9.2.4. intra-mart Accel Kaiden! マイナンバー¶
9.2.4.1. マイナンバーや関連データを取り扱う為の安全管理措置が必要となります。¶
intra-mart Accel Kaiden! マイナンバーを利用し、マイナンバーや関連データを取り扱う場合、「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン」などに記載された、安全管理措置を講じる必要があります。
9.2.4.2. 外部に出力されたドキュメント(法定帳票など)は、マイナンバーの記載有無にかかわらず、本システムの管理外となります。¶
intra-mart Accel Kaiden!に入力するファイル(一括登録)や、作成したドキュメント(法定帳票など)、マイナンバー出力で出力されたCSVファイルなどは、マイナンバーの記載有無にかかわらず、本システムの管理外となります。また、マイナンバー業務担当者への教育などで使用される帳票・データファイル等に関する安全管理措置は、本システム外で必要となることにご留意ください。特定個人情報保護委員会のガイドライン及び主務大臣のガイドライン等にあわせて正しく削除を行ってください。
9.2.4.3. マイナンバーの暗号化/復号化を伴う処理では、処理時間が長くなる場合があります。¶
intra-mart Accel Kaiden! マイナンバーで、マイナンバーや関連データの暗号化/復号化を伴う機能では、通常の機能と異なり、処理時間が長くなる場合があります。(キーの長さや鍵強度などにより、変動します。)処理時間を短縮する場合は、クライアント端末の処理スペックを上げるなどの対策をお願いします。鍵生成時間の目安は『intra-mart Accel Kaiden! マイナンバー / 管理者操作ガイド』を参照してください。
9.2.4.4. マイナンバー提出の代理申請は行えません。¶
本人とマイナンバー業務担当者以外のマイナンバーを入力・参照不可とするため、マイナンバー提出(従業員)、マイナンバー提出(支払先)は、IM-Workflowの代理申請機能を利用不可とする制限をかけています。本項の代理とは、IM-Workflowの代理であり、支払先から委任を受けた担当者が実施するマイナンバー提出(支払先)は、本項の代理とは異なります。
9.2.4.5. マイナンバーの管理キー変更を行った場合でも、申請中のマイナンバーは再暗号化されません。¶
マイナンバーの管理キー変更を行った場合、申請中のマイナンバーは再暗号化されませんので、マイナンバーの管理キー変更前に、未処理のマイナンバー申請の承認処理を行ってください。なお、申請中のマイナンバー申請が存在する状態で、管理キー変更を行った場合、管理キー変更前に起票された申請は、変更前の管理キーを使って承認処理を行う必要があります。(申請が完了したマイナンバーは管理キー変更後の管理キーで再暗号化が行われます。)
9.2.4.6. マイナンバー一括登録時の処理件数上限は、1,000件までとなります。¶
マイナンバー一括登録機能で同時に処理可能な件数は、1,000件までとなります。これは、マイナンバー登録時の安全管理措置として、クライアント端末内で、一括登録用のファイルを処理(入力チェックやマイナンバーの暗号化処理)するため、クライアント端末側の処理時間が長くなってしまうことを防止するためです。1,000件を超える場合は、ファイルを分割して処理を行ってください。
9.2.4.7. マイナンバー提出時、PDF、JPG、PNG以外のファイルを添付すると、添付ファイルの参照時に警告が発生する場合があります。¶
マイナンバー提出時、PDF、JPG、PNG以外のファイル(xlsx、pptxなど)を添付し、添付ファイルを参照するとファイルを回復する旨の警告が発生する場合があります。これは、添付時に暗号化、参照時に復号化などのファイルの加工を行っているために発生するもので、ファイル自体は、回復を選択していただくことで、参照可能となります。
9.2.4.8. マイナンバー管理キー変更のジョブネットを実行した場合でも、マイナンバー管理キー変更は行われません。¶
マイナンバー管理キー変更を行った場合、自動的に「マイナンバー管理キー変更」のジョブ・ジョブネットが作成されます。作成されたジョブ・ジョブネットを実行しても、マイナンバー管理キー変更は行われません。(実行結果は、「成功」となります。)マイナンバーの管理キー変更は、「マイナンバー管理キー変更」機能から実施してください。