5.17. プロジェクトアサインマスタ¶
本項では、プロジェクトアサインマスタの設定方法を説明します。
5.17.1. 概要¶
プロジェクトアサインマスタは、利用者とプロジェクトの紐付けを設定します。利用者は作業実績入力において、紐づけされたプロジェクトを選択できます。メンテナンス、インポートの2種類の方法でマスタ設定が可能です。また、マスタ設定をエクスポート可能です。コラム
プロジェクトアサインマスタでプロジェクトと紐づけられていない利用者は、作業実績を入力できません。利用者は、必ず1個以上のプロジェクトと紐づけてください。
5.17.2. 利用者別アサイン編集¶
本項では、利用者別アサイン編集機能を利用したマスタ設定方法を説明します。利用者別アサイン編集機能では、利用者別にアサインするプロジェクトを設定できます。
5.17.2.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「利用者別アサイン編集」をクリックします。 一覧画面表示後、「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい利用者の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
利用者コード 利用者名 一覧画面の対象利用者が表示されている行をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 プロジェクトアサイン登録画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
チェックボックス対象利用者をアサインするプロジェクトを選択します。 アサイン開始日アサイン開始日を入力します。 アサイン終了日アサイン終了日を入力します。コラム
アサインの期間はプロジェクトの期間内に設定してください。コラム
分類が「作業実績利用」以外のプロジェクトにアサインしても、他機能で利用されません。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
5.17.2.2. 更新¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「利用者別アサイン編集」をクリックします。 一覧画面表示後、「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したい利用者の以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
利用者コード 利用者名 一覧画面の対象利用者が表示されている行をクリックします。 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作 を参照してください。 更新画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目のみ編集できます。
- アサイン開始日
- アサイン終了日
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
5.17.3. プロジェクト別アサイン編集¶
本項では、プロジェクト別アサイン編集機能を利用したマスタ設定方法を説明します。プロジェクト別アサイン編集機能では、プロジェクト別にアサインする利用者を設定できます。
5.17.3.1. 新規登録¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「プロジェクト別アサイン編集」をクリックします。 一覧画面表示後、「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したいプロジェクトの以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
分類 プロジェクトコード プロジェクト名 一覧画面の対象プロジェクトが表示されている行をクリックします。 一覧画面表示後、「新規登録」をクリックします。 プロジェクトアサイン登録画面表示後、「ユーザ検索」をクリックします。 ユーザ検索画面表示後、ユーザを選択して「決定」をクリックします。コラム
ユーザ検索画面の操作方法は、『IM-共通マスタ 管理者操作ガイド』を参照してください。 プロジェクトアサイン登録画面で必要な情報を入力し、「登録」をクリックします。
アサイン開始日アサイン開始日を入力します。 アサイン終了日アサイン終了日を入力します。コラム
アサインの期間はプロジェクトの期間内に設定してください。コラム
分類が「作業実績利用」以外のプロジェクトにアサインしても、他機能で利用されません。 確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 新規登録することができました。
5.17.3.2. 更新¶
「サイトマップ」→「Kaiden!」→「マスタメンテナンス」→「プロジェクト別アサイン編集」をクリックします。 一覧画面表示後、「検索」をクリックします。コラム
検索欄に検索したいプロジェクトの以下の項目を入力して「検索」をクリックすると、結果を一覧に表示します。
分類 プロジェクトコード プロジェクト名 一覧画面の対象プロジェクトが表示されている行をクリックします。 一覧画面の対象データが表示されている行をクリックします。コラム
一覧機能の操作方法は、一覧画面の操作 を参照してください。 プロジェクトアサイン編集画面で情報を編集し、「更新」をクリックします。次の項目のみ編集できます。
- アサイン開始日
- アサイン終了日
確認ポップアップが表示されますので、「決定」をクリックします。 更新することができました。
5.17.4. インポート¶
本項では、インポート機能を利用したマスタ設定方法を説明します。
5.17.4.1. インポートデータ作成¶
インポートするデータを作成し、ストレージにアップロードします。作成するインポートデータの形式は、次の通りです。
ファイル形式ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のファイル形式です。
ファイル名 import.csv 文字コード UTF-8 区切り文字 , 囲み文字 “ データ形式
No(列) 項目名 必須 最大文字数 備考 1 会社コード ○ 100 2 プロジェクトカテゴリコード ○ 100 3 プロジェクトコード ○ 100 4 ユーザコード ○ 100 5 開始日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 6 終了日 ○ 10 yyyy/MM/dd形式 データサンプル"comp_sample_01","100008-2","000002","aoyagi","2026/01/01","2026/12/31" "comp_sample_01","100008-2","000003","aoyagi","2026/01/01","2026/12/31" "comp_sample_01","100008-2","000003","ueda","2026/01/01","2026/12/31"コラム
項目を省略する場合でも、「”」で囲んでください。 アップロード先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のアップロード先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/project_assign ファイル名 import.csv コラム
インストール直後などはアップロード先のディレクトリが作成されていません。ディレクトリの作成方法やファイルのアップロード方法は、次のドキュメントを参照してください。
5.17.4.2. ジョブネットの設定¶
インポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「勘定科目」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-import-projectassign Kaiden! / マスタ / インポート / プロジェクトアサイン 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。コラム
