10.9. IOCELA (連票形式)の出力カスタマイズ¶
IOCELA (連票形式)には、設定ファイルで出力を制御する方法があります。
10.9.1. 影響範囲¶
帳票エンジンの設定ファイルに記載しますので、設定はサーバ全体に影響します。
コラム
作成済みのPDFファイルは影響をうけません。
コラム
設定はサーバ単位で有効になります。帳票毎に設定を切り替えることはできません。
10.9.2. カスタマイズ手順¶
- テキストファイルを開き、INIファイル形式で「 カスタマイズ項目 」を記述します。
- テキストファイルを< cela.txt >として、< %IODOC%/etc/ >に保存します。
以上で設定は完了です。
10.9.2.1. カスタマイズ項目¶
No. | 項目 | 概要 |
---|---|---|
1 | font | 半角、全角、半角カタカナ用の全てのフォントを、 指定したフォントに変更します。 |
2 | font1 | 半角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。 |
3 | font2 | 全角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。 |
4 | font3 | 半角カタカナ用のフォントを、 指定したフォントに変更します。 |
5 | mode | 空白行の出力を制限します。 |
6 | nofootspace | フッタ部の前の間隔を制御します。 |
7 | noheadspace | ヘッダ部の後ろの間隔を制御します。 |
8 | pattern | 網掛けパターンを塗りつぶし色パターンに変換して出力します。 |
9 | V4821compat | パターンの出力方法を設定します。 |
10.9.2.2. カスタマイズ項目詳細¶
No.1 半角、全角、半角カタカナ用の全てのフォントを、 指定したフォントに変更します。
No.2 半角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。
No.3 全角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。
No.4 半角カタカナ用のフォントを、 指定したフォントに変更します。
指定例
font=フォント名 font1=フォント名 font2=フォント名 font3=フォント名
No.5 空白行の出力を制御します。”=”(イコール)の後ろに、次のうちのいずれかを指定します。
指定例
mode=old 空白行を出力します。 mode=fix 空白行を出力しません。かつ、フッタ位置固定。 mode=var 空白行を出力しません。かつ、フッタ位置可変。 ※デフォルトは、old です。
No.6 フッタ部の前の間隔を制御します。”=”(イコール)の後ろに、次のうちのいずれかを指定します。
指定例
nofootspace=y フッタのスペースを空けない。 nofootspace=n フッタのスペースを空ける。 ※デフォルトは、n です。
No.7 ヘッダ部の後ろの間隔を制御します。”=”(イコール)の後ろに、次のうちのいずれかを指定します。
指定例
noheadspace=y フッタのスペースを空けない。 noheadspace=n フッタのスペースを空ける。 ※デフォルトは、n です。
No.8 レイアウトファイルで指定できるパターン(1~9)に対してRGBを10進数(0~255)で指定します。
指定例
pattern={ 1=c 255 0 0 2=c 0 255 0 3=c 0 0 255 4=c 0 255 255 5=c 255 0 255 6=c 255 255 0 7=c 128 255 255 8=c 255 128 255 9=c 255 255 128 } ※必ずc を指定してください。
No.9 V4.8.2.1 までは、項目のパターン(網掛け)指定の出力時に罫線が出力される問題がありました。
V4.8.2.2 で上記問題は修正されましたが、古いレイアウトを使用した場合に、罫線が消えてしまう問題が発生する場合があります。
パターンの出力方法について、V4.8.2.1 以前の方法、または、V4.8.2.2 以降の方法を設定します。
“=”(イコール)の後ろに、次のうちのいずれかを指定します。
指定例
V4821compat=y IOWebDOC V4.8.2.1 以前と同じ方法で、パターンを出力します。 V4821compat=n IOWebDOC V4.8.2.2 以降の新しい方法で、パターンを出力します。 ※デフォルトは、n です。
10.9.2.3. 設定ファイル例< cela.txt >¶
設定ファイルのサンプルは、次の通りです。
#
# IOCELA runtime mode
#
#default:
# mode=old
# noheadspace=0
# nofootspace=0
# V4821compat=n
# font=
# font1=
# font2=
# font3=
#
#############################################################################
# old:OldVersion, fix:FooterFixation, var:FooterVariable
#mode=old
#mode=fix
mode=var
#############################################################################
# Between header block and data block
# y=no space
noheadspace=y
#############################################################################
# Between header block and data block
# y=no space
nofootspace=y
#############################################################################
#Since IODOC V4.8.2.2/IOWebDOC V1.8.2.2
#Pattern frame control(Pattern and no frame support)
# y=Mode is older than V4.8.2.2
V4821compat=n
#############################################################################
#Since IODOC V4.8.4/IOWebDOC V1.8.4
#Font control
#font=MS 明朝
font1=Courier New
#font2=MS 明朝
#font3=MS 明朝
#############################################################################
#Since IODOC V4.9.1.2/IOWebDOC V1.9.1.2
#############################################################################
pattern={
1=c 255 0 0
2=c 0 255 0
3=c 0 0 255
4=c 0 255 255
5=c 255 0 255
6=c 255 255 0
7=c 128 255 255
8=c 255 128 255
9=c 255 255 128
}