7.3. HTML→PDF変換¶
7.3.1. Linux 環境では、サーバに Xvfb をインストールする必要があります¶
Linux 環境では、 連携エンジン HTMLtoPDF をインストールしているサーバに Xvfb をインストールする必要があります。
また、GNOMEをインストールしてGUI環境を構築するなど、対象サーバにGUI環境/デスクトップマネージャーをインストールすると、本機能が動作しません。
GUI環境をインストールせずに、CUI環境で Xvfb をインストールしてください。
7.3.2. wkhtmltopdf との互換性はありません¶
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform は、 wkhtmltopdf との互換性がありません。
wkhtmltopdf を導入している環境で、 IM-PDFAutoConverter for Accel Platform に置き換える場合、プログラムやPDF変換の仕組みを変更するなどの対応が発生します。
wkhtmltopdf の環境から移行する場合は、必ず事前に体験版を評価してから採用してください。
7.3.3. HTML→PDF変換 は intra-mart Accel Platform の画面にのみ対応しています¶
HTML→PDF変換 は、 intra-mart Accel Platform の画面(HTML)にのみ対応しています。
また、テーマの違いなどによって、ユーザごとにレイアウトが異なる画面が出力される場合があります。
7.3.4. 変換対象画面のURLのコンテキストルートは、ログイン時のURLのコンテキストルートと合わせてください¶
HTML→PDF変換 で指定する変換対象画面のURLのコンテキストルートは、 intra-mart Accel Platform 環境へログインした際の、URLのコンテキストルートと合わせてください。
- 例:
- ログイン時のURL:< http://imartserver:8080/imart/login >
- 変換対象画面のURL:< http://imartserver:8080/imart/sample >
コンテキストルートが一致していない場合は、エラーが発生します。
7.3.5. HTML→PDF変換 の実行方法には制限があります¶
HTML→PDF変換 を IM-Workflow のユーザプログラムで実行する場合、セッション情報、および、案件情報が必要です。
- 承認ノード、または、動的承認ノードのアクション処理
- 分岐終了処理
上記処理以外では、次の手順でないとPDF変換ができません。
前ノードのアクション処理等
セッション情報を取得し、案件プロパティ等で保持する
当該処理
セッション情報と案件情報を指定し、ジョブを実行する
ジョブ
セッション情報と案件情報をもとに、 HTML→PDF変換 処理を実行する
上記手順に沿ったチュートリアルについては、「 IM-PDFAutoConverter for Accel Platform プログラミングガイド 」-「 HTML→PDF変換 」-「 非同期処理 」を参照してください。
7.3.6. リッチテキストは、途中で切れた状態で表示される可能性があります¶
リッチテキストが含まれるWebページをPDF変換した場合、文字・文章がページ内/フィールド内に収まり切らず、途中で切れて最後まで表示されない可能性があります。
7.3.7. 改行/改ページは、画面上とPDF変換後のレイアウトに差異が出る可能性があります¶
改行/改ページが含まれるWebページをPDF変換した場合、想定していない余白ができる/ページ数が多くなるなど、 intra-mart Accel Platform の画面上とPDF変換後のレイアウトに差異が出る可能性があります。
7.3.8. Linux 環境では、画面上とPDF変換後のフォントが異なる可能性が高いです¶
連携エンジン HTMLtoPDF をインストールしているサーバが Linux 環境の場合、 intra-mart Accel Platform の画面上のフォントとPDF変換後のフォントが異なる可能性が高く、見た目の印象が変わってしまうおそれがあります。
7.3.9. PDF変換が完了するまで、ユーザの待ち時間が数秒程度発生します¶
PDF変換時に、Webページを読み込む時間が1~2秒ほど掛かります。
その後、PDF変換が完了するまで数秒ほど、ユーザの待ち時間が発生します。