バージョンアップ内容¶
多言語出力に対応しました。¶
PDF出力エンジン部分の IOWebDOC は、
- IOWebDOC (1.9.x)
- IOWebDOC (3.x.x)
の2種類から選択できます。
IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) の違い¶
- 扱えるデータの文字コードが異なります。 IOWebDOC (1.9.x) はMS932(SJIS)です。 IOWebDOC (3.x.x) はUnicode(UCS-2)です。 設定方法は後述しておりますので、手順に従って設定してください。
- 帳票エンジン( IOWebDOC )の製品バージョン / 帳票エンジン( IOWebDOC )のインストーラそのものが異なります。
- 帳票レイアウトファイル(dlf/iod/def/clf/ddl等…)の形式が異なります。後述しておりますので、保存する際に IOWebDOC (3.x.x) に対応した形式で保存してください。
IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) の判別方法¶
帳票エンジン( IOWebDOC )がインストールされたマシンにログインし、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
[Windows環境]
C:\> iowebver IOWebDOC 64bit Version x.x.x.x ← 実際はダイアログに表示されます。[Linux環境]
> $IODOC/bin/iowebver IOWebDOC 64bit Version x.x.x.xバージョン番号が、1.x.x.x の場合は、 IOWebDOC (1.9.x) 、バージョン番号が、3.x.x.x の場合は、 IOWebDOC (3.x.x) です。
【重要】 IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) どちらをインストールすべきかの判断基準¶
IOWebDOC (1.9.x) をインストールする場合 既存システムのリプレースもしくはバージョンアップで、以前より IM-PDFDesigner for Accel Platform を利用しているシステムの場合 日本国内のみでの利用であり、文字コードとしてMS932の範囲内の利用で問題がないシステムの場合 IOWebDOC (3.x.x) をインストールする場合 IM-PDFDesigner for Accel Platform を利用したシステムを新規に構築する場合 UNICODE文字の出力が必須のシステムの場合
注意事項¶
- IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) ではフォントの扱いの差異により、フォント位置の差異/オブジェクトの見た目の差異等が発生する場合があります。 IOWebDOC (1.9.x) から IOWebDOC (3.x.x) へ移行する際には、必ず全帳票に対して出力確認をお願いいたします。
- IOWebDOC (3.x.x) では、フォントの埋め込みが必須です。
- Linux環境では、フォントのライセンスにより埋め込み目的で利用できないフォントがあります(MSゴシック/MS明朝など…)。帳票内の利用フォントを別のフォントに変更いただく必要があります(IPAゴシック/IPA明朝など…)。
新帳票ツール(IODBDOC)を追加しました。¶
- 連票用のツールです。
- 新帳票ツール(IODBDOC) を利用する場合は、 IOWebDOC (3.x.x) のインストールが必須です。 IOWebDOC (1.9.x) 利用時は、新連表ツール(IODBDOC)は利用できません。
RESTインターフェース機能を追加しました。¶
- APサーバとは別に PDF帳票サーバ を構築し、各APサーバが PDF帳票サーバ を共有して利用する構成が選択できるようになります。