4.3.9. intra-mart¶
intra-martで独自拡張したタスクです。ここに配置されているタスクの一部は、intra-martのアプリケーションと連動したタスクを設定することができます。対象となるタスクは、以下の3つです。
- IM-LogicDesigner
- IM-Workflow、IM-FormaDesigner for Accel Platform、IM-BIS for Accel Platform
コラム
上記の各タスクを利用する場合、各アプリケーションの基本知識を習得していることを前提とします。
4.3.9.1. IMLogicDesignerTask(IM-LogicDesignerタスク)¶
IM-LogicDesignerの機能を呼び出すタスクです。IM-LogicDesignerタスクに到達すると、タスク中に設定された情報からIM-LogicDesignerで定義されたロジックフローの処理を行います。IM-LogicDesignerタスクはロジックフローが実行完了になった段階でタスクも終了となり、次のフローエレメントへと遷移します。
4.3.9.1.1. IM-LogicDesignerタスクの配置¶
- IM-BPM Designerの画面右側Paletteのintra-martにあるIMLogicDesignerTaskをクリックします。
![]()
- エディタ上のIM-LogicDesignerタスクを定義したい場所をクリックします。
![]()
- これでIM-LogicDesignerタスクが定義されました。
![]()
4.3.9.1.2. プロパティの設定¶
IM-LogicDesignerタスクのメインコンフィグの設定について解説します。
項目名 | 説明 |
---|---|
Flow id(フローID) | IM-LogicDesignerのロジックフローIDを指定します。 |
Version(バージョン) | ロジックフローのバージョンを指定します。
「最新バージョンの利用」にチェックを入れた状態でバージョンも設定すると、バージョンで設定された情報が優先されます。
バージョンに指定が無く「最新バージョンの利用」もチェックが入っていない場合、デプロイエラーが発生します。
|
Use latest version(最新バージョンの利用) | 最新のバージョンを使用するかの設定です。 |
Input data(入力データ) | ロジックフローに渡す入力値の設定です。
|
Store result variable(結果変数を格納する)
|
ロジックフローの実行結果をプロセスフローに返却するかどうかを設定します。
|
Result variable(結果変数名)
|
|
4.3.9.2. ApplyTask(申請タスク)¶
IM-Workflow、IM-FormaDesigner、IM-BISいずれかのフローを申請するタスクです。
4.3.9.2.1. 申請タスクの配置¶
- IM-BPM Designerの画面右側Paletteのintra-martにあるApplyTaskをクリックします。
![]()
- エディタ上の申請タスクを定義したい場所をクリックします。
![]()
- これで申請タスクが定義されました。
![]()
4.3.9.2.2. 申請タスクの設定¶
申請タスクのメインコンフィグの設定について解説します。
項目名 | 説明 |
---|---|
appication(アプリケーション)
|
申請タスクで利用するアプリケーションを選択します。
選択できるアプリケーションは以下の3つです。
|
preprocess class(前処理のクラス名)
|
より詳細な設定を行いたい場合にjavaファイルで設定が行えます。
利用するアプリケーションによって実装するインタフェースが異なります。
|
flow id(フローID)
|
フローIDを設定します。
|
User data id(ユーザデータID)
|
アプリケーションに紐づくユニークなkeyを設定します。
|
mutter no.(案件番号)
|
案件番号を設定します。
|
mutter name(案件名)
|
案件名を設定します。
|
apply base date(申請基準日)
|
案件の申請基準日を設定します。
ISO8601フォーマットで指定します。(例)2017-04-01
指定しなかった場合は、現在日が設定されます。
|
apply execute user(申請実行者コード)
|
申請実行者のコードを設定します。
|
apply auth user(実行権限者コード)
|
申請権限者のコードを設定します。
|
apply auth company(権限者会社コード)
|
権限会社のコードを設定します。
|
apply organization set(権限者組織セットコード)
|
権限者組織のセットコードを設定します。
|
apply organization(権限者組織コード)
|
権限者組織のコードを設定します。
|
Priority(優先度)
|
案件の優先度を設定します。
|
process comment(起票コメント)
|
起票コメントを設定します。
|
manipulating of matter cancellation
(タスク終了時の起票案件の操作)
|
タスクが終了した際に、起票案件の処理を継続について選択します。
terminateを選択した場合、タスク終了と同時に起票案件の処理も終了します。
continueを選択した場合、タスクが終了しても起票案件の処理は継続します。
|
inherit variables(参照可能な変数を継承する)
|
呼び出し元プロセスの変数を申請時に入力データとしてすべて引き継ぐかを選択します。
|
Input data(入力データ)
|
申請時にフローに渡す入力データを定義します。
|
Variable to store matter process result
(案件の処理結果を格納する変数名)
|
設定された変数名で案件の処理結果の情報が格納されます。
|
Store matter user data
(案件のユーザデータを格納する)
|
案件内のユーザデータをBPMのプロセスフローに返却するかどうかを設定します。
IM-Workflowの場合は、案件プロパティが返却されます。
IM-FormaDesignerやIM-BISの場合は、アプリケーションデータが返却されます。
|
Variable to store matter user data
(案件のユーザデータを格納する変数名)
|
|
- ワークフローの終了結果によって「案件の処理結果を格納する変数名」に保存される値が大きく変わります。
- 通常に案件が終了した場合
キー | データ型 | 補足 |
---|---|---|
locale | Object | |
processDate | String | |
systemMatterId | String | |
userDataId | String | |
