intra-mart Accel Platform セットアップガイド 第18版 2016-04-01

10.1.1. モジュールのアップデート

10.1.1.1. 古いリポジトリ情報の削除

  • 前回使用した古いリポジトリ情報を削除します。

    1. IM-Juggling を起動し、ウィンドウ内-ツールバー右端にある「設定」-「IM-Juggling」-「モジュールリポジトリ」を開きます。

    2. 下部にある「ローカルリポジトリ」の削除をクリックしてください。

      ../../../_images/update_war_0.png

      注意

      ファイルの削除処理が行われている間は IM-Juggling の操作が行えない状態となります。
    3. 削除が完了したらOKをクリックします。

10.1.1.2. アップデート対象の選択とWARファイルの作成

  • 前述の「古いリポジトリ情報の削除」を実施している事が前提です。

    1. 画面右上の「アップデート」アイコンをクリックします。

      ../../../_images/update_war_1.png
    2. アップデート方法を選択します。
      通常は「全てのモジュールをアップデートする(推奨)」を選択してください。
      選択後、「次へ(N)」をクリックします。
      ../../../_images/update_war_3.png

      注意

      「個別に適用するアップデートを選択する(非推奨)」を選択した場合は、
      今後のアップデートが正常に行えない可能性があります。
    3. ベースモジュールのアップデート対象を選択します。
      選択後、「次へ(N)」をクリックします。
      ../../../_images/update_war_2.png

      注意

      既存モジュールのバージョンがすべて同一の場合(上図では「8.0.2」を指します)、
      同一バージョン(「8.0.2(*)」)に対して適用できるモジュールは存在しません。
      同一バージョン(「8.0.2(*)」)を選択しても、一覧には表示されません。

      注意

      ベースモジュールのアップデート内容によっては、既存のアプリケーションが利用できない場合があります。

      例:既存のプロジェクトにおいて次の構成だった場合
      ベースモジュール:8.0.2
      アプリケーション(Acccel Documents):8.0.0

      ベースモジュールのアップデートで「8.0.3」を選択すると、
      アプリケーション(Acccel Documents)は、ベースモジュール「8.0.3」には対応していないため、
      下記の警告画面が表示されます。
      ../../../_images/update_war_9.png
    4. アプリケーションのアップデート対象を選択します。
      ベースモジュールのアップデート対象で選択したバージョンに基づくアプリケーションとそのバージョンが選択できます。
      選択後、「次へ(N)」をクリックします。
      ../../../_images/update_war_8.png
    5. アップデート内容を確認し「終了(E)」をクリックします。

      ../../../_images/update_war_4.png

      アップデート情報を取得し、既存プロジェクトのモジュール情報が変更されます。

      ../../../_images/update_war_6.png

      コラム

      「個別に適用するアップデートを選択する(非推奨)」を選択した場合、
      既存プロジェクトのモジュール情報は、
      選択したモジュールと、そのモジュールが依存するモジュールのバージョンが更新されます。
      例:「IM-Workflow」モジュールのみを選択します。
      ../../../_images/update_war_5.png
      アップデート適用後のモジュール構成では、「IM-Workflow」と「IM-Workflow」が依存する
      「UI基本モジュール」、「IM-共通マスタ」、「ユーザコンテキスト」、「ジョブスケジューラ」などの
      モジュールも自動的に更新されます。
      ../../../_images/update_war_7.png

    アップデート対象がプロジェクトに反映されます。

10.1.1.3. 設定ファイルの編集(アップデートによる設定項目のメンテナンス)

コラム

※ intra-mart Accel Platform 以外のアプリケーションについては、各セットアップガイドを参照してください。

10.1.1.4. WARファイルの出力

  1. 前述の IM-Juggling 上の設定が完了したら WARファイルの出力 を行います。

10.1.1.5. WARファイルのアンデプロイ

  1. 現在稼働している環境のアンデプロイを行います。
    Resin の場合は、 WARファイルのアンデプロイ を参照してください。
    Resin 以外の Web Application Server については、各製品ベンダから提供されているドキュメントを参照してください。

10.1.1.6. Web Application Server の更新

  • アップデートではシステム要件の改変により、 Web Application Server の更新が必要となる場合があります。
    Resin の場合は次の通りです。

    コラム

    最新版の Resin は製品メディアイメージ/Products/tools/iAP/Resinディレクトリもしくは、
    次のサイトよりダウンロードして利用する事ができます。
    各種ダウンロード(zipファイル)
    ※ダウンロードには保守契約時に配布されたIDとパスワードが必要となります。
    1. 既存の Resin 環境を停止します。

      コラム

      必要に応じて、Windowsサービスの解除、Linuxデーモンの解除が必要です。

      コラム

      既存の Resin 環境は以後利用する事はないため、必要に応じて退避等を行ってください。
    2. アップデート版で提供される最新版の Resin をインストールします。
      詳細は、 Web Application Server( Resin ) を参照してください。

      コラム

      必要に応じて、Windowsサービスの登録、Linuxデーモンの登録が必要です。
      詳細は、 Windowsサービスへの登録Linuxデーモンへの登録 を参照してください。
    3. 既存の Resin 環境で設定していた内容を新しい Resin 環境へ反映します。
      例:%RESIN_HOME%/conf/resin.propertiesファイル内のJVMの設定等

    注意

    Resin 以外の Web Application Server においてシステム要件の改変が発生した場合、
    各製品の更新方法については、各製品ベンダから提供されているドキュメントを参照してください。
    データベース製品についても同様です。

10.1.1.7. WARファイルの再デプロイ

  1. アップデート版を反映したWARファイルにてデプロイを行います。
    Resin は、 WARファイルのデプロイ を参照してください。
    WebSphere Application Server 8.5.5 は、セットアップガイド for WebSphere 」を参照してください。
    Oracle WebLogic Server 12c (12.1.3) は、セットアップガイド for WebLogic 」を参照してください。

注意

再デプロイを行ったが、追加したモジュール(資材)がデプロイ先に反映されないといった事象が発生した場合は、

10.1.1.8. 静的ファイルの出力と再配置

  1. Web Server を利用している場合、IM-Juggling より静的ファイルを出力します。
    ../../../_images/output_static_file.png
  2. 出力した静的ファイルは、 Web Server でエイリアスとして設定しているディレクトリ配下に配置します。
    ※既存のファイルとは差し替えてください。

10.1.1.9. テナント環境セットアップ

  • Web Application Server を起動後、テナント環境セットアップを実施します。
    システム管理者のメニュー画面を表示します。
    メニューから「テナント環境セットアップ」をクリックします。
    ../../../_images/system_admin_menu_sample.png
    下図のように、「テナント環境は最新です。セットアップが必要なモジュールはありません。」という旨のメッセージが
    表示されていれば、テナント環境セットアップは正常に完了しています。
    下図のように、「テナント環境セットアップ」ボタンが表示されている場合、
    テナント環境セットアップは未完了です。「テナント環境セットアップ」ボタンをクリックしセットアップを再度実施します。

    注意

    Web Server を経由してテナント環境セットアップを行う場合、Web Server のタイムアウト設置値を変更する、
    もしくは、Web Application Server 経由でセットアップを実施する事を推奨します。

    コラム

    サンプルをセットアップするボタンは処理結果に関わらず、常に表示される仕様となります。
    このため、サンプルデータ投入中にエラーが発生した場合、再度セットアップを実施すると
    データベース で一意制約違反が発生します。
    この場合は、「アンインストール」を行い、改めてセットアップからやり直す事を推奨します。

10.1.1.10. テナント環境セットアップ後の各種メンテナンス