレメントへと遷移します。

4.3.9.1.1. IM-LogicDesignerタスクの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側Paletteのintra-martにあるIMLogicDesignerTaskをクリックします。
../../_images/Logic_Designer_Task_01.png

  1. エディタ上のIM-LogicDesignerタスクを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Logic_Designer_Task_02.png

  1. これでIM-LogicDesignerタスクが定義されました。
../../_images/Logic_Designer_Task_03.png

4.3.9.1.2. プロパティの設定

IM-LogicDesignerタスクのメインコンフィグの設定について解説します。

../../_images/Logic_Designer_Task_04.png
項目名 説明
Flow id(フローID) IM-LogicDesignerのロジックフローIDを指定します。
Version(バージョン)
ロジックフローのバージョンを指定します。
「最新バージョンの利用」にチェックを入れた状態でバージョンも設定すると、バージョンで設定された情報が優先されます。
バージョンに指定が無く「最新バージョンの利用」もチェックが入っていない場合、デプロイエラーが発生します。
Use latest version(最新バージョンの利用) 最新のバージョンを使用するかの設定です。
Input data(入力データ)
ロジックフローに渡す入力値の設定です。
Store result variable(結果変数を格納する)
ロジックフローの実行結果をプロセスフローに返却するかどうかを設定します。
Result variable(結果変数名)
  • 「結果変数を格納する」がONで「結果変数名」に入力が無い場合
    ロジックフローの実行結果で返却された変数をそのままプロセス変数に格納します。
  • 「結果変数を格納する」がONで「結果変数名」に入力がある場合
    結果変数名に設定された変数名のマップに、ロジックフローの実行結果で返却された変数を格納します。
  • 「結果変数を格納する」がOFFの場合
    ここで入力された値は扱われません。

4.3.9.2. ApplyTask(申請タスク)

IM-Workflow、IM-FormaDesigner、IM-BISいずれかのフローを申請するタスクです。

4.3.9.2.1. 申請タスクの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側Paletteのintra-martにあるApplyTaskをクリックします。
../../_images/Apply_Task_01.png

  1. エディタ上の申請タスクを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Apply_Task_02.png

  1. これで申請タスクが定義されました。
../../_images/Apply_Task_03.png

4.3.9.2.2. 申請タスクの設定

申請タスクのメインコンフィグの設定について解説します。

../../_images/Apply_Task_04.png
項目名 説明
appication(アプリケーション)
申請タスクで利用するアプリケーションを選択します。
選択できるアプリケーションは以下の3つです。
  • IM-Workflow → Forma利用なしのワークフロー
  • IM-FormaDesigner → コンテンツ定義にIM-FormaDesignerを利用したワークフロー
  • IM-BIS → IM-BISのワークフロー
preprocess class(前処理のクラス名)
より詳細な設定を行いたい場合にjavaファイルで設定が行えます。
利用するアプリケーションによって実装するインタフェースが異なります。
  • IM-Workflow
    • jp.co.intra_mart.activiti.engine.delegate.ImWorkflowApplyPreprocess
  • IM-FormaDesigner
    • jp.co.intra_mart.activiti.engine.delegate.ImFormaApplyPreprocess
  • IM-BIS
    • jp.co.intra_mart.activiti.engine.delegate.ImBisApplyPreprocess
flow id(フローID)
フローIDを設定します。
User data id(ユーザデータID)
アプリケーションに紐づくユニークなkeyを設定します。
mutter no.(案件番号)
案件番号を設定します。
mutter name(案件名)
案件名を設定します。
apply base date(申請基準日)
案件の申請基準日を設定します。
ISO8601フォーマットで指定します。(例)2017-04-01
指定しなかった場合は、現在日が設定されます。
apply execute user(申請実行者コード)
申請実行者のコードを設定します。
apply auth user(実行権限者コード)
申請権限者のコードを設定します。
apply auth company(権限者会社コード)
権限会社のコードを設定します。
apply organization set(権限者組織セットコード)
権限者組織のセットコードを設定します。
apply organization(権限者組織コード)
権限者組織のコードを設定します。
Priority(優先度)
案件の優先度を設定します。
process comment(起票コメント)
起票コメントを設定します。
manipulating of matter cancellation
(タスク終了時の起票案件の操作)
タスクが終了した際に、起票案件の処理を継続について選択します。
terminateを選択した場合、タスク終了と同時に起票案件の処理も終了します。
continueを選択した場合、タスクが終了しても起票案件の処理は継続します。
inherit variables(参照可能な変数を継承する)
呼び出し元プロセスの変数を申請時に入力データとしてすべて引き継ぐかを選択します。
Input data(入力データ)
申請時にフローに渡す入力データを定義します。
Variable to store matter process result
(案件の処理結果を格納する変数名)
設定された変数名で案件の処理結果の情報が格納されます。
Store matter user data
(案件のユーザデータを格納する)
案件内のユーザデータをBPMのプロセスフローに返却するかどうかを設定します。
IM-Workflowの場合は、案件プロパティが返却されます。
IM-FormaDesignerやIM-BISの場合は、アプリケーションデータが返却されます。
Variable to store matter user data
(案件のユーザデータを格納する変数名)
  • 「案件のユーザデータを格納する」がONで「案件のユーザデータを格納する変数名」に入力が無い場合
    案件内のユーザデータをそのままプロセス変数に格納します。
  • 「案件のユーザデータを格納する」がONで「案件のユーザデータを格納する変数名」に入力がある場合
    案件のユーザデータを格納する変数名に設定された変数名のマップに案件内のユーザデータを格納します。
  • 「案件のユーザデータを格納する」がOFFの場合
    ここで入力された値は扱われません。

