Accel Studio アプリケーション管理機能 仕様書 第5版 2023-10-01

4.10. ログ管理機能

システムログ・リクエストログ情報をデータベースに出力します。
ログ管理機能では、 Accel Studio に紐づくリソースのログ情報を閲覧できます。
アプリケーションからリソースの紐づけを解除した場合は、一覧画面から対象のログ情報が表示されなくなります。
ログ情報の保存処理はログ情報をスタックした上で、データベースに書き出します。サーバの停止待機時間を短くしている場合、または即時終了するように設定している場合は、ログ情報出力が正常に動作しない可能性があります。
スタックするログ件数の設定方法の詳細は 「設定ファイルリファレンス」 - 「データベース出力用ログ情報設定」 を参照してください。
ログ情報の取得値の最大値を設定できます。
取得上限基準値の設定方法の詳細は 「設定ファイルリファレンス」 - 「Low-codeユーティリティ設定」 を参照してください。

4.10.1. システムログ管理機能

システムログ管理機能は Accel Studio に紐づく、IM-Workflow 、IM-LogicDesigner のシステムログ情報を閲覧できます。

4.10.1.1. 出力対象となる処理

各製品のログ保存対象は下記のとおりです。
IM-Workflow は「案件終了処理」「到達処理」「ユーザ展開タスク」で発生するログ情報を保存します。
IM-LogicDesigner はフロー内で発生するログ情報と「ログ出力タスク」で出力されるログ情報を保存します。
Accel Studio の管理画面からの遷移時のログ一覧画面ではアプリケーションに紐づくすべてのシステムログ情報を表示します。
当該アプリケーションで管理しているリソースが他のアプリケーションに紐付けられている場合は、他のアプリケーションの実行時に出力されたログ情報についても表示します。
また、アプリケーションから紐づけを解除したログ情報に関しては、一覧画面から表示されなくなります。

4.10.1.2. システムログ管理機能が扱う情報

システムログは下記の情報を管理します。

imtn_system_log
カラム名 データ型 説明 主キー NOT NULL制約
system_log_id 文字列 ログ単位の一意となるIDです。
request_id 文字列 リクエストID    
product_category 文字列 製品カテゴリ  
product_resource_id 文字列
IM-Workflow の場合は、フローID
IM-LogicDesigner の場合は、フロー定義ID
   
logger_name 文字列 ロガー名  
log_level 文字列 ログレベル  
log_message 文字列 ログメッセージ    
log_message_key 文字列 ログメッセージ    
stack_trace バイナリ スタックトレース    
execute_user_cd 文字列 実行ユーザID    
execute_date 日時 実行日時  
reserved01 文字列
IM-Workflow の場合は、システム案件ID
IM-LogicDesigner の場合は、タスクID
   
create_user_cd 文字列 作成者コード  
record_user_cd 文字列 更新者コード  
create_date 日時 作成日時  
record_date 日時 更新日時  

4.10.1.3. システムログ一覧画面

システムログ一覧画面から、閲覧、検索ができます。
一覧に表示される情報は以下のとおりです。
  • 実行日時
  • リクエストID
  • ログレベル
  • 実行ユーザ
  • 製品カテゴリ
  • フローID
  • ログメッセージ
  • ログメッセージキー

4.10.1.4. システムログ詳細

システムログ一覧画面の表示項目に加えて、以下の情報を表示します。
  • スタックトレース

4.10.1.5. システムログの出力設定

ログ出力設定を行います。ログ出力時のスタック量、製品カテゴリ、ログレベル毎に出力するかどうかを設定できます。
システムログのデータベース出力用ログ情報設定の詳細は 「設定ファイルリファレンス」 - 「データベース出力用ログ情報設定」 を参照してください。

4.10.1.6. システムログの削除

各種製品でデータベースへ出力されたシステムログ情報を削除します。
ジョブ機能の詳細は「ジョブ・ジョブネットリファレンス」-「データベースのシステムログ削除」 を参照してください。

4.10.2. リクエストログ管理機能

リクエストログ管理機能は Accel Studio に紐づく、IM-BloomMaker 、IM-LogicDesigner のリクエストログ情報を閲覧できます。

4.10.2.1. 出力対象となる処理

IM-BloomMaker 、IM-LogicDesigner のルーティング定義のREST APIが呼び出された際に、リクエストログを保存します。
Accel Studio の管理画面からの遷移時のログ一覧画面ではアプリケーションに紐づくすべてのリクエストログ情報を表示します。
当該アプリケーションで管理しているリソースが他のアプリケーションに紐付けられている場合は、他のアプリケーションの実行時に出力されたログ情報についても表示します。
また、アプリケーションから紐づけを解除したログ情報に関しては、一覧画面から表示されなくなります。

4.10.2.2. リクエストログ管理機能が扱う情報

リクエストログは下記の情報を管理します。
imtn_request_log
カラム名 データ型 説明 主キー NOT NULL制約
request_log_id 文字列 ログ単位の一意となるIDです。
request_id 文字列 リクエストID  
http_status 数値 HTTPステータスコード  
http_method 文字列 HTTPメソッド  
process_time 数値 HTTPステータスコード  
logger_name 文字列 ロガー名  
log_level 文字列 ログレベル  
product_category 文字列 製品カテゴリ  
product_resource_id 文字列 ルーティングID  
execute_user_cd 文字列 実行ユーザID  
execute_date 日時 実行日時  
request_url 文字列 リクエストURL  
referer 文字列 リクエスト発生元URL    
session_id 文字列 セッションID    
ip_address 文字列 リモートアドレス    
remote_host 文字列 リモートホスト    
user_agent 文字列 ユーザエージェント    
request_query_string 文字列 クエリ文字列    
input_value バイナリ 入力値    
create_user_cd 文字列 作成者コード  
record_user_cd 文字列 更新者コード  
create_date 日時 作成日時  
record_date 日時 更新日時  

注意

入力値に保存される情報
  • IM-BloomMaker の場合は、 画面に連携されるリクエストパラメータ を保存します。
  • IM-LogicDesigner の場合は、 フロー定義に設定されている入力値に合致するリクエストパラメータ を保存します。

4.10.2.3. リクエストログ一覧画面

リクエストログ一覧画面から、閲覧、検索ができます。
一覧に表示される情報は以下のとおりです。
  • 実行日時
  • リクエストID
  • ステータスコード
  • 処理時間
  • 実行ユーザ
  • リクエストURL
  • クエリ文字列
  • HTTPメソッド
  • リクエスト発生元URL
  • 製品カテゴリ
  • ルーティングID
  • リモートホスト
  • IPアドレス
  • セッションID
  • ユーザエージェント

4.10.2.4. リクエストログ詳細

リクエストログ一覧画面の表示項目に加えて、以下の情報を表示します。
  • 入力値

4.10.2.5. リクエストログの出力設定

ログ情報出力設定を行います。ログ出力時のスタック量、製品カテゴリ、ログ項目毎に出力するかどうかを設定できます。
リクエストログのデータベース出力用ログ情報設定の詳細は 「設定ファイルリファレンス」 - 「データベース出力用ログ情報設定」 を参照してください。

4.10.2.6. リクエストログの削除

各種製品でデータベースへ出力されたリクエストログ情報を削除します。
ジョブ機能の詳細は「ジョブ・ジョブネットリファレンス」-「データベースのリクエストログ削除」 を参照してください。