IM-PDFDesigner for Accel Platform プログラミングガイド 第24版 2025-04-01

6.1.3.1.1.1. 帳票レイアウトファイルの作成

クライアント版帳票デザインツール IODOC を使用し、PDFファイルの雛形を作成する作業です。

本項目では、未完成の帳票レイアウト作成用ファイルに識別子を設定後、帳票レイアウトファイルを作成します。

識別子とは、帳票レイアウトファイル上に、文字列や画像などのデータを埋め込むための項目です。

PDFファイル作成時、識別子とデータを紐づけることで、帳票レイアウトファイル上に設定した識別子にデータが埋め込まれます。

未完成の帳票レイアウト作成用ファイル< layout/somu_tatekae.dlf >で、識別子が未設定の項目は、次の通りです。

  • ユーザーID
  • 氏名
  • 支払金額
  • 支払先

コラム

クライアント版帳票デザインツール IODOC の詳しい使用方法については、「 クライアント版帳票デザインツール IODOC 」を参照してください。

6.1.3.1.1.1.1. 帳票レイアウト作成用ファイルを開く

  1. クライアント版帳票デザインツール IOWebDOC をインストールしているPCに< layout/somu_tatekae.dlf >をコピーします。

  2. コピーした< somu_tatekae.dlf >をダブルクリックします。

    クライアント版帳票デザインツール IODOC が起動し、ファイルが開きます。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_open_1.png

コラム

上記の手順以外に、次の手順でもファイルを開くことが可能です。

  1. 「スタート」-「 YSS IOWebDOC 」-「 IODOC 」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_open_2.png
  2. 起動した クライアント版帳票デザインツール IODOC のメニューバーから「ファイル」-「開く」を選択し、< somu_tatekae.dlf >を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_open_3.png

    選択したファイルが開きます。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_open_4.png

6.1.3.1.1.1.2. 識別子を追加する

  1. メニューバーから「新規図形」-「識別子」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_add_1.png
  2. マウスカーソルに表示される四角いボックスを、レイアウト内の項目「ユーザーID」の横に合わせ、クリックします。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_add_2.png

    クリックした箇所に識別子が追加されます。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_add_3.png

6.1.3.1.1.1.3. 識別子を編集する

  1. メニューバーから「操作」-「属性変更」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_edit_1.png
  2. 追加した識別子をクリックします。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_edit_2.png
  3. 「属性設定」画面の「文字共通属性」タブを開き、次の値を設定します。

    項目
    文字サイズ 10
    フォント - デフォルト ゴシック
    ../../../../_images/iodoc_create_layout_edit_3.png
  4. 「識別子/書式」タブを開き、次の値を設定し、「OK」をクリックします。

    項目
    識別子 user_id
    書式 X(20)
    ../../../../_images/iodoc_create_layout_edit_4.png

    文字サイズ、および、フォントの設定が画面上に反映されます。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_edit_5.png

6.1.3.1.1.1.4. 識別子の位置を調整する

  1. メニューバーから「操作」-「選択」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_adjust_1.png
  2. レイアウト内の項目「記入日」の識別子と、「ユーザーID」の識別子をクリックします。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_adjust_2.png
  3. 「記入日」の識別子の位置に合わせるように、メニューバーから「選択図形」-「左端揃え」、または、「右端揃え」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_adjust_3.png

    コラム

    「ユーザーID」の識別子が、「記入日」の識別子より左側に配置されている場合は「右端揃え」、右側に配置されている場合は「左端揃え」を選択します。

    「ユーザーID」の識別子が、「記入日」の識別子の位置と同じ位置に移動します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_adjust_4.png
  4. 「ユーザーID」の識別子を右クリックし、右クリックメニューから「配置等」-「上下の線の中心へ」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_adjust_5.png

    「ユーザーID」の識別子が、上下の線の中心に移動します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_adjust_6.png

6.1.3.1.1.1.5. 残りの識別子を全て設定する

上記の手順、および、< layout/somu_tatekae_sample.dlf >を参考に、次の識別子を全て設定します。

項目 識別子名 書式
氏名 user_name X(20)
支払金額 payment \\\,\\9
支払先 payee X(20)

6.1.3.1.1.1.6. 名前を付けて保存する

  1. メニューバーから「ファイル」-「上書き保存」を選択します。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_save_1.png

    コラム

    Ctrl + S でも保存可能です。

  2. 「ファイル編集確認」画面の「ファイル形式」を必要に応じて変更し、「はい」をクリックします。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_save_2.png

    注意

    次の全ての条件に該当する場合は、IODファイルの形式を「V4.9形式」に変更してください。

    • intra-mart Accel Platform を Linux で構築している
    • 連携エンジン IOWebDOC 1.x を使用しPDFファイルを作成する

    < somu_tatekae.dlf >は上書き保存され、同じ階層に< somu_tatekae.iod >が出力されます。

    ../../../../_images/iodoc_create_layout_save_3.png

6.1.3.1.1.1.7. 作成した帳票レイアウトファイルを設置する

  1. < %PUBLIC_STORAGE_PATH% /pdfd/tutorial/basic >ディレクトリを作成します。
  2. < somu_tatekae.iod >を< %PUBLIC_STORAGE_PATH% /pdfd/tutorial/basic >配下に設置します。