セットアップ・環境構築¶
intra-mart Accel Platform を分散システムとして構築する場合の注意点があります。¶
全てのサーバOSのシステム時計を合わせる必要があります。時計が大幅に違っていたり、サーバOS毎のシステム時計に差異があると、アプリケーションおよび各サーバプロセスが正常に動作しない可能性があります。IMBox を利用する場合、 Apache Cassandra を実行するサーバ上の時計もintra-mart Accel Platform を実行するサーバ上の時計と全て時刻が合っている必要があります。全てのサーバプロセスについて Java VM のバージョン(およびリビジョン)を統一してください。またすべてのサーバプロセスは、単一のベンダから提供されている Java VM を利用してください。
ハードウェアのスペックによりwarファイルのデプロイ処理に時間がかかる場合があります。¶
アプリケーションサーバ上にwarをデプロイする際、ファイルの展開処理を行うため時間がかかります。実際の時間はハードウェアのスペック等により異なります。
画面テーマは1つ以上選択しないと画面が正常に表示されません。¶
intra-mart Accel Platformに対し、Webブラウザによる画面アクセスを行う場合、環境構築の際に注意すべき点があります。IM-Jugglingでwarファイルを出力する際、画面テーマを1つ以上選択する必要があります。画面テーマを選択していない場合、画面が正常に表示されません。IM-JugglingでIM-Mobile Frameworkモジュールが選択されていない場合、画面テーマとして以下より画面テーマを1つ以上選択してください。
- 「intra-mart Accel Platform 標準テーマ」
- 「intra-mart WebPlatform ver6.x 風テーマ」
- 「intra-mart BaseModule ver5.x 風テーマ」
IM-JugglingでIM-Mobile Frameworkモジュールが選択されている場合、上述の画面テーマを1つ以上選択し、併せて「intra-mart Accel Platform スマートフォン標準用テーマ」を選択してください。
運用環境に体験版(試用目的の製品)をインストールする事はできません。¶
運用環境に試用版製品をインストールして利用することはできません。インストールした場合、想定しない動作となる可能性があります。
テナント環境セットアップ時にセッションタイムアウトまでの時間が短いと処理完了時に404エラーが発生します。¶
テナント環境セットアップやサンプルデータセットアップの実行時、resin-web.xml で設定するセッションタイムアウトまでの時間(session-timeou)が短い(例:1minute)場合、セットアップ完了後に404エラー画面に遷移してしまいます。上記構築時のみセッションタイムアウトまでの時間を長くしてください(環境等により設定する時間に差異があります)。※セッションオートキープ機能を当事象の回避策として採用することはできません。システム管理機能では、テーマが適用されないためセッションオートキープ機能が利用できません。
intra-mart Accel Platform 起動前には Database が起動済みであることが前提となります。¶
- intra-mart Accel Platform を起動するには事前に Database の起動が完了している必要があります。
intra-mart Accel Platform を64bit環境に構築する場合にコンパイルオプションが必要です。¶
mod_cauchoのコンパイル時のオプションにおいて、./configureを呼び出す際に以下のオプションが必要となります。--enable-64bit-plugin --enable-64bit
Windows と Linux の混在環境での運用はできません。¶
- intra-mart Accel Platform が動作する分散環境を構築する場合、WindowsとLinuxの混在環境での運用はできません。
Storage の参照できる共有ディレクトリのパスは同じ設定にする必要があります。¶
分散環境を構築する場合に、Storageのルートディレクトリに指定するパスが全て同じ共有ディレクトリを参照するように設定されている必要があります。サーバ毎に参照先が異なる場合、Storageに配置したファイルが共有できません。【対象の設定ファイル】` <CONTEXT_PAHT>/WEB-INF/conf/storage-config.xml`
im-Juggling について注意があります。¶
- OSは日本語、中国語(zh_CN)、英語のみ利用可能です。
im-Juggling の modules フォルダに直接ユーザモジュールを配置することはできません。¶
- 必ず、juggling.imファイルエディタ内(構成エディタ)より、ユーザモジュールの追加を行なってください。
テナント初期設定前に、システム管理者のログイン画面にアクセスすると例外が発生する場合があります。¶
設定ファイル <CONTEXT_PATH>/WEB-INF/session-auto-keep-config/default.xml の session-auto-keep を有効にした状態で、テナント初期設定前にシステム管理者のログイン画面にアクセスすると、「imaz_resource」テーブルが存在しない旨の例外がバックグラウンドで出力されます。【再現手順】
- “session-auto-keep” の設定を true として warファイル を作成します。
- Web Application Server を初回起動します。(テナント初期設定は未実施)
- システム管理者のログインURL(/system/login)にアクセスします。
※ 「imaz_resource」テーブルが存在しない旨の例外がバックグラウンドで出力されます。なお、例外は出力されますが、テナント初期設定は正常に実行可能です。この例外を出力せずにテナント初期設定を行いたい場合は、session-auto-keep を無効な状態で、テナント初期設定を実施してください。その後、session-auto-keep を有効にしてください。
テナント環境セットアップが全て完了している状態で運用を行なっている必要があります。¶
