intra-mart Accel Platform / Cassandra管理者ガイド

第7版 2014-01-01

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Windows環境への Cassandra のインストール

ここでは Windows環境への Cassandra のインストール方法を説明します。

ファイルの展開

Apache Cassandra の取得 でダウンロードした、<apache-cassandra-1.1.12-bin.tar.gz>ファイルを任意のパスに展開します。
※ファイルの展開には、TAR-GZ形式の圧縮ファイルが展開できる解凍ツールを利用してください。

コラム

本書では、例として次のディレクトリを指定します。

「C:/cassandra/apache-cassandra-1.1.12」

Cassandra をインストールしたディレクトリを以後、%CASSANDRA_HOME% と略します。

各種設定

メモリの設定

<%CASSANDRA_HOME%/bin/cassandra.bat>ファイルをエディタで開きます。
  • インストール環境に応じたメモリ値を指定します。

    「Xms」プロパティに最小ヒープサイズ、「Xmx」プロパティに最大ヒープサイズを指定します。指定する値は、必ず下記の記載例以上にしてください。

    set JAVA_OPTS=-ea^
    -javaagent:”%CASSANDRA_HOME%lib\jamm-0.2.5.jar”^
    -Xms512M^
    -Xmx512M^
    

    注意

    設定する値は「512M」以上にしてください。
    「512M」より小さい値を設定した場合、正常に動作しない恐れがあります。
    Cassandraとしては1GB以上に設定することを推奨されています。

Windows環境変数に JDKをインストールしたホームディレクトリを追加します。

WindowsOSのマニュアルにしたがい、次のように設定します。

変数 JAVA_HOME
JDK をインストールしたホームディレクトリ

コラム

  • 事前にJDK6またはJDK7をインストールしてください。

Cassandra の設定

<%CASSANDRA_HOME%/conf/cassandra.yaml>ファイルをエディタで開きます。

クラスタ名の指定

  • Cassandraのクラスタ名を指定します。
「cluster_name」 プロパティに任意のクラスタの名称を指定します。
cluster_name: 'IMBox Cluster'
IM-Juggling にて、conf/cassandra-config.xmlを開き、<cluster-name>を上記で指定したクラスタ名に変更してWARファイルを作成してください。
../../_images/cluster-name.png

データの保存場所の指定

  • データの保存場所を指定します。
「data_file_directories」プロパティに任意のパスを指定します。
指定したディレクトリが無い場合、起動時に自動で作成されます。
data_file_directories:
   - C:/cassandra/data

CommitLogの保存場所の指定

  • コミットログの保存場所を指定します。
「commitlog_directory」プロパティに任意のパスを指定します。
指定したディレクトリが無い場合、起動時に自動で作成されます。
# commit log
commitlog_directory: %CASSANDRA_HOME%/commit_log

キャッシュデータの保存場所の指定

  • キャッシュデータの保存場所を指定します。
「saved_caches_directory」プロパティに任意のパスを指定します。
指定したディレクトリが無い場合、起動時に自動で作成されます。
# saved caches
saved_caches_directory: %CASSANDRA_HOME%/saved_caches

コラム

  • Cassandraをバージョンアップする際には、旧バージョンのデータを新バージョンのデータとして引き継いで利用します。
  • バージョンアップについての詳細は、Cassandra のバージョンアップ をご覧ください。

他の Cassandra との通信用アドレスの指定

  • 他の Cassandra との通信用アドレスの指定します。
Cassandraでは、JavaのInetAddress.getLocalHost()で取得されたIPアドレスで、
他のCassandraとの通信を受け付けますが、複数のアドレスがある場合、
明示的に通信に利用するIPアドレスを指定する必要があります。
listen_address: 192.168.xxx.xxx(任意のIPアドレス)

rpc_address: 192.168.xxx.xxx(任意のIPアドレス)

1台のみで運用する場合は、127.0.0.1(localhost)のままで問題ありません。

システムログの指定

<%CASSANDRA_HOME%/conf/log4j-server.properties>ファイルをエディタで開きます。

  • システムログの保存場所を指定します。

「log4j.appender.R.File」プロパティに任意のパスを指定します。

log4j.appender.R.File=%CASSANDRA_HOME%/system.log

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