ジョブネットの設定(実行)後、メンテナンス機能でインポートが正しく実行されたことを確認してください。
5.17.4.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd インポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) インポートファイルのパス file_path インポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/project_assign/import.csv) 処理後のインポートファイルの操作モード file_mode 処理後のインポートファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 操作なし 2 : コピー(copy) 3 : アーカイブ(move) 4 : 正常終了(警告含)時アーカイブ(move)、エラー終了時操作なし 5 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時アーカイブ(move) 6 : 削除(delete) 7 : 正常終了(警告含)時削除(delete)、エラー終了時操作なし 8 : 正常終了(警告含)時操作なし、エラー終了時削除(delete) アーカイブ先パス archive_path インポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/project_assign/import_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character インポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter インポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing インポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション 読込開始行数 start_rows インポートファイルの読込開始行数を設定します。(省略時:0) マスタID masterId インポートするマスタのIDを設定します。プロジェクトアサインマスタインポートの場合は「project_assign」を設定します。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式
5.17.5. エクスポート¶
本項では、エクスポート機能を利用したマスタ設定取得方法を説明します。
5.17.5.1. ジョブネットの設定¶
エクスポート機能用のジョブネットの設定を行います。
「サイトマップ」→「テナント管理」→「ジョブネット設定」をクリックします。 ジョブネット一覧(画面左部)の「勘定科目」をクリックします。 「編集」をクリックします。 必要に応じて「実行パラメータ」、「トリガ設定」を編集します。コラム
設定が必要な実行パラメータの詳細は、実行パラメータを参照してください。トリガ設定の設定方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。コラム
複数の「実行パラメータ」、「トリガ設定」を行う場合はジョブネットを複数作成してください。ジョブネットの作成方法は『テナント管理者操作ガイド』を参照してください。ジョブネット作成時には次のジョブを登録してください。
ジョブID ジョブ名(ジョブ選択時のツリー) kaiden-job-master-export-projectassign Kaiden! / マスタ / エクスポート / プロジェクトアサイン 編集後、「更新」をクリックします。 確認ポップアップの「決定」をクリックします。 ジョブネットが設定されました。
5.17.5.2. ファイル取得¶
エクスポートファイルを次のエクスポート先から取得します。
エクスポート先ジョブネットの設定で設定する実行パラメータにより変化します。以下は初期値(実行パラメータ未設定の場合)のエクスポート先です。
ディレクトリ kaiden/generic/master/project_assign/ ファイル名 export.csv データ形式エクスポートファイルのデータ形式です。
項目 項目名 備考 companyCd 会社コード projectCategoryCd プロジェクトカテゴリコード projectCd プロジェクトコード userCd ユーザコード startDate 開始日 yyyy/MM/dd形式 endDate 終了日 yyyy/MM/dd形式
5.17.5.3. 実行パラメータ¶
設定が可能な実行パラメータは次の通りです。
名称 キー 説明/設定値 エラースキップ error_skip 会社別処理でエラー発生時の後続処理をスキップするか設定します。(省略時:false) ロック待ち時間 lock_wait ロックの待ち時間を設定します。(省略時:10秒) 処理対象会社グループセットコード company_group_set_cd 処理対象会社グループコード company_group_cd 処理対象会社コード company_cd エクスポートを行う会社の会社コードを設定します。(省略時:登録済みの全会社を対象とします。) コンダクター conductor ジョブの各処理間で実行されるコンダクターを設定します。カンマ区切りで複数指定できます。AbstractGenericJobConductorを継承したクラスのコンポーネント名を指定してください。(省略時:コンダクターを使用しません。) エクスポートモード export_mode エクスポートの処理モードを設定します。(省略時:1)
1 : 全件出力モード 3 : 更新日モード(エクスポート対象データの検索対象以降に更新されたレコードを出力) エクスポート対象データの検索対象日 target_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日(yyyy/mm/dd)を設定します。(省略時:ジョブの実行日) シフト日数 shift_date エクスポートモード3を設定した場合、エクスポート対象データの検索対象日に対する増減日数を設定します。「-2147483648~2147483647」の範囲で設定してください。(省略時:0) エクスポートファイルのパス file_path エクスポートファイルのstorage以降のパスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/project_assign/export.csv) エクスポート時の既存ファイルの操作モード file_mode エクスポート時の既存ファイルの操作モードを設定します。(省略時:1)
1 : 既存ファイルに追記 2 : 既存ファイルを削除し、エクスポート 3 : エクスポートファイルをアーカイブ(移動)し、エクスポート アーカイブ先パス archive_path エクスポート時の既存ファイルの操作モードが3の場合、エクスポートファイルのアーカイブ先パスを設定します。(省略時:kaiden/generic/master/project_assign/export_{YMDHMSN}.csv) 文字コード character エクスポートファイルの文字コードを設定します。(省略時:UTF-8)
UTF-8 SHIFT-JIS 区切り文字 delimiter エクスポートファイルの区切り文字を設定します。(省略時:,)
, : カンマ \t : タブ 囲み文字 enclosing エクスポートファイルの囲み文字を設定します。(省略時:”)
” : ダブルクォーテーション none : 囲み文字なし エクスポートファイルのヘッダー出力有無 header_row エクスポートファイルのヘッダー出力有無を設定します。(省略時:false)
true : ヘッダー出力有 false : ヘッダー出力無 マスタID masterId エクスポートするマスタのIDを設定します。プロジェクトアサインマスタエクスポートの場合は、ジョブ設定の実行パラメータに「project_assign」を設定しています。{YMDHMSN}:「yyyyMMddHH24mmssSSS」形式