7.2. 帳票レイアウト作成¶
7.2.1. ツールによって帳票レイアウトファイルの互換性が異なります¶
ツールによって帳票レイアウトファイルの互換性が、次のように異なります。
作成元ツール | 編集ツール
クライアント版帳票デザインツール
|
Web版帳票デザインツール |
---|---|---|
クライアント版帳票デザインツール | ○ | × |
Web版帳票デザインツール | ○(※1) | ○ |
FullPack版 Formaフォーム→IOD変換 | ○(※1) | ○ |
※1:サポート対象は、 クライアント版帳票デザインツール IOWebDOC v3.8.2以降です。
注意
上記以外の組合せは、サポート対象外です。
7.2.2. 識別子名には制限があります¶
- 半角英数字記号以外の文字は使用できません。
- 最大文字数は128文字です。
7.2.3. 1つの識別子に指定できるフォントは、1つまでです¶
1つの識別子に指定できるフォントは、1つまでです。
言語によって対応するフォントが異なるため、同一識別子に異なる言語(例:日本語と中国語)が混在している場合、文字化けが生じます。
7.2.4. Linux で連票形式 IOCELA の帳票レイアウトを利用する場合は、帳票レイアウトファイルの改行コード変更が必要です¶
連票形式 IOCELA の帳票デザインツールは、改行コードがCRLFの帳票レイアウトファイルを出力します。
Linux で IOCELA の帳票レイアウトを利用する場合は、帳票レイアウトファイル(.clf)の改行コードをCRLFからLFへの変更が必要です。
7.2.5. 文字枠の文字サイズを自動縮小する機能使用時は、入力できる文字数に制限があります¶
文字枠の文字サイズを自動縮小する機能は、枠内におさまるよう自動的にフォントサイズを縮小して表示します。
自動縮小した結果、フォントサイズが 0.5 以下となる場合は、判読できないフォントサイズとしてエラーとなります。
該当する機能を次に示します。
単票形式 IODOC
- 文字枠属性「文字サイズを自動縮小」
連票形式 IODBDOC
- 文字枠属性「出力制御」-「文字サイズ縮小」
- 文字枠属性「出力制御」-「文字サイズ縮小(改行を挿入)」
7.2.6. 複数表形式の帳票レイアウトを作成する場合、用紙方向の縦横、および、用紙サイズは揃えてください¶
連票形式 IODBDOC の複数表形式の帳票レイアウトは、用紙方向の縦横の混在、および、用紙サイズの混在には対応していません。
そのため、複数表形式の帳票レイアウトを作成する場合は、用紙方向の縦横、および、用紙サイズを揃えてください。
7.2.7. 連票形式 IODBDOC では、明細表を持たない帳票を作成することはできません¶
連票形式 IODBDOC は明細表をメインに扱うツールのため、明細表を持たない帳票レイアウトで帳票を作成した場合、エラーが発生します。
連票形式 IODBDOC は、行数可変の明細表の扱いに適しています。
そのため、明細表を持たない、または、行数固定の明細表を扱う帳票の場合は、単票形式 IODOC での作成を検討してください。
また、連票形式 IODBDOC では、データ項目変数を1つ以上定義することで、明細表を扱う帳票レイアウトとして見なされます。
当該帳票レイアウトを引き続き連票形式 IODBDOC で作成する場合は、データ項目変数がデータブロック以外でも使用できることを利用し、定義されている外部変数をデータ項目変数に変更してください。
外部変数を1つだけデータ項目変数に変更する場合は、次の通りです。
「データ設定」画面-「データ数」を「1」と設定します。
「外部変数設定」画面から変更する外部変数を削除します。
変更する外部変数の「項目属性編集」画面-「基本属性」タブから、「データタイプ」を「データ項目変数」へ変更、「データ」を「$1」へ変更します。
変更する外部変数へ渡していたデータを、データ項目変数へ渡すよう指定します。
コラム
データ項目変数を1つ以上定義した際に、データを渡さない、または、渡すデータの数が一致していない状態で帳票作成を行った場合、エラーが発生します。
そのため、定義したデータ項目変数と渡すデータの数が同じになるようにしてください。
7.2.8. Web版帳票デザインツール は、固定の用紙サイズのみ指定することが可能です¶
Web版帳票デザインツール は、任意の用紙サイズにカスタムすることはできません。
次の、固定の用紙サイズのみ指定することが可能です。
- A2~A6
- B2~B6
- 葉書
- Letter
- Tabloid(11x17inch)
- Ledger(17x11inch)
- Legal
- Screen
7.2.9. Web版帳票デザインツール は、一部のオブジェクトのみ追記することが可能です¶
Web版帳票デザインツール は、次のオブジェクトのみ追記することが可能です。
- 固定文字
- 識別子
- 文字枠
- ボックス
- 丸ボックス
- 直線
- イメージボックス
- バーコード
- 2次元バーコード
7.2.10. Web版帳票デザインツール は、一部のフォントのみ指定することが可能です¶
Web版帳票デザインツール は、次のフォントのみ指定することが可能です。
- IPA明朝
- IPAゴシック
- BIZ UDMincho
- BIZ UDGothic
- MS 明朝
- MS ゴシック
注意
MSフォント を指定した場合、表示倍率によって Web版帳票デザインツール 上での見た目がずれる場合があります。
上記現象が発生しても、オブジェクトの座標やフォントサイズ等、レイアウトの設定値に影響はありません。
注意
指定したフォントがクライアント環境にインストールされていない場合、 Web版帳票デザインツール 上では代替フォントが適用されます。
帳票レイアウトファイル内では、指定したフォントが保持されます。
7.2.11. FullPack版 Formaフォーム→IOD変換 には、いくつかの制限があります¶
FullPack版 Formaフォーム→IOD変換 には、画面アイテムの一部の設定が変換後のオブジェクトに反映されない等の制限がいくつかあります。
変換仕様の詳細については、「 IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform Formaフォーム→IOD変換 仕様書 」を参照してください。