IM-PDFAutoConverter for Accel Platform / セットアップガイド 第4版 2015-07-01

PDF変換サーバ(Windows) での作業

PDF変換サーバ(Windows) での作業内容を説明します。
PDF変換サーバ(Windows) を複数台 用意する場合は、各 PDF変換サーバ(Windows) に以下の作業を実施してください。

Javaランタイムのインストール

  1. PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。
    以下は参考としてJDK.Ver.6.x の前提で記述しています。基本は intra-mart Accel Platform で使用するJDKのバージョンと合わせてください。
  2. Javaランタイムをダウンロードします。Javaランタイムのインストーラは、オラクル社のサイトからダウンロードできます。
    http://java.com/ja/download/ (2012年11月 現在)
  3. ダウンロードしたインストーラから、インストールを行います。インストールに関する詳細は、オラクル社のサイトを参照してください。
  4. インストール完了後に、コマンドラインに以下を入力しリターンキーを押します。

    > java -version
    
  5. コマンドラインにJavaのバージョン情報が表示されたら、インストールは成功です。

Tomcat のインストール

  1. PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。
    以下は参考としてTomcat.Ver.7.x の前提で記述しています。
  2. Tomcatのインストーラをダウンロードします。
    http://tomcat.apache.org/ (2014年12月 現在)
  3. ダウンロードしたインストーラから、インストールを行います。
    インストールに関する詳細は、該当ドキュメントを参照してください。
  4. 各サーバの環境に合わせて、Tomcatを適宜 設定してください。
  5. Tomcatのポート番号は Resinサーバ のポート番号と衝突しないようにしてください。
    Tomcatのポート番号は %CATALINA_HOME%/conf/server.xml にて設定できます。

コラム

Tomcatは、Ver.7.x / 8.x で検証しています。 他のアプリケーションサーバ上で稼動させる場合は、個別に営業までご相談ください。

PDFコンバータXP のインストール

  1. PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。
  2. 「PDFオートコンバータEX インストール・ガイド」 の 「PDFコンバータXP のインストール」 に沿って、インストールしてください。

  3. OSの再起動が必要な場合は、再起動してください。

PDFオートコンバータEX のインストール

  1. PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。
  2. 「PDFオートコンバータEX インストール・ガイド」 の 「PDFオートコンバータEX のインストール」 に沿って、インストールしてください。
    32bit版、64bit版でインストーラが異なりますので注意してください。
  3. OSの再起動が必要な場合は、再起動してください。

注意

Windows7 / Windows Server 2008(以降のOS含む)では、セキュリティが強化されております。
結果、”Program Files” 以下にインストールされたプログラムのファイルアクセスが制限される
ケースあります。 PDFオートコンバータEX のインストール先に、”Program Files”以下は避けてください。

(インストール先の例) C:/tool/AutoConverterEX

PDFオートコンバータEX の環境設定

  1. 「PDFオートコンバータEX インストール・ガイド」 の以下の章の設定をしてください。
    • 「【重要】WindowsServer xxxxx における必須の設定」
    • 「共通で設定したほうが良い事項(推奨)」
    • 「アプリごとの変換に必要な設定(必須)」

環境変数の設定

  1. PDF変換サーバ(Windows) に管理者権限(Administrator)のあるユーザでログインしてください。
  2. 以下の環境変数を設定します。
    環境変数は、Tomcatの起動ユーザから参照できるよう設定してください。
    IM-PDFCoordinator/intra-mart AccelDocument SecureDownloadOption を同じサーバにインストールしている場合は、環境変数の順番が PDFメイクアップ、PDFオートコンバータEX となるようご注意ください。
    順番を間違えますと動作しません。
    環境変数は、通常であればシステム環境変数に設定いただければ問題ありません。

    環境変数名

    設定内容

    PATH

    % PDFオートコンバータEX のインストールフォルダ%/bin



  3. 以下を設定してください。

    Tomcat の共通libフォルダ(%CATALINA_HOME%/libが一般的)に、autoex.jar ファイルを配置します。
    autoex.jar ファイルは、納品メディア内の imart/clientフォルダにあります。

    場所

    ファイル名

    %CATALINA_HOME%/lib

    autoex.jar


  4. コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してください。

    > yexset
    
  5. 以下の画面が表示されれば環境変数の設定は完了です。
    ../../../_images/yexset.png

warファイルのデプロイ

  1. CD-ROMの imart/server フォルダを開き、autoexsoap.war ファイルを、TomcatのWEBアプリケーション配置ディレクトリにコピーします。
    通常は %CATALINA_HOME%/webapps です。
  2. autoexsoap.war ファイルを、axis2.war にリネームします。

コラム

複数台の PDF変換サーバ(Windows) を用意している場合は、すべての PDF変換サーバ(Windows) に対して実施してください。

コラム

Tomcat 7.x / 8.x にて検証しています。

注意

warファイルのデプロイには、WEBアプリケーションサーバ(Tomcat等)が停止している必要があります。

設定ファイルの編集

  1. axis2.xml ファイルを環境に合わせて修正してください。

    ファイル

    場所

    axis2.xml

    %CATALINA_HOME%/webapps/axis2/WEB-INF/conf


    attachmentDIR は、クライアントからアップロードされるファイルの一時保存先になります。必ず指定する必要があります。
    <axisconfig name="AxisJava2.0">
        ~~~~~~~~省略~~~~~~~~~
        <!--Uncomment if you want to enable file caching for attachments -->
        <parameter name="cacheAttachments">true</parameter>
        <!-- 添付ファイル(クライアントからアップロードされるファイル)の一時保存先です。必ず指定してください -->
        <parameter name="attachmentDIR">C:\tmp</parameter>
        <parameter name="sizeThreshold">4000</parameter>
        ~~~~~~~~省略~~~~~~~~~
    </axisconfig>
    
  2. 修正後にサーバを再起動してください。
  3. 以上で作業は完了です。

Tomcat の起動

  1. Tomcatを起動してください。

コラム

Tomcat起動中のログに異常(Exceptionなど…)がないことを確認ください。