intra-mart Accel Platform 設定ファイルリファレンス 第40版 2026-10-01

IM-Copilot テレメトリの外部送出設定

概要

IM-Copilot の可観測性が記録したトレースを、OpenTelemetry Protocol(OTLP)で外部の監視基盤へ送出する機能に関する設定です。
この設定ファイルでは、送出機能の有効・無効、送出の束ね方、送出先との通信(タイムアウト・再送)、およびプロキシの設定を行います。
本設定は配備単位の設定であり、1つのWARに収容するすべてのテナントに一律に適用されます。
送出先のURL・認証方式・認証情報・追加HTTPヘッダはテナントごとの設定であり、テナント環境セットアップまたはテナント設定の「テレメトリの外部送出設定」で設定します。これらは本設定ファイルには含まれません。
送出方式はOTLP/HTTP(http/protobuf)に固定されています。

モジュール IM-Copilot モジュール
フォーマットファイル(xsd) WEB-INF/schema/im-copilot-otlp-export-config.xsd
設定場所
WEB-INF/conf/im-copilot-otlp-export-config.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<im-copilot-otlp-export-config xmlns="https://www.intra-mart.jp/im-copilot/im-copilot-otlp-export-config" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="https://www.intra-mart.jp/im-copilot/im-copilot-otlp-export-config ../schema/im-copilot-otlp-export-config.xsd ">

  <enabled>false</enabled>

  <batch>
    <max-queue-size>2048</max-queue-size>
    <max-export-batch-size>512</max-export-batch-size>
    <schedule-delay-millis>5000</schedule-delay-millis>
    <export-timeout-millis>30000</export-timeout-millis>
  </batch>

  <connection>
    <connect-timeout-millis>10000</connect-timeout-millis>
    <request-timeout-millis>10000</request-timeout-millis>
    <retry-max-attempts>5</retry-max-attempts>
    <retry-initial-backoff-millis>1000</retry-initial-backoff-millis>
    <retry-max-backoff-millis>5000</retry-max-backoff-millis>
    <retry-backoff-multiplier>1.5</retry-backoff-multiplier>
  </connection>

  <proxy>
    <host></host>
  </proxy>

</im-copilot-otlp-export-config>

すべての設定項目は省略できます。省略した項目には、各項目の「省略時のデフォルト値」が適用されます。
設定ファイルは配備時に読み込まれます。設定ファイルの変更を反映するには、アプリケーションサーバの再起動が必要です。
テナントごとの設定(送出先など)の変更は、再起動を行わなくても次回の送出から反映されます。

注意

設定ファイルはフォーマットファイル(xsd)で検証されます。
値の範囲から外れた値、定義されていないタグ、または順序の誤ったタグを1か所でも記述すると、設定ファイル全体の読み込みに失敗し、すべての項目に省略時のデフォルト値が適用されます。
「送出機能の有効化設定」のデフォルト値は false であるため、結果として送出機能が停止します。
設定ファイルが存在しない場合も同様に、送出機能は停止します。
可観測性の記録(データベースへの書き込み)と画面は通常どおり動作するため、送出機能の停止に気づきにくい点に注意してください。
設定ファイルの読み込みに失敗した場合は、ログに「W.IWP.COPILOT.OBSERVABILITY.00201 テレメトリ外部送出の基盤設定の読み込みに失敗しました。送出機能を無効にしました。」が出力されます。
特に「試行回数の上限設定」は 2 以上 5 以下の値のみ指定できます。

リファレンス

送出機能の有効化設定

タグ名 enabled
テレメトリの外部送出機能の有効・無効を設定します。

【設定項目】

<enabled>true</enabled>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容
送出機能を有効にする場合は true を指定します。
false の場合、テナントごとの設定内容にかかわらず、どのテナントのトレースも送出されません。
単位・型 真偽値 (true/false)
省略時のデフォルト値 false
親タグ im-copilot-otlp-export-config

送出の束ね方設定

タグ名 batch
送出待ちのトレースを束ねて送出する方法の各種設定を行います。

【設定項目】

<batch>
  ....
</batch>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 送出の束ね方の各種設定を指定します。
単位・型 なし
省略時のデフォルト値 なし
親タグ im-copilot-otlp-export-config

送出待ちキューの上限設定

タグ名 max-queue-size
送出待ちのスパンを保持するキューの上限件数を設定します。

【設定項目】

<batch>
  <max-queue-size>2048</max-queue-size>
  ....
</batch>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容
送出待ちのスパンを保持するキューの上限件数を指定します。
上限を超えたスパンは送出されずに破棄されます。可観測性の記録(データベースへの書き込み)には影響しません。
単位・型 数値 (1 - )
省略時のデフォルト値 2048
親タグ batch

1回の送出件数の上限設定

タグ名 max-export-batch-size
1回の送出に含めるスパン数の上限を設定します。

【設定項目】

<batch>
  <max-export-batch-size>512</max-export-batch-size>
  ....
</batch>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 1回の送出に含めるスパン数の上限を指定します。
単位・型 数値 (1 - )
省略時のデフォルト値 512
親タグ batch