テナント環境セットアップは、 intra-mart Accel Platform の初回起動時だけでなく、モジュールの追加やバージョンアップを行った際にも必要です。運用開始前に、システム管理者でログインし、 [システム管理者ホーム] > [テナント環境セットアップ] にて、「テナント環境は最新です。セットアップが必要なモジュールはありません。」と表示されていることを確認してください。テナント環境セットアップが必要なモジュールが存在する場合、モジュールを動作させるための前提条件が整っていないことになり、予期せぬ動作が発生する可能性があります。
自己証明書で構築した環境は動作保証外となります。¶
自己証明書で構築した環境は動作保証外となります。(例)スマートフォン版でのファイルのダウンロードができません。
Internet Information Services(IIS) で統合Windows認証が有効な場合、Webサービスは利用できません。¶
- Internet Information Services(IIS) で統合Windows認証が有効な場合、 Internet Information Services(IIS) 経由でのWebサービスはご利用になれません。
Internet Information Services(IIS) で統合Windows認証が有効な場合、外部ソフトウェア連携機能は利用できません。¶
- Internet Information Services(IIS) で統合Windows認証が有効な場合、 Internet Information Services(IIS) 経由での外部ソフトウェア連携機能はご利用になれません。
パスワード履歴管理機能を有効にするとテナント初期設定が実行出来ないことがあります。¶
以下の条件を満たした場合、テナント初期設定に失敗します。
- パスワード履歴管理設定の管理するパスワード履歴数(password-history-count)が 1 以上、かつパスワード履歴内のパスワードの利用禁止(deny-old-password)が true に設定されている。
- テナント初期設定(テナントを構築後に初めてシステム管理者が使用する画面)でテナント管理者登録を行うチェックをONにし「登録」ボタンをクリックした。
本事象を回避するためには、以下のいずれかの設定・方法でテナント初期設定を実行してください。
- パスワード履歴管理機能を無効に設定する。
- テナント初期設定終了後、パスワード履歴管理機能を有効にしてください。
- テナント初期設定で、テナント管理者の登録を行わないで実行する。
intra-mart Accel Platform で使用する文字コードは、UTF-8 のみです。¶
- 利用可能な文字コードは、UTF-8となります。
mod_proxyを利用するとエラーログが出力されます。¶
apacheのエラーログにcometに関するエラーログが出力されます。[Wed Mar 13 20:53:06 2013] [error] [client 127.0.0.1] proxy: Error reading from remote server returned by /imart/_system/reverse_ajax/connect, referer: http://XXXXXXXXXX/imart/imbox/mybox? [Wed Mar 13 20:53:49 2013] [error] [client 127.0.0.1] (20014)Internal error: proxy: error reading status line from remote server XXX.XXX.XXX.XXX:8080, referer: http://XXXXXXXXXX/imart/imbox/mybox?動作に対しては影響がありません。
mod_proxyや、ロードバランサ等、リバースプロキシ機能を利用した場合、APサーバのコンテキストルートを必ずリクエストに含むようにする必要があります。¶
mod_proxyや、ロードバランサ等、リバースプロキシ機能を利用した場合、APサーバのコンテキストルートを必ずリクエストに含むようにして下さい。【例】APサーバ側 http://myapp/imart であれば、 リクエストのURLは http://myweb/imart にして下さい。
intra-mart Accel Platform で提供しているテナントマスタ関連資材は削除しないでください。¶
intra-mart Accel Platform で提供しているテナントマスタ関連資材は削除しないでください。削除不可のテナントマスタ関連資材は以下の通りです。・ジョブジョブカテゴリジョブジョブネットカテゴリジョブネット・認可認可リソース、認可リソースグループ認可サブジェクト、認可サブジェクトグループ、認可サブジェクトグループカテゴリ・メニューメニューグループカテゴリ(グローバルナビ(PC)、サイトマップ(PC)等のカテゴリ)・ロールintra-mart Accel Platform で提供しているテナントマスタ関連資材を削除した場合、テナント環境セットアップが正常に動作しない場合があります。intra-mart製品は、アップデート時にテナントマスタ関連資材に対して操作することがあります。そのため、存在しないテナントマスタ関連資材に対して操作するアップデートがある際にテナント環境セットアップに失敗します。標準でインストールされているテナントマスタ関連資材は削除しないでください。
新規で intra-mart Accel Platform を構築する場合は、data-source-mapping-config.xmlファイル内の<tenant-id>は変更しないでください。¶
新規で intra-mart Accel Platform を構築する場合は、data-source-mapping-config.xmlファイル内の<tenant-id>は変更しないでください。この変更は intra-mart WebPlatform version 7.2 から移行を行う場合のみ変更する場合のみ許可されます。詳細については、 「 移行ガイド 」 を参照してください。
テナント情報設定前にテナント環境セットアップを行った環境は動作保障外となります。¶
APIを利用してテナント環境セットアップを行う場合はテナント情報を設定してから行ってください。この場合、テナント情報にはロケールとタイムゾーンIDを必ず指定してください。ロケールにはロケールマスタに存在するロケールを指定してください。タイムゾーンIDにはタイムゾーンマスタに存在するタイムゾーンIDを指定してください。