  • ワークフローの終了結果によって「案件の処理結果を格納する変数名」に保存される値が大きく変わります。
  1. 通常に案件が終了した場合
キー データ型 補足
locale Object

processDate String

systemMatterId String

userDataId String

contentsId String

contentsVersionId String

routeId String

routeVersionId String

flowId String

flowVersionId String

actFlag String

lastAuthUserCd String

lastExecUserCd String

lastNodeType String

lastProcessNodeId String

lastNodeName String

lastResultStatus String discontinue、approveend、mattercomplete、deny、matterhandleのいずれかが返却されます。
  1. 案件削除でワークフロー自体が削除された場合
キー データ型 補足
locale Object

systemMatterId String

userDataId String

lastResultStatus String
activedeleteが返却されます。
  1. BPM側で終了した場合
キー データ型 補足
systemMatterId String

userDataId String

lastResultStatus String
null値が返却されます。

4.3.9.3. DraftTask(起票タスク)

  • IM-Workflow、IM-FormaDesigner、IM-BISいずれかのフローを起票するタスクです。

4.3.9.3.1. 起票タスクの配置

  1. IM-BPM Designerの画面右側Paletteのintra-martにあるDraftTaskをクリックします。
../../_images/Draft_Task_01.png

  1. エディタ上の起票タスクを定義したい場所をクリックします。
../../_images/Draft_Task_02.png

  1. これで起票タスクが定義されました。
../../_images/Draft_Task_03.png

4.3.9.3.2. 起票タスクの設定

起票タスクのメインコンフィグの設定について解説します。

../../_images/Draft_Task_04.png
項目名 説明
appication(アプリケーション)
起票タスクで利用するアプリケーションを選択します。
選択できるアプリケーションは以下の3つです。
  • IM-Workflow → Forma利用なしのワークフロー
  • IM-FormaDesigner → コンテンツ定義にIM-FormaDesignerを利用したワークフロー
  • IM-BIS → IM-BISのワークフロー
preprocess class(前処理のクラス名)
より詳細な設定を行いたい場合にjavaファイルで設定が行えます。
  • IM-Workflow
    • jp.co.intra_mart.activiti.engine.delegate.ImWorkflowDraftPreprocess
  • IM-FormaDesigner
    • jp.co.intra_mart.activiti.engine.delegate.ImFormaDraftPreprocess
  • IM-BIS
    • jp.co.intra_mart.activiti.engine.delegate.ImBisDraftPreprocess
flow id(フローID)
フローIDを設定します。
User data id(ユーザデータID)
フローに紐づくユニークなkeyを設定します。
mutter no.(案件番号)
案件番号を設定します。
mutter name(案件名)
案件名を設定します。
apply base date(申請基準日)
案件の申請基準日を設定します。
ISO8601のフォーマットで指定します。(例)2017-04-01
指定しなかった場合は現在日が設定されます。
daraft user code(起票者コード)
起票者コードを設定します。
案件のPriority(優先度)
優先度を設定します。
manipulating of matter cancellation
(タスク終了時の起票案件の操作)
タスクが終了した際に、起票案件の処理を継続について選択します。
terminateを選択した場合、タスク終了と同時に起票案件の処理も終了します。
continueを選択した場合、タスクが終了しても起票案件の処理は継続します。
Variable to store matter process result
(案件の処理結果を格納する変数名)
設定された変数名で案件の処理結果の情報が格納されます。
Store matter user data
(案件のユーザデータを格納する)
案件内のユーザデータをBPMのプロセスフローに返却するかどうかを設定します。
IM-Workflowの場合は、案件プロパティが返却されます。
IM-FormaDesignerやIM-BISの場合は、アプリケーションデータが返却されます。
Variable to store matter user data
(案件のユーザデータを格納する変数名)
  • 「案件のユーザデータを格納する」がONで「案件のユーザデータを格納する変数名」に入力が無い場合
    案件内のユーザデータをそのままプロセス変数に格納します。
  • 「案件のユーザデータを格納する」がONで「案件のユーザデータを格納する変数名」に入力がある場合
    案件のユーザデータを格納する変数名に設定された変数名のマップに案件内のユーザデータを格納します。
  • 「案件のユーザデータを格納する」がOFFの場合
    ここで入力された値は扱われません。

コラム

起票タスクの案件のユーザデータを格納するアプリケーションがIM-FormaDesigner/IM-BISの場合、結果変数に返却されるFormaアイテムデータは、ワークフローの申請時に作成されます。
その為、申請処理を行わずに取り下げを行った場合は、Formaアイテムデータは返却されません。
  • ワークフローの終了結果によって「案件の処理結果を格納する変数名」に保存される値が大きく変わります。
  1. 通常に案件が終了した場合
キー データ型 補足
locale Object

processDate String

systemMatterId String

userDataId String

contentsId String

contentsVersionId String

routeId String

routeVersionId String

flowId String

flowVersionId String

actFlag String

lastAuthUserCd String

lastExecUserCd String

lastNodeType String

lastProcessNodeId String

lastNodeName String

lastResultStatus String discontinue、approveend、mattercomplete、deny、matterhandleのいずれかが返却されます。
  1. 案件削除でワークフロー自体が削除された場合
キー データ型 補足
locale Object

systemMatterId String

userDataId String

lastResultStatus String
activedeleteが返却されます。
  1. BPM側で終了した場合
キー データ型 補足
systemMatterId String

userDataId String

lastResultStatus String
null値が返却されます。