IM-PDFDesigner for Accel Platform プログラミングガイド 第17版 2021-04-01

付録

intra-mart e Builder for Accel Platform との連携方法

intra-mart e Builder for Accel Platform と IM-PDFDesigner for Accel Platform を連携して開発をすることができます。
サポート環境は、 intra-mart e Builder for Accel Platform のサポート環境に準じます。
インストール手順は、ご利用環境にあわせて適宜読み替えて作業してください。

環境構築手順

  1. intra-mart e Builder for Accel Platform インストールマニュアルの手順に従って、 intra-mart e Builder for Accel Platform をインストールします。

  2. 上記で構築した intra-mart e Builder for Accel Platform 環境に、 IM-PDFDesigner for Accel Platform をインストールします(マニュアルの手順に沿ってインストールをお願いいたします)。具体的には、
    IOWebDOCのインストール
    IM-PDFDesigner for Accel Platform のインストール
    環境設定
    の3点の作業が必要です。
  3. intra-mart e Builder for Accel Platform の環境設定をします。 intra-mart e Builder for Accel Platform は、OSに設定されている環境変数を認識しない場合があり、 IM-PDFDesigner for Accel Platform を起動した際に、UnsatisfiedLinkErrorが発生することがあります。その場合は、 intra-mart e Builder for Accel Platform 本体に環境変数を設定します。

intra-mart e Builder for Accel Platform 用の環境変数設定

  1. intra-mart e Builder for Accel Platform を起動します。
  2. ウィンドウ→設定→Java→インストール済みのJRE を開きます。
../../_images/001.png
  1. 利用しているJDKを選択して、編集ボタンをクリックします。
  2. デフォルトのVM引数 にIOWebDOCのインストール先bin フォルダ を指定します。
-Djava.library.path=”C:\tool\IOWebDOC\bin”
  1. 入力して、終了ボタンをクリックします。
../../_images/002.png
  1. 再度 intra-mart e Builder for Accel Platform からデバッグを実行してください。

コラム

VMの引数が複数の場所で設定されている場合、優先順位の高い設定のみが有効になります。その場合には、優先順位の高い設定に上記の引数を追加してください。

上記を設定をしても UnsatisfiedLinkError エラーとなる場合

$RESIN_HOME/win64 に、$IODOC/bin/iowebjav.dll をコピーしてください。 Resin および intra-mart e Builder for Accel Platform を再起動し、再度処理を実行してください。

文字サイズの自動縮小機能

入力されるデータ数が不明な場合には、文字枠を設定し、文字枠のプロパティ画面にて「文字サイズを自動縮小」にチェックをいれてください。 文字数に合わせて自動的にフォントサイズを縮小する機能が利用できます。

グループ化機能の使い方

グループ化機能を利用することで、複数のオブジェクトを束ねて一つのオブジェクトとして扱うことができます。 まとまった単位でのコピー、削除、移動などでご利用いただけます。

PDFファイルの自動印刷機能(直接印刷)

PDFファイルをプリンタへ自動印刷したい場合には、 IM-PDFDirectPrint for Accel Platform を使用してください。

PDFファイルのサイズ縮小設定

同じページを大量に出力する場合(同じレイアウトが連続する帳票の場合)、以下の設定にてファイルサイズを縮小できる場合があります。

  1. 該当の帳票レイアウトファイル(dlfファイル)を開きます。
  2. メニューから、操作(Q) → ページ自動振り分け(P) → OKボタン をクリックします。
  3. 帳票レイアウトファイルを保存してください。
  4. 出来上がった IODファイル をサーバ上のものと差し換えてください。
  5. 以上で作業は完了です。修正前後でファイルサイズの増減をご確認してください。

コラム

上記は、単票形式のみ有効です。

コラム

オーバーレイページに移動したオブジェクトを編集する際には、操作(Q) → オーバーレイの編集 を選択してください。

PDFファイルへの印影付与について

IM-PDFDesigner for Accel Platform では、次の印影を付与することが可能です。

  • 固定画像の印影:社外向けの認印として社外文書に押印する会社印や社印等
  • 動的な印影:社内向けの承認印として社内文書に押印する部署/日付/氏名が入った三段印等

注意

動的な印影は、設定した項目の値のみが出力され、印影の枠線がない状態での印影付与となります。

印影を付与するタイミングは、PDFファイル生成時のみです。

注意

外部から受け取ったPDFファイルに、後から印影を付与することはできません。

後から印影を付与する場合は、 IM-PDFCoordinator for Accel Platform を利用してください。

固定画像の印影

単票ツール( IODOC )、および、連票ツール( IODBDOC )で画像を表示する領域を定義します。

定義した画像領域に、印影の画像データを渡すことで、印影を付与することが可能です。

注意

表示される画像は透過しないため、文字の前面に画像領域を定義すると、画像が重なり文字が隠れてしまいます。

そのため、文字の背面に画像が表示されるよう定義する画像領域の順番を調整してください。

注意

画像データを渡さなければ、定義した画像領域がそのまま出力され、印影は表示されません。

印影の表示・非表示を切り替える場合は、画像データの引き渡しを上位プログラムで制御してください。

動的な印影

単票ツール( IODOC )、および、連票ツール( IODBDOC )で付与する印影の日付、氏名等の項目を設定します。

設定した項目の値のみが出力され、枠線がない状態の印影を付与することが可能です。

注意

枠線がある状態で表示する場合は、 IM-PDFCoordinator for Accel Platform を利用してください。