6.5. 勤務データ削除

本項では、ジョブを利用した勤務データの削除方法を説明します。

6.5.1. 概要

勤務データ削除では、過去の勤務データを削除し、勤務表PDFとして出力します。
運用後、しばらく経つと勤務データの肥大化し、各画面や各処理のレスポンスが悪化します。
各画面や各処理のレスポンス改善のため、定期的な実行を推奨します。

6.5.2. ジョブネットの設定

ジョブネットの設定を行います。
  1. 「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。
  2. ジョブネット一覧(画面左部)の「勤務データ削除」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_013.png
  3. 「編集」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_023.png
  4. 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。
    ../../../_images/jobnet_033.png

    コラム

    設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。
    トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    コラム

    複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。
    ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。

    ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。

    ジョブID

    ジョブ名(ジョブ選択時のツリー)

    kaiden-job-labor-delete-oldData

    Kaiden! / 勤務管理 / 勤務データ削除

  5. 編集後、「更新」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_043.png
  6. 確認ポップアップの「決定」をクリックします。
    ../../../_images/jobnet_053.png
  7. ジョブネットが設定されました。
    ../../../_images/jobnet_063.png

6.5.3. ファイル取得

勤務表PDFを次のエクスポート先から取得します。
  • エクスポート先
    ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。
    以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。

    ディレクトリ

    kaiden/会社コード/export/workreport_archive/ユーザコード

    ファイル名

    WorkReport_ユーザコード_締め期間開始日_ロケール.pdf


    会社単位で仕訳エクスポートが行われますので、ダウンロード先のディレクトリは各会社単位となります。
    ファイル名には実行日付(「yyyyMMddHH24mmssfff」形式)が付与されます。

    コラム

    エクスポートファイルをダウンロード方法は、次のドキュメントを参照してください。

6.5.4. 実行パラメータ

設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値
会社コード
company_cd
勤務データを削除する会社の会社コードを設定します。
(省略時:登録済みの全会社の勤務データを対象とします。)
削除モード
delete_period_mode
削除モードを設定します。
(省略時:1)
  • 1 : 期間指定
  • 2 : 日付指定
削除対象判定期間
/削除対象判定日付
delete_period_value
削除対象を判定する期間、または日付を設定します。
(省略時:60)
  • 期間指定時: 月数を設定します。
  • 日付指定時: 日付(yyyy/MM/dd)を設定します。
勤務表PDF出力先
output_report_dir
勤務表PDFの出力先を指定します。
(省略時: kaiden/{COMPANY_CD}/export/workreport_archive/{USER_CD})
既存ファイル操作
file_operation
同名のファイルが存在する場合の操作を設定します。
(省略時:2)
  • 1 : エラーを出力する
  • 2 : 上書き保存する
出力対象ロケール
target_locale
勤務表PDFの出力対象ロケールIDを設定します。
(省略時:利用する全てのロケール分のPDFを出力します。)
正常終了時の
ファイル出力有無
normal_log
正常終了時の処理結果ファイル出力有無を設定します。
(省略時:false)
  • true : 出力する
  • false : 出力しない
{COMPANY_CD}:会社コード
{USER_CD}:ユーザコード

  • 削除対象の勤務データ
    勤務データ削除で削除対象となる勤務データは次の通りです。
    但し、現在日付の1か月前の締め期間となる勤務データの削除は行いません。
    1. 削除モード(delete_period_mode)を期間指定(1)に設定した場合
      現在日付から削除対象判定期間に設定した月数分前の日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の勤務データを削除します。
      削除対象判定期間を設定しない場合は、現在日付から60か月前の日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の勤務データを削除します。

      コラム

      例①
      削除モード:1、削除対象判定期間:12、現在日付:2015/03/25 の場合
      • 締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ
        2014/02/28以前の勤務データ を削除します。
      • 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ
        2014/03/20以前の勤務データ を削除します。

      コラム

      例②
      削除モード:1、削除対象判定期間:1、現在日付:2015/03/25 の場合
      • 締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ
        2015/01/31以前の勤務データ を削除します。
      • 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ
        2015/02/20以前の勤務データ を削除します。
    2. 削除モード(delete_period_mode)を日付指定(2)に設定した場合
      削除対象判定日付に設定した日付より、締め期間の終了日が過去となる締め期間の勤務データを削除します。
      削除対象判定日付を設定しない場合は、ジョブ実行時にエラーが発生します。
      (設定値が60と判定され、日付形式ではないため、エラーが発生します。)

      コラム

      例③
      削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2014/03/25、現在日付:2015/03/25 の場合
      • 締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ
        2014/02/28以前の勤務データ を削除します。
      • 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ
        2014/03/20以前の勤務データ を削除します。

      コラム

      例④
      削除モード:2、削除対象判定期間/日付:2015/03/25、現在日付:2015/03/25 の場合
      • 締め期間がyyyy/MM/01~yyyy/MM/末日の勤務データ
        2015/01/31以前の勤務データ を削除します。
      • 締め期間がyyyy/MM/21~yyyy/MM/20の勤務データ
        2015/02/20以前の勤務データ を削除します。