IM-PDFDesigner for Accel Platform 多言語ガイド 第4版 2016-08-01

制限事項

IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) をご利用いただくにあたり、以下の制限事項がございます。

制限事項

  • IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) は、Windows版のみの提供となります(Linux版については今後提供予定です)。
  • Windows(日本語版)での動作をサポートします。Windows(日本語版)以外の環境での動作はサポート対象外です。
  • Unicodeに含まれない文字を扱うことはできません(扱える文字集合は、Unicode(UCS-2)です)。
  • サロゲートペア文字には対応しておりません。
  • 既存の帳票レイアウト(IODファイル)を利用する場合は、別途 移行手段を用意していますので、「既存システムの移行手順」の章をご覧ください。
  • 一つの識別子内に複数の言語を混在させることはできません。
  • プロポーショナルフォントは利用できません。
  • 利用可能なフォントの制限があります。
  • 開発にあたりデータを外部ファイル(CSV もしくは DAT形式)で渡すクラスを利用ください。メモリ渡しのクラスは利用できません。
  • 帳票レイアウト移行後にフォントの位置等がずれる場合には、帳票レイアウト上で位置の調整をお願いいたします。
  • 多言語版はフォント関連の処理(フォントの埋め込み処理など…)を行うことから、旧互換版よりも処理に時間がかかります。導入前に、必ず想定されている環境にて事前に処理速度を検証ください。

サポートする言語およびフォント

言語 利用可能なフォント
日本語 MS ゴシック、MS 明朝、IPAゴシック、IPA明朝
英語 Courier New
中国語 繁体字 MingLiU
簡体字 SimHei
韓国語 GulimChe

  • 既存システムのリプレースでPDFデザイナーVer7.Xから移行する場合、帳票で使用しているフォントを変更する必要があります。
  • IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) では、PDF出力時に日本語/英語/中国語/韓国語のフォントが利用できます。
  • 固定幅フォントが利用できます(帳票ツール上でプロポーショナルフォントを指定することは可能ですが利用できませんのでご注意ください)。
  • Windows用のTrueTypeフォントが利用できます。
  • 埋め込みが許可されていないフォントは使えません。事前にフォントのライセンスをご確認ください。
  • 作成したPDFファイルを配布する場合は、埋め込んだフォントに再配布の許諾があることを事前にご確認ください。
  • 縦書き用でないフォントで縦書き出力した場合、文字の出力位置がずれる場合があります。
  • 指定外のフォントを利用した帳票の出力結果は保証されません。
  • 一つの帳票上で一つの言語の文字を配置できます。

サポートする文字集合

言語 サポートする文字集合
日本語 JIS X 0213:2004
英語 ISO8859-1、ISO8859-15 CP1252
中国語 GB18030:2000
韓国語 KS X 1001:2007

入力ファイルのエンコーディング

IOWebDOCでは、入力ファイルにUnicodeやShiftJISが利用できます。 エンコーディングがUnicodeの場合は、実装水準1に対応しています。 なお、実装水準1に結合文字は含まれません。 入力ファイルの文字は、次に示すエンコーディングを使用して変換します。 入力ファイルに対するエンコーディングを間違えると、文字化けが起きたり空白が出力されたりする場合があります。

入力ファイル エンコーディング
帳票ファイル (IODファイル) UTF-8、ShiftJIS
マッピング (CDDファイル) ロケールに対応する文字コード
データファイル (DAT、CSV) UTF-16、UTF-8、ロケールに対応する文字コード
環境設定ファイル UTF-16、UTF-8、ロケールに対応する文字コード

  • BOM(Byte Order Mark)を付与したUTF-16エンコーディングで変換します。
  • UTF-8で表現できる文字(1バイト~2バイト)の中に不正なコードが使用されている場合、正常に出力されない可能性があります。
  • ロケールに対応する文字コードで変換した場合、ロケールごとにデフォルトのエンコーディングが異なります。
  • 英数字以外のファイル名は利用できません。

入力ファイルの対応するエンコーディングとBOM(Windows環境)

BOM エンコーディング方式 対応
FEFF UTF-16(ビッグエンディアン) 対応していません。UTF-16(リトルエンディアン) もしくは、UTF-8を利用ください。
FFFE UTF-16(リトルエンディアン) 対応しています。
EFBBBF UTF-8 対応しています。
なし MS932(SJIS) 対応しています。

  • UTF-8/UTF-16でデータを渡す場合、BOMが必須です。
  • UTF-16(ビッグエンディアン)のデータは利用できません。UTF-16(リトルエンディアン)もしくは、UTF-8を利用ください。
  • BOMがない場合、MS932(SJIS)として処理されます。
  • ログファイルは、UTF-16(リトルエンディアン)BOM付で出力されます。