IOCELA(連票形式)の出力カスタマイズ¶
IOCELA(連票形式)には、設定ファイルで出力を制御する方法があります。
影響範囲¶
帳票エンジンの設定ファイルに記載しますので、設定はサーバ全体に影響します。
コラム
作成済みのPDFファイルは影響をうけません。
コラム
設定はサーバ単位で有効になります。帳票毎に設定を切り替えることはできません。
カスタマイズ手順¶
- テキストファイルを開き、INIファイル形式で「 カスタマイズ項目 」を記述します。
- テキストファイルを「cela.txt」として、「%IODOC%/etc/」に保存します。
- 以上で設定は完了です。
カスタマイズ項目¶
No. 項目 概要 1 font 半角、全角、半角カタカナ用の全てのフォントを、 指定したフォントに変更します。 2 font1 半角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。 3 font2 全角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。 4 font3 半角カタカナ用のフォントを、 指定したフォントに変更します。 5 mode 空白行の出力を制限します。 6 nofootspace フッタ部の前の間隔を制御します。 7 noheadspace ヘッダ部の後ろの間隔を制御します。 8 pattern 網掛けパターンを塗りつぶし色パターンに変換して出力します。 9 V4821compat 帳票エンジンIOWebDOC V4.8.2.1 以前と同じ方法で、パターンを出力します。
カスタマイズ項目詳細¶
No.1 半角、全角、半角カタカナ用の全てのフォントを、 指定したフォントに変更します。No.2 半角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。No.3 全角用のフォントを、 指定したフォントに変更します。No.4 半角カタカナ用のフォントを、 指定したフォントに変更します。指定例font=フォント名font1=フォント名font2=フォント名font3=フォント名 No.5 空白行の出力を制御します。”=”(イコール)の後ろに以下の何れかを指定します。指定例mode=old 空白行を出力します。mode=fix 空白行を出力しません。かつ、フッタ位置固定。mode=var 空白行を出力しません。かつ、フッタ位置可変。※デフォルトは、old です。 No.6 フッタ部の前の間隔を制御します。”=”(イコール)の後ろに以下の何れかを指定します。指定例nofootspace=y フッタのスペースを空けない。nofootspace=n フッタのスペースを空ける。※デフォルトは、n です。 No.7 ヘッダ部の後ろの間隔を制御します。”=”(イコール)の後ろに以下の何れかを指定します。指定例noheadspace=y フッタのスペースを空けない。noheadspace=n フッタのスペースを空ける。※デフォルトは、n です。 No.8 レイアウトファイルで指定できるパターン(1~9)に対してRGBを10進数(0~255)で指定します。指定例pattern={1=c 255 0 02=c 0 255 03=c 0 0 2554=c 0 255 2555=c 255 0 2556=c 255 255 07=c 128 255 2558=c 255 128 2559=c 255 255 128}※必ずc を指定してください。 No.9 V4.8.2.1 迄は、項目のパターン(網掛け)指定の出力時に必ず罫線が出力されてしまう問題がありました。またV4.8.2.2 でこの問題が修正されましたが、古いレイアウトを使用した場合に、罫線が消えてしまう問題が発生する場合があります。このキーワードでこれを制御します。V4821compat V4.8.2.1 以前と同じ方法で、パターンを出力します。”=”(イコール)の後ろに以下の何れかを指定します。指定例V4821compat=y IOWebDOC V4.8.2.1 以前と同じ方法で、パターンを出力します。V4821compat=n IOWebDOC V4.8.2.2 以降の新しい方法で、パターンを出力します。※デフォルトは、n です。
設定ファイル例(cela.txt)¶
設定ファイルのサンプルを以下に記載します。
#
# IOCELA runtime mode
#
#default:
# mode=old
# noheadspace=0
# nofootspace=0
# V4821compat=n
# font=
# font1=
# font2=
# font3=
#
#############################################################################
# old:OldVersion, fix:FooterFixation, var:FooterVariable
#mode=old
#mode=fix
mode=var
#############################################################################
# Between header block and data block
# y=no space
noheadspace=y
#############################################################################
# Between header block and data block
# y=no space
nofootspace=y
#############################################################################
#Since IODOC V4.8.2.2/IOWebDOC V1.8.2.2
#Pattern frame control(Pattern and no frame support)
# y=Mode is older than V4.8.2.2
V4821compat=n
#############################################################################
#Since IODOC V4.8.4/IOWebDOC V1.8.4
#Font control
#font=MS 明朝
font1=Courier New
#font2=MS 明朝
#font3=MS 明朝
#############################################################################
#Since IODOC V4.9.1.2/IOWebDOC V1.9.1.2
#############################################################################
pattern={
1=c 255 0 0
2=c 0 255 0
3=c 0 0 255
4=c 0 255 255
5=c 255 0 255
6=c 255 255 0
7=c 128 255 255
8=c 255 128 255
9=c 255 255 128
}