6.10. 動的処理対象者設定に関する仕様¶
動的処理対象者に関する設定の仕様を説明します。
6.10.1. データソース定義に関する仕様¶
- 利用できるデータソース種別
動的処理対象者設定で利用できるデータソース種別は次の通りです。
- SOAP
- REST
- JAVA
- ルール
- レスポンスパラメータの構造
動的処理対象者設定で使用するデータソース定義は、レスポンスパラメータの構造は必ず以下の仕様通りに設定する必要があります。
行番号 パラメータ データ型 親オブジェクト 1 ResponseObject object なし 2 settings array 1 3 object 2 4 処理設定No processSetNo string 3 5 判定用コード code string 3 6 会社コード companyCd string 3 7 会社組織セットコード departmentSetCd string 3 8 ユーザコード userCd string 3 9 組織コード departmentCd string 3 10 比較 compare string 3 11 役職コード postCd string 3 12 パブリックグループセットコード publicGroupSetCd string 3 13 パブリックグループコード publicGroupCd string 3 14 役割コード roleCd string 3コラム
動的処理対象者設定で外部連携を設定する場合は、レスポンスのマッピングを行いません。レスポンスは上記仕様に従い、自動的にパラメータをマッピングします。
6.10.2. 外部連携返却値に関する仕様¶
外部連携の返却値は、レスポンスパラメータの仕様にある「判定用コード」およびコード毎の必須項目があります。なお、処理対象者に関する各種コード値については、IM共通マスタの値を設定してください。
6.10.3. データソース定義「ルール」を使用する場合の、ルールExcelファイルの記述に関する仕様¶
OpenRulesの基本的な使い方は、別途提供している「OpenRulesモジュール / 簡易操作ガイド」をご参照ください。ここでは、動的処理者設定でルールを使用する場合の設定方法を説明します。動的処理者設定の仕様に準じたオブジェクトを返却するには、以下の設定をします。
Dataテーブル
IM-BIS に返却したい全てのユーザ・会社・組織等を設定します。テーブルのヘッダーは「Data IMDynamicUser settings」を使用してください。以下の例のように、通常の動的処理者設定用のオブジェクト構造に、対象者IDを追加してください。対象者IDはユニークなナンバーにする必要があります。ルールによる動的処理者設定では、この対象者IDを指定することで、処理対象者の指定を行います。Datatypeテーブル
IM-BIS への結果返却用の配列(Stringの配列。以下の例ではids)と、IMDynamicUserの配列は必須です。IMDynamicUserの配列の変数名は、settingsを用いてください。他のフィールドを追加することも可能です。Decisionテーブル
動的処理者設定用のオブジェクトを作成するために、以下のシンタックスを利用してください。:= decision.put("Response_Business_Concept_Name", resultantDynamicUsers(response_Object_Instance, "Attribute_Name_Of_SettingIDs", settings))
Response_Business_Concept_Name
返却するオブジェクトのBusiness Concept名response_Object_Instance
返却するオブジェクトのインスタンス名Attribute_Name_Of_SettingIDs
結果返却用の配列(String[])の変数名(ダブルクォーテーションで囲んでください。)設定例 := decision.put("ResponseObject", resultantDynamicUsers(responseObj, "ids", settings))DecisionObjectテーブル
動的処理者設定用のオブジェクトを初期化するために、以下のシンタックスを利用してください。:= initializeDynamicUserList(response_Object_Instance, "Attribute_Name_Of_SettingIDs&Initial _Values", settings)
response_Object_Instance
返却するオブジェクトのインスタンス名Attribute_Name_Of_SettingIDs&Initial _Values
インスタンス化に用いる変数とユーザ情報の2つを結合して指定します。(全体をダブルクォーテーションで囲んでください。)設定例 := initializeDynamicUserList(responseObj, "ids:1,2,3", settings)Variableテーブル
返却するオブジェクトの設定にはVariableテーブルを使用してください。設定する値はDecisionObjectテーブルで指定した、インスタンスの初期化に用いるユーザの対象者IDと一致させてください。他のフィールドを追加することも可能です。Glossaryテーブル
返却するオブジェクトの設定については、以下の例を参考に設定してください。背景色が黄色の部分がIMDynamicUserのBeanの変数を示しています。以下の例以外の変数を追加することもできます。DecisionTableテーブル
判定ルールと、返却する対象者IDを設定してください。IM-BIS 側に返却する対象者IDの配列(この例だと返却ID)はArray型のため、カンマ区切りで対象者IDを設定してください。Condition、Conclusionの追加・変更は自由に設定ができます。以下の例は、インプット1が10の場合、対象者IDが1,14のユーザが IM-BIS に返却、20の場合は対象者IDが2,13,5のユーザが IM-BIS に返却されます。