制限事項¶
IM-PDFDesigner for Accel Platform をご利用いただくにあたり、以下の制限事項があります。
制限事項¶
- IM-PDFDesigner for Accel Platform 、IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform の2種類のバージョンが提供されます。機能の違いおよび、利用可能な構成を事前にご確認してください。
- IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) が同梱されます。制限事項を事前にご確認してください。
- Unicodeに含まれない文字を扱うことはできません(扱える文字集合は、Unicode(UCS-2)です)。
- サロゲートペア文字には対応しておりません。
- 一つの識別子内に複数の言語を混在させることはできません。
- 利用可能なフォントの制限があります。
- 帳票に、プロポーショナルフォントは利用できません。
- 帳票レイアウト移行後にフォントの位置等がずれる場合には、帳票レイアウト上で位置の調整をお願いいたします。
- IOWebDOC (3.x.x) はフォント関連の処理(フォントの埋め込み処理など…)を行うことから、 IOWebDOC (1.9.x) よりも処理に時間がかかります。導入前に、必ず想定されている環境にて事前に処理速度を検証ください。
- Linux版では、パスワードに ”(ダブルクオート) ’(バッククオート) $(ドル記号) は利用できません。
- 実行ファイル/帳票レイアウトファイルの配置パスは 128bytes 以内の制限があります。
帳票エンジン(IOWebDOC)のバージョン¶
OS IOWebDOC バージョン Windows Server 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 / 2016 1.9.4.6 3.4.0.2 Red Hat Enterprise Linux 6 / Red Hat Enterprise Linux 7 / Red Hat Enterprise Linux 7.1 1.9.4.1 3.4.0.0 また、レイアウトデザインツールは、下記バージョンとなっています。
OS IOWebDOC バージョン Windows 7 / 8 / 10 3.4.0.2 注意
必ず同梱されている IOWebDOC をインストールしてください。上記以外の IOWebDOC では、動作しませんのでご注意ください。
OSがサポートする文字コードと異なる文字コード体系のデータを扱う場合、動作しない・文字化け現象が発生する場合があります。¶
旧バージョンから移行する場合、本製品のインストール前に必ず旧バージョンをアンインストールしてください。¶
旧バージョンをアンインストールせずに本製品をインストールした場合、誤動作の原因となる場合があります。
PDFの文書情報に2バイト文字はご利用頂けません。¶
レイアウトの識別子名は半角29文字以内としてください。¶
通常のJavaアプリケーションと同様にファイル出力が競合しないよう、上位アプリケーション側で制御する必要があります。¶
- システムで重複しない出力ファイル名を使用する。
- ダブルクリックを防止する。
仕組みを上位アプリケーション側で実装する必要がありますのでご注意ください (未実装の場合、システムが不安定になる可能性があります)。出力ファイル名については、上位アプリケーション側でシステムで重複しないIDを生成しファイル名にご利用願います。ダブルクリック防止機能については、スクリプト開発モデルであれば isDoubleClicck() がご利用頂けます。JavaEE開発モデルであれば DblClickForbidenタグがご利用頂けます。ともにイントラマートに標準のAPIとなっております。詳細については、イントラマートAPIマニュアルをご参照ください
UNIX/Linux環境での連票(IOCELA)レイアウトの改行コードを LF に変更する必要があります。¶
連票レイアウトファイル(IOCELA)の改行コードは、標準で CRLF にて出力されます。UNIX/Linux環境でご利用いただく場合には改行コードを LF に変換する必要があります。
- サーバにアップロードする場合には、
- ASCIIモードでサーバにFTP転送し、自動的に改行コードを変換する。
- もしくは、
- テキストエディタ等を利用して改行コードを LF に変換して保存し、バイナリモードでFTP転送する。
いずれかの手法が必要になります。
タブレット/携帯端末においてPDFファイルを閲覧する際の注意点¶
モバイル端末(iOS やAndroid 等の非WindowsOS)にてPDFファイルを閲覧する場合、PDFファイルにフォントが埋め込まれていないと、PDFファイルの見た目が崩れる可能性があります。
原因¶
製品のデフォルトの設定においては、PDFファイル内部では、フォント名・フォントサイズなどのデータが格納されており、フォントファイル自体は存在しておりません。通常PDF ファイルを表示する場合、フォント名・フォントサイズなどのデータを閲覧する機器内のフォントファイルを利用し表示されています。AdobeReader の場合は該当フォントが端末上に存在しない場合はそのフォントに近い代替フォントを表示させる機能(すべてのフォントの代替はしない)があります。PC やモバイル端末においては同じフォントが存在しない場合があります (特に利用頻度が高い Microsoft系のフォントは、通常は Windows にしか入っておりません)。PDF ファイルを表示した場合、フォントの幅等が違うものが参照され、対象ドキュメントの表示が崩れた状態です。
