4.11. 業務テンプレート¶
業務テンプレートとはAccel Studioで提供するアプリケーションの雛型となる情報を内包する定義情報です。 業務テンプレートを利用してアプリケーションを構成するロジックや画面などを自動で生成できます。
4.11.1. 業務テンプレートの種類¶
- Accel Studio標準のテンプレート
- 製品標準、サービスまたは追加モジュールで提供するテンプレートです。
- Accel Studio標準のテンプレートに関する詳しい情報は 「Accel Studio テンプレートカタログ」 を参照してください。
- ユーザが作成したテンプレート
- ユーザがAccel Studioアプリケーションを元に作成したテンプレートです。
- この章では、ユーザが作成したテンプレートに関する内容について説明します。
4.11.2. ユーザが作成したテンプレートが扱う情報¶
ユーザが作成したテンプレートが扱う情報は以下の通りです。
テンプレートID
- テンプレートを一意に識別するためのIDです。
テンプレート名
- テンプレートの名前です。
テンプレートデータ
- アプリケーションを構成するロジックや画面などの雛型となる情報です。この情報を修正、削除することはできません。
説明
- テンプレートの内容に関する説明です。
ソート番号
- テンプレートを表示する際のソート番号です。テンプレート一覧画面でソート番号が昇順となるように表示されます。
4.11.3. ユーザが作成したテンプレートの操作¶
- 作成
- テンプレート作成機能を利用して作成可能です。
- アプリケーションを元に業務テンプレートを作成できます。
- 更新
- 業務テンプレート一覧画面からテンプレートを更新できます。
- テンプレート名、説明、ソート番号の更新が可能です。
- 削除
- 業務テンプレート一覧画面からテンプレートを削除できます。
- テンプレートを削除しても、削除するテンプレートから作成したアプリケーションは削除されません。
- テンプレートを削除しても、元となるアプリケーションは削除されません。
コラム
アプリケーションに紐づいているリソースのバージョン情報は全てテンプレート化されます。
不要なバージョン情報はテンプレート作成前に削除してください。
注意
Accel Studio標準のテンプレートを修正、削除することはできません。
4.11.4. テンプレート化対象定義一覧¶
テンプレートを作成する際、アプリケーション内の定義情報はテンプレートデータとして登録されます。
アプリケーション作成時に、IDと各定義の参照情報は新しいIDに置換され、新しい定義として作成されます。
モジュール名 定義 対象 紐付いている定義 対象 IM-BloomMaker コンテンツ定義 ID 画面 IM-LogicDesigner フロー定義 フロールーティング〇にリクエストを送信する ViewCreator ルーティング定義 ルーティング〇にリクエストを送信する ルーティング定義 ID URL コンテンツ IM-BloomMaker コンテンツ定義 IM-LogicDesigner フロー定義 ID フロー IM-LogicDesigner フロー定義 フロー呼び出し IM-LogicDesigner フロー定義 ユーザ定義タスク IM-Repository エンティティ定義 エンティティ操作タスク ユーティリティ 採番定義 採番取得、採番リセット ルーティング定義 ID ルーティング(URL) 認可URI 対象フロー IM-LogicDesigner フロー定義 トリガ定義 ID 対象フロー IM-LogicDesigner フロー定義 ユーザ定義タスク ID ViewCreator データ参照 データ参照コード 対象クエリ ViewCreator クエリ クエリ クエリコード ルーティング定義 ルーティングID ルーティングURI 対象クエリ ViewCreator クエリ 認可URI IM-Workflow ワークフロー定義 ID コンテンツID ルートID フローID フロー設定・画面 IM-BloomMaker ルーティング定義 画面コンテンツ/URLを利用 フロー設定・処理 IM-LogicDesigner フロー定義 ロジックフローを利用 フロー設定・画面 IM-BloomMaker ルーティング定義 画面コンテンツ/URLを利用 ノード情報・処理 IM-LogicDesigner フロー定義 アクション処理 IM-Workflow ルート定義 テンプレート置換ノード IM-Workflow ルール定義 条件分岐 案件プロパティ定義 キー ルール定義 ID 条件値 IM-Workflow 案件プロパティ定義 メッセージ定義 ID フロー定義 IM-LogicDesigner フロー定義 配信メディア: LogicDesigner IM-Repository エンティティ ID エンティティ項目 IM-Repository 辞書項目 エンティティ関連 IM-Repository エンティティ テーブル名 参照項目設定 IM-Repository 辞書項目 他のエンティティを参照先とする場合 IM-Repository エンティティ 他のエンティティを参照先とする場合 検索条件 IM-Repository エンティティ 辞書項目 ID エイリアス IM-Repository 辞書項目 列挙型 IM-Repository 辞書項目 列挙型 ID ユーティリティ 採番定義 ID
4.11.5. テンプレートに含まれる定義情報¶
テンプレート作成時に、元となるアプリケーション内の定義情報は、以下のどちらかを選択してテンプレートに取り込まれます。
※ ここで記述している「定義情報」とは、アプリケーションに紐づくリソース(例: IM-LogicDesigner フロー定義)と、リソースに内包される定義情報(例: IM-LogicDesigner ユーザ定義)を指します。
詳しい内容は、「リソース情報詳細」を参照してください。
アプリケーション作成時に定義情報を複製する
- 定義情報が、アプリケーション作成の度に複製されるようにしてテンプレートに含めます。テンプレート作成画面において、「複製」のチェックをつけたままにしてください。
アプリケーション作成時に定義情報を複製せず、「共通定義」とする
- 元となるアプリケーションの定義情報をそのままテンプレートに取り込みます。アプリケーション作成時にIDの置換などは行われません。複数のアプリケーションを跨って定義情報が利用されることを想定しています。テンプレート作成画面において、「複製」のチェックを外してください。
以下はテンプレート作成からアプリケーション作成までの「定義情報」の一例です。
- 元となるアプリケーションは以下の通りです。
アプリケーションA
- IM-LogicDesigner フロー定義A
- IM-LogicDesigner フロー定義B
- アプリケーションA をテンプレート化します。ここで、フロー定義B は「共通定義」とします。
- 作成したテンプレートから アプリケーションB を作成します。作成したアプリケーションに含まれる定義は以下の通りです。
アプリケーションB
- IM-LogicDesigner フロー定義A コピー
- IM-LogicDesigner フロー定義B
フロー定義A は アプリケーションB が作成される時点で複製され、アプリケーションB には別の定義として登録されます。
一方、「共通定義」とした フロー定義B は アプリケーションA、アプリケーションB の両方に含まれます。
コラム
定義情報をテンプレートに含めたくない場合は、テンプレート作成前にアプリケーションから紐付けを解除してください。
注意
定義情報を「共通定義」とした場合の動作について
アプリケーション作成時に、共通定義が環境に存在しない場合は新規作成されます。
アプリケーション作成時に、テンプレート作成時点の定義情報で上書きインポートされるため、注意してください。