10.1. 開発者向け機能の概要¶
本章では、IM-Copilot を利用した開発者向け機能の概要について説明します。
10.1.1. 開発フレームワーク別 対応機能一覧¶
IM-Copilot は、各開発フレームワークで以下の機能を提供しています:
機能 | JavaEE開発モデル | スクリプト開発モデル | IM-LogicDesigner |
---|---|---|---|
チャット(ツール呼び出しを含まない) | ○ | ○ | ○ |
チャット(ツール呼び出しを含む) | ○ | ○ | × |
埋め込み | ○ | ○ | ○ |
画像生成 | ○ | ○ | ○ |
音声認識 | ○ | ○ | ○ |
音声生成 | ○ | ○ | ○ |
ベクトルデータベース操作 | ○ | × | ○ |
10.1.2. 利用シーン¶
各フレームワークの特長を生かして、生成AIを柔軟に活用できます。
- IM-LogicDesigner:ローコード開発環境で生成AIを活用
- スクリプト開発モデル:JavaScriptを用いて手軽に生成AIを利用
- JavaEE開発モデル:豊富なAPIとの連携により、既存エンタープライズシステムとの統合や拡張が容易
異なる生成AIサービスの違いを意識することなく、統一されたインタフェースでの開発が可能です。
10.1.3. 基本的な開発プロセス¶
1. 要件定義:
生成AIを活用したい業務プロセスを明確にします。目的や期待される成果を整理し、AI導入の意義を明確化します。
2. 開発方式の選定:
以下の方式から、業務要件や技術スタックに適したものを選択します:
・ IM-LogicDesigner
・ スクリプト開発モデル
・ JavaEE開発モデル
3. 実装:
本ガイドのサンプルコードやAPIリファレンスを参考に、選定した方式に基づいて実装を行います。
4. テスト:
生成AIの応答内容を確認し、必要に応じてプロンプト(AIへの指示文)を調整します。品質や一貫性の確保が重要です。
5. デプロイ:
完成したアプリケーションを intra-mart Accel Platform上に展開し、運用環境での利用を開始します。