対応策¶
フォント埋め込み済みのPDFファイルの場合、参照フォント情報はPDFファイル内のものから対応し、正確な表示です。モバイル端末でPDF ファイルを表示させる場合は、必ずフォントの埋め込み処理を行い、表示の崩れを防いでください。フォント埋め込みの設定方法については、各製品のマニュアルを参照ください(一部の製品はフォント埋め込みに対応していません)。
注意点¶
PDF にフォントを埋め込む場合、参照フォント領域がPDF に追加される為、出力されるPDF ファイルのサイズが大きくなります。これはPDF ファイルの仕様です。どれくらいファイルサイズが大きくなるのかに関しては、実際のファイルにて事前にご確認してください。
IOWebDOC (3.x.x) 利用時のサポート言語およびフォント¶
言語 利用可能なフォント 日本語 MS ゴシック、MS 明朝、IPAゴシック、IPA明朝 英語 Courier New 中国語 繁体字 MingLiU 簡体字 SimHei 韓国語 GulimChe
- 多言語を利用する際には、 IOWebDOC (3.x.x) のインストールが必須です。
- 既存システムのリプレースでIM-PDFデザイナー Ver.7.x から移行する場合、帳票で使用しているフォントを変更する必要があります。
- IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) では、PDF出力時に日本語/英語/中国語/韓国語のフォントが利用できます。
- 固定幅フォントが利用できます(帳票ツール上でプロポーショナルフォントを指定することは可能ですが利用できませんのでご注意ください)。
- Windows用のTrueTypeフォントが利用できます。
- 作成したPDFファイルを配布する場合は、埋め込んだフォントに再配布の許諾があることを事前にご確認してください。
- 縦書き用でないフォントで縦書き出力した場合、文字の出力位置がずれる場合があります。
- 指定外のフォントを利用した帳票の出力結果は保証されません。
- 一つの帳票上で一つの言語の文字を配置できます。
- 利用フォントで指定した文字コードの字形が用意されていない場合、文字は正しく出力されません。
- 埋め込みが許可されていないフォントは使えません。事前にフォントのライセンスをご確認してください。
- Linux環境では、MSゴシックやMS明朝等のマイクロソフト社がライセンスを保有しているフォントは埋め込み目的で利用することはできません。MSゴシックの場合はIPAゴシック、MS明朝の場合はIPA明朝を利用ください。
- RESTモジュールとIM-LD連携モジュールは共存できません。IM-LD連携モジュールを利用する場合は、RESTモジュールは選択しないてください。
サポートする文字集合¶
言語 サポートする文字集合 日本語 JIS X 0213:2004 英語 ISO8859-1、ISO8859-15 CP1252 中国語 GB18030:2000 韓国語 KS X 1001:2007
入力ファイルのエンコーディング¶
IOWebDOC (3.x.x) では、入力ファイルにUnicodeやShiftJISが利用できます。 エンコーディングがUnicodeの場合は、実装水準1に対応しています。 なお、実装水準1に結合文字は含まれません。 入力ファイルの文字は、次に示すエンコーディングを使用して変換します。 入力ファイルに対するエンコーディングを間違えると、文字化けが起きたり空白が出力されたりする場合があります。
入力ファイル エンコーディング 帳票ファイル (IODファイル) UTF-8、ShiftJIS マッピング (CDDファイル) ロケールに対応する文字コード データファイル (DAT、CSV) UTF-16、UTF-8、ロケールに対応する文字コード 環境設定ファイル UTF-16、UTF-8、ロケールに対応する文字コード
- BOM(Byte Order Mark)を付与したUTF-16エンコーディングで変換します。
- UTF-8で表現できる文字(1バイト~2バイト)の中に不正なコードが使用されている場合、正常に出力されない可能性があります。
- ロケールに対応する文字コードで変換した場合、ロケールごとにデフォルトのエンコーディングが異なります。
- 英数字以外のファイル名は利用できません。
入力ファイルの対応するエンコーディングとBOM(Windows環境)
BOM エンコーディング方式 対応 FEFF UTF-16(ビッグエンディアン) 対応していません。UTF-16(リトルエンディアン) もしくは、UTF-8を利用ください。 FFFE UTF-16(リトルエンディアン) 対応しています。 EFBBBF UTF-8 対応しています。 なし MS932(SJIS) 対応しています。
- UTF-8/UTF-16でデータを渡す場合、BOMが必須です。
- UTF-16(ビッグエンディアン)のデータは利用できません。UTF-16(リトルエンディアン)もしくは、UTF-8を利用ください。
- BOMがない場合、MS932(SJIS)として処理されます。
- ログファイルは、UTF-16(リトルエンディアン)BOM付で出力されます。