送出間隔設定

タグ名 schedule-delay-millis
送出を試みる間隔を設定します。

【設定項目】

<batch>
  <schedule-delay-millis>5000</schedule-delay-millis>
  ....
</batch>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 送出を試みる間隔をミリ秒で指定します。
単位・型 数値[ミリ秒] (0 - )
省略時のデフォルト値 5000
親タグ batch

送出のタイムアウト設定

タグ名 export-timeout-millis
1回の送出を打ち切るまでの時間を設定します。

【設定項目】

<batch>
  <export-timeout-millis>30000</export-timeout-millis>
  ....
</batch>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 1回の送出を打ち切るまでの時間をミリ秒で指定します。
単位・型 数値[ミリ秒] (0 - )
省略時のデフォルト値 30000
親タグ batch

送出先との通信設定

タグ名 connection
送出先との通信(タイムアウト・再送)の各種設定を行います。

【設定項目】

<connection>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 送出先との通信の各種設定を指定します。
単位・型 なし
省略時のデフォルト値 なし
親タグ im-copilot-otlp-export-config

接続タイムアウト設定

タグ名 connect-timeout-millis
送出先への接続の確立を待つ時間を設定します。

【設定項目】

<connection>
  <connect-timeout-millis>10000</connect-timeout-millis>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 送出先への接続の確立を待つ時間をミリ秒で指定します。
単位・型 数値[ミリ秒] (1 - )
省略時のデフォルト値 10000
親タグ connection

応答タイムアウト設定

タグ名 request-timeout-millis
送出先からの応答を待つ時間を設定します。

【設定項目】

<connection>
  <request-timeout-millis>10000</request-timeout-millis>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 送出先からの応答を待つ時間をミリ秒で指定します。
単位・型 数値[ミリ秒] (1 - )
省略時のデフォルト値 10000
親タグ connection

試行回数の上限設定

タグ名 retry-max-attempts
送出に失敗した場合の、再送を含めた試行回数の上限を設定します。

【設定項目】

<connection>
  <retry-max-attempts>5</retry-max-attempts>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容
最初の送出を含めた試行回数の上限を指定します。
2 以上 5 以下の値のみ指定できます。再送を行わない設定(1)はできません。
単位・型 数値 (2 - 5)
省略時のデフォルト値 5
親タグ connection

最初の再送までの待ち時間設定

タグ名 retry-initial-backoff-millis
最初の再送までの待ち時間を設定します。

【設定項目】

<connection>
  <retry-initial-backoff-millis>1000</retry-initial-backoff-millis>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 最初の再送までの待ち時間をミリ秒で指定します。
単位・型 数値[ミリ秒] (1 - )
省略時のデフォルト値 1000
親タグ connection

再送までの待ち時間の上限設定

タグ名 retry-max-backoff-millis
再送までの待ち時間の上限を設定します。

【設定項目】

<connection>
  <retry-max-backoff-millis>5000</retry-max-backoff-millis>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 再送までの待ち時間の上限をミリ秒で指定します。
単位・型 数値[ミリ秒] (1 - )
省略時のデフォルト値 5000
親タグ connection

再送の待ち時間の倍率設定

タグ名 retry-backoff-multiplier
再送のたびに待ち時間へ掛ける倍率を設定します。

【設定項目】

<connection>
  <retry-backoff-multiplier>1.5</retry-backoff-multiplier>
  ....
</connection>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 再送のたびに待ち時間へ掛ける倍率を、0 より大きい数値で指定します。小数を指定できます。
単位・型 数値
省略時のデフォルト値 1.5
親タグ connection

プロキシ設定

タグ名 proxy
送出時に経由するプロキシの各種設定を行います。

【設定項目】

<proxy>
  ....
</proxy>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 プロキシの各種設定を指定します。
単位・型 なし
省略時のデフォルト値 なし
親タグ im-copilot-otlp-export-config

コラム

「プロキシのホスト設定」と「プロキシのポート設定」の両方を指定した場合にのみ、指定したプロキシを経由して送出します。
どちらか一方のみを指定した場合、およびどちらも指定しない場合は、Java VM のシステムプロパティ( http.proxyHost 、 https.proxyHost など)の設定に従います。
ユーザ名・パスワードによる認証を求めるプロキシには対応していません。プロキシが認証を求めた場合、送出は失敗します。

プロキシのホスト設定

タグ名 host
送出時に経由するプロキシのホストを設定します。

【設定項目】

<proxy>
  <host>proxy.example.com</host>
  ....
</proxy>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 プロキシのホスト名またはIPアドレスを指定します。
単位・型 文字列
省略時のデフォルト値 なし
親タグ proxy

プロキシのポート設定

タグ名 port
送出時に経由するプロキシのポート番号を設定します。

【設定項目】

<proxy>
  ....
  <port>8080</port>
</proxy>

必須項目 ×
複数設定 ×
設定値・設定する内容 プロキシのポート番号を指定します。
単位・型 数値 (1 - 65535)
省略時のデフォルト値 なし
親タグ proxy