IM-PDFCoordinator for Accel Platform セットアップガイド 第21版 2025-04-01

フォント埋め込み設定

フォントの埋め込みは、次のテキスト(オブジェクト)の追記処理にて行います。

  • ウォーターマーク
  • テキスト
  • IODファイル(固定文字列)
  • ページ番号

Windows でのフォント埋め込み設定のデフォルトは「無効」、 Linux は「有効」です。

テキストの追記処理を行う場合は、設定を「有効」にしてください。

埋め込み可能なフォントは、次の通りです。

  • Windows

    OSに登録されている全てのフォントを埋め込むことが可能です。

  • Linux

    < %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に設定されているフォントを埋め込むことが可能です。

    上記設定ファイルには、デフォルトとして IPAフォント が設定されています。

    デフォルトのIPAゴシックは、数字の「0(ゼロ)」に斜線が入っているデザインとなっています。

    斜線が入っていない旧版のIPAゴシックを使用したい場合は、「 IPAフォント の切替方法 」を参照してください。

    また、 IPAフォント 以外のフォントを使用したい場合は、「 フォントの登録 」を参照してください。

フォント埋め込みの変更

フォント埋め込み設定の変更手順を示します。

注意

フォント埋め込み設定を変更しない場合、手順は不要です。

  1. テキストエディタで、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/makeup.txt >を開きます。

  2. 次のように< fontembed >の値を設定し、上書き保存します。

    fontembed=1

    設定可能な値は、次の通りです。省略時は「0」となります。

    説明
    0 フォント埋め込みをしません。
    1 フォント埋め込み可能なフォントを全て埋め込みます。

フォント埋め込みの確認

フォント埋め込みの確認手順を示します。

注意

フォント埋め込みを行わない場合、手順は不要です。

  1. フォントを埋め込んだPDFファイルを Adobe Acrobat Reader で開き、「ファイル」-「プロパティ」をクリックします。

    ../../../_images/fontembed_1.png
  2. 「文書のプロパティ」画面が表示されるので、「フォント」タブをクリックします。

    フォントが正しく埋め込まれている場合、フォント名の右側に「埋め込みサブセット」と記載されています。

    ../../../_images/fontembed_2.png

    コラム

    正しく埋め込まれていない場合、フォント名の右側に「埋め込みサブセット」の記載がありません。

    ../../../_images/fontembed_3.png
  3. 「英数字/日本語」以外も含め全ての文字が正しく表示されているかを確認します。