はじめに¶
本書の目的¶
本書では、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) のインストール手順、移行手順、開発手順について説明します。IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) を利用する前に必ずご覧ください。コラム
IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) のインストール手順は、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(旧互換版) と同じです。新規で IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) をインストールする場合は、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(旧互換版) のセットアップ手順を実施したのち、 新規インストールの場合( IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) 利用時の追加設定) 追加で設定ください。
多言語版 と 旧互換版 の違い¶
- 帳票エンジン(IOWebDOC)の製品バージョン / 帳票エンジン(IOWebDOC)のインストーラそのものが異なります。
- jarファイル、immファイルは同じです。
- 帳票レイアウトファイル(dlf/iod/def等…)の形式が異なります。後述しておりますので、保存する際に多言語版に対応した形式で保存してください。
- データの文字コードが異なります。旧互換版はMS932(SJIS)でしたが、多言語版はUnicode(UCS-2)です。 設定方法は後述しておりますので、手順に従って設定してください。
多言語版 と 旧互換版 の判別方法¶
帳票エンジン(IOWebDOC)がインストールされたマシンにログインし、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
C:\> iowebver IOWebDOC 64bit Version x.x.x.x ← 実際はダイアログに表示されます。バージョン番号が、1.x.x.x の場合は、旧互換版、バージョン番号が、3.x.x.x の場合は、多言語版、となります。
前提条件¶
本書は、以下に列挙する技術に関する知識を有することを前提として構成されています。 これらの技術に関して不明な点がある場合、本書の内容を正しく理解することが困難になりますので、 予めご了承ください。なお、前提知識となる技術に関しては、一般の専門書籍等をご覧ください。
- Javaプログラミング言語 / JavaScript言語
- Java ServletおよびJSP
- オペレーティングシステム
- intra-mart Accel Platform
IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) で出力されるPDFファイルには、フォントが埋め込まれます。 これにより、PDFファイルで複数言語を扱うことが出来ますが、フォントを埋め込む分PDFファイルのサイズが大きくなります(これは他の多言語対応帳票ソフトも同じです)。このため、以下のようなお客様は、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(旧互換版) を利用すべきです。
- 新規購入である。日本国内のみでの使用。文字コードとしてMS932の範囲内で問題が無い。
- 既存システムのリプレースで、以前より IM-PDFDesigner for Accel Platform を使用している。
注意
IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) のモジュール等を IM-PDFDesigner for Accel Platform Ver7・x以下の製品にインストールしないでください。 どうしても、動作させたいという場合は営業までお問合せください。
対象読者¶
本書は、 IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) を利用するための手引書となっています。以下の利用者を対象としています。
- IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) を新規インストールする方
- IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) へ移行する方
- IM-PDFDesigner for Accel Platform(多言語版) で開発する方
用語解説¶
IM-PDFDesigner for Accel Platform PDFデザイナー と略します。 Resin をインストールしたディレクトリ %RESIN_HOME% と略します。