intra-mart Accel Platform セットアップガイド 第18版 2016-04-01

11.5. WARファイルによる複数テナント

intra-mart Accel Platform では、複数のwarファイルをResin上にデプロイすることによりマルチテナント環境を実現します。
マルチテナント環境は、それぞれのテナント環境とリソースを共有しません。
その為、 intra-mart Accel Platform の設定はテナント単位でそれぞれ分ける必要があります。
設定を分ける必要がある設定は以下の通りです。
  1. クラスタリングID、クラスタリング用ポート番号、及びポートレンジ

    Network ネットワーク設定を参照して下さい。
    クラスタリングID及び、クラスタリング用ポート番号、ポートレンジがテナント間で重複しないよう設定する必要があります。
  2. DataSource

    DataSource を参照して下さい。
    テナント毎にデータベース接続先をそれぞれ設定する必要があります。
  3. Storage領域

    Storage を参照して下さい。
    テナント毎に利用するStorage領域をそれぞれ設定する必要があります。
  4. Apache Cassandra の接続先

    IMBox を参照して下さい。
    テナント毎に接続する Apache Cassandra の接続先、またはkeyspaceをそれぞれ設定する必要があります。
  5. Apache Solr の接続先

    IM-ContentsSearch を参照して下さい。
    テナント毎に接続する Apache Solr を設定する必要があります。
  6. warファイルの名称

    Resinでは、warファイルの名称を元にコンテキストパスが決定されます。
    マルチテナント環境の場合、warファイルの名称を分ける必要があります。

    注意

    WARファイルによる複数テナント 環境を構築する場合、単体の場合と比べメモリを消費しますのでご注意下さい。
    メモリ使用量の設定に関しては Resinの設定 を参照して下さい。