contentsId | String | |
contentsVersionId | String | |
routeId | String | |
routeVersionId | String | |
flowId | String | |
flowVersionId | String | |
actFlag | String | |
lastAuthUserCd | String | |
lastExecUserCd | String | |
lastNodeType | String | |
lastProcessNodeId | String | |
lastNodeName | String | |
lastResultStatus | String | discontinue、approveend、mattercomplete、deny、matterhandleのいずれかが返却されます。 |
- 案件削除でワークフロー自体が削除された場合
キー | データ型 | 補足 |
---|---|---|
locale | Object | |
systemMatterId | String | |
userDataId | String | |
lastResultStatus | String | activedeleteが返却されます。
|
- BPM側で終了した場合
キー | データ型 | 補足 |
---|---|---|
systemMatterId | String | |
userDataId | String | |
lastResultStatus | String | null値が返却されます。
|
4.3.9.3. DraftTask(起票タスク)¶
- IM-Workflow、IM-FormaDesigner、IM-BISいずれかのフローを起票するタスクです。
4.3.9.3.1. 起票タスクの配置¶
- IM-BPM Designerの画面右側Paletteのintra-martにあるDraftTaskをクリックします。
![]()
- エディタ上の起票タスクを定義したい場所をクリックします。
![]()
- これで起票タスクが定義されました。
![]()
4.3.9.3.2. 起票タスクの設定¶
起票タスクのメインコンフィグの設定について解説します。
項目名 | 説明 |
---|---|
appication(アプリケーション)
|
起票タスクで利用するアプリケーションを選択します。
選択できるアプリケーションは以下の3つです。
|
preprocess class(前処理のクラス名)
|
より詳細な設定を行いたい場合にjavaファイルで設定が行えます。
|
flow id(フローID)
|
フローIDを設定します。
|
User data id(ユーザデータID)
|
フローに紐づくユニークなkeyを設定します。
|
mutter no.(案件番号)
|
案件番号を設定します。
|
mutter name(案件名)
|
案件名を設定します。
|
apply base date(申請基準日)
|
案件の申請基準日を設定します。
ISO8601のフォーマットで指定します。(例)2017-04-01
指定しなかった場合は現在日が設定されます。
|
daraft user code(起票者コード)
|
起票者コードを設定します。
|
案件のPriority(優先度)
|
優先度を設定します。
|
manipulating of matter cancellation
(タスク終了時の起票案件の操作)
|
タスクが終了した際に、起票案件の処理を継続について選択します。
terminateを選択した場合、タスク終了と同時に起票案件の処理も終了します。
continueを選択した場合、タスクが終了しても起票案件の処理は継続します。
|
Variable to store matter process result
(案件の処理結果を格納する変数名)
|
設定された変数名で案件の処理結果の情報が格納されます。
|
Store matter user data
(案件のユーザデータを格納する)
|
案件内のユーザデータをBPMのプロセスフローに返却するかどうかを設定します。
IM-Workflowの場合は、案件プロパティが返却されます。
IM-FormaDesignerやIM-BISの場合は、アプリケーションデータが返却されます。
|
Variable to store matter user data
(案件のユーザデータを格納する変数名)
|
|
コラム
起票タスクの案件のユーザデータを格納するアプリケーションがIM-FormaDesigner/IM-BISの場合、結果変数に返却されるFormaアイテムデータは、ワークフローの申請時に作成されます。
その為、申請処理を行わずに取り下げを行った場合は、Formaアイテムデータは返却されません。
- ワークフローの終了結果によって「案件の処理結果を格納する変数名」に保存される値が大きく変わります。
- 通常に案件が終了した場合
キー | データ型 | 補足 |
---|---|---|
locale | Object | |
processDate | String | |
systemMatterId | String | |
userDataId | String | |
contentsId | String | |
contentsVersionId | String | |
routeId | String | |
routeVersionId | String | |
flowId | String | |
flowVersionId | String | |
actFlag | String | |
lastAuthUserCd | String | |
lastExecUserCd | String | |
lastNodeType | String | |
lastProcessNodeId | String | |
lastNodeName | String | |
lastResultStatus | String | discontinue、approveend、mattercomplete、deny、matterhandleのいずれかが返却されます。 |
- 案件削除でワークフロー自体が削除された場合
キー | データ型 | 補足 |
---|---|---|
locale | Object | |
systemMatterId | String | |
userDataId | String | |
lastResultStatus | String | activedeleteが返却されます。
|
- BPM側で終了した場合
キー | データ型 | 補足 |
systemMatterId | String | |
userDataId | String | |
lastResultStatus | String | null値が返却されます。
|