14.2. フォント設定¶

14.2.1. フォントの登録¶

IPAフォント以外のフォントを使用する場合の、フォントの登録手順を示します。

ターミナルを起動し、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts >へ移動します。

< %PDFMAKEUP_HOME% >を< /usr/local/pmu >として説明します。
```
$ cd /usr/local/pmu/etc/fonts
```
フォントファイルを< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/ >にコピーします。
```
$ cp /tmp/xxxx.ttf /usr/local/pmu/etc/fonts/xxx.ttf
```
次のコマンドを実行します。
```
$ ./mkpfont.sh
```
< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に、追加されたフォントファイルの記載があることを確認します。
動作確認を実施し、出力した帳票に差し替えたフォントが適用されていることを確認します。

注意

< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に登録したフォントのみ使用可能です。

登録外のフォントは、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/prop/jp.sjis/locale.prop >の設定に従い置換します。

注意

コマンド引数の文字列、コマンド引数で指定するファイルの文字コードは UTF-8 にしてください。

また、出力されるログファイルは全て UTF-8 です。

注意

< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/prop/jp.sjis/locale.prop >の< wfonthz >に設定されたフォントは、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >へ登録してください。

登録していない場合、エラーが発生します。

コラム

デフォルトのIPAゴシックでは、誤読しやすい文字との判別をしやすくするため、数字の「0(ゼロ)」に斜線が入ったデザインを使用しています。

数字の「0(ゼロ)」に斜線が入っていないデザインのフォントを使用する場合は、「 IPAフォントの切替方法 」を参照しフォントを変更してください。

IM-PDFCoordinator for Accel Platform Linux 版でのデフォルトのフォントは、 IPAフォントです。

デフォルトのIPAゴシックでは、数字の「0(ゼロ)」に斜線が入っています。

斜線が入っていない旧版のIPAゴシックへの切替手順について示します。

ターミナルを起動し、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts >へ移動します。

< %PDFMAKEUP_HOME% >を< /usr/local/pmu >として説明します。
```
$ cd /usr/local/pmu/etc/fonts
```
既存のIPAゴシックのフォントファイル< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/ipag.ttf >を削除します。
```
$ rm /usr/local/pmu/etc/fonts/ipag.ttf
```
旧版のIPAゴシックのフォントファイル< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/ipag_old/ipag.otf >を、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts >にコピーします。
```
$ cp /usr/local/pmu/etc/fonts/ipag_old/ipag.otf /usr/local/pmu/etc/fonts/ipag.otf
```
次のコマンドを実行します。
```
$ ./mkpfont.sh
```
< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に、旧版のIPAゴシックのフォントファイル< ipag.otf >の記載があることを確認します。
動作確認を実施し、出力した帳票に差し替えたフォントが適用されていることを確認します。

コラム

上記、差し替えた旧版のフォントファイルを差し戻す場合の手順は、次の通りです。

ターミナルを起動し、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts >へ移動します。

< %PDFMAKEUP_HOME% >を< /usr/local/pmu >として説明します。
```
$ cd /usr/local/pmu/etc/fonts
```
旧版のIPAゴシックのフォントファイル< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/ipag.otf >を削除します。
```
$ rm /usr/local/pmu/etc/fonts/ipag.otf
```
新版のIPAゴシックのフォントファイル< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/ipag_new/ipag.ttf >を、< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts >にコピーします。
```
$ cp /usr/local/pmu/etc/fonts/ipag_new/ipag.ttf /usr/local/pmu/etc/fonts/ipag.ttf
```
次のコマンドを実行します。
```
$ ./mkpfont.sh
```
< %PDFMAKEUP_HOME% /etc/fonts/pfont.txt >に、新版のIPAゴシックのフォントファイル< ipag.ttf >の記載があることを確認します。
動作確認を実施し、出力した帳票に差し替えたフォントが適用されていることを確認します。