IM-BloomMaker for Accel Platform 2025 Spring リリースノート 初版 2025-04-01

3. IM-BloomMaker for Accel Platform 2024 Autumn(Jasmine) からの変更点

3.1. 仕様変更

3.1.1. リッチテーブルの日時の動作仕様を、初版かサマータイム対応版か切り替えられるようにします。

リッチテーブルの日時の動作仕様を、初版かサマータイム対応版か切り替えられるようにします。

リッチテーブルに summerTimeOption プロパティを追加し、「typeA: DISABLED」と「typeB: ENABLED」から動作を選択可能とします。
既存のコンテンツ・テンプレート・エレメントセット定義では、アップデート後は「typeA: DISABLED」が選択されます。(アップデート前と同一の動作を行います)
アップデート後に新しくリッチテーブルを配置した場合、「typeB: ENABLED」が選択されます。

サマータイムが適用されたタイムゾーンのユーザが画面を操作する可能性がある場合、「typeB: ENABLED」を選択して画面設計を行います。
この場合、リッチテーブルに変数値を表示する際は、タイムゾーンに関わらず日時部分のみをそのまま使用するため、IM-LogicDesigner などサーバ側でリッチテーブル表示用の日時をアカウントコンテキストのタイムゾーンに変換することを推奨します。

日本国内専用の画面など、サマータイムが適用されないことが確定している場合、「typeA: DISABLED」を選択できます。
ただし、このオプションは互換性を保つために用意されているため、可能な限り「typeB: ENABLED」に移行してください。

3.1.2. コンテンツ種別「imds」の複数選択エレメントのデザインを変更します。

コンテンツ種別「imds」の複数選択エレメントのデザインを変更します。
intra-mart Design System に沿った見た目に変更します。

3.1.3. 「変数〇に〇を代入する」「親画面の変数〇に〇を代入する」アクションアイテムにおいて、代入先の変数に定義された型に変換を行った上で代入します。

「変数〇に〇を代入する」「親画面の変数〇に〇を代入する」アクションアイテムにおいて、代入先の変数に定義された型に変換を行った上で代入します。
この影響で、元々想定と異なる変数の型を設定していた場合、コンテンツの動作が変わる可能性があります。
例えば、以下のような互換性のない型に対して変数値を代入した場合、代入後の値が大きく変わります。
文字列・数値・真偽値・日時 を「マップ」型の変数に代入
⇒ 直接変換できないため、null が代入されます
文字列 を「整数」「浮動小数点数」「高精度小数」型の変数に代入
⇒ 数値に変換できない場合、NaN が代入されます
日時 を「整数」「浮動小数点数」「高精度小数」型の変数に代入
⇒ 文字列ではなく、エポックミリ秒(数値)として代入されます
マップ を「文字列」型の変数に代入
⇒ マップではなく、文字列「<マップ>」が代入されます
マップ を「整数」「浮動小数点数」「高精度小数」型の変数に代入
⇒ マップではなく、キーの件数が代入されます

3.1.4. データなしの変数を持つエレメントセットを参照モードでコンテンツに配置する、かつ変数が「データなし」の場合の動作を変更します。

エレメントセットをコンテンツ定義に配置した後、エレメントセット側の変数が「データなし」の場合は、変数値を上書きしないように修正します。

具体的には、以下の基本動作に仕様を変更します。

コンテンツ側とエレメントセット側に同一キーが存在する場合
変数の型が異なる場合
⇒ エレメントセット側の変数値で上書きします。
エレメントセット側の変数値が「データなし」以外の場合
⇒ エレメントセット側の変数値で上書きします。
エレメントセット側の変数値が「データなし」の場合
⇒ 上書きせず、コンテンツ側の変数値を維持します。
コンテンツ側にキーが存在せず、エレメントセット側にキーが存在する場合
⇒ エレメントセット側の変数値で上書きします。
コンテンツ側にキーが存在し、エレメントセット側にキーが存在しない場合
⇒ 上書きせず、コンテンツ側の変数値を維持します。

3.2. 追加された主な機能

3.3. 追加・変更されたテーブル定義

IM-BloomMaker for Accel Platform 2024 Autumn(Jasmine) から変更のあるテーブル定義は以下のとおりです。

  • テーブル imbm_eset_icon を追加しました。
  • テーブル imbm_eset_palette を追加しました。

3.4. システム要件

  • intra-mart Accel Platform 2025 Spring(Kamille) のシステム要件に準じて変更しました。

3.5. 検証済み環境

  • intra-mart Accel Platform 2025 Spring(Kamille) の検証済み環境に準じて変更しました。

3.6. サードパーティライブラリ

  • 追加・変更
  • axios を 0.21.4 から 1.7.7 に変更しました。
  • dompurify を 3.1.5 から 3.1.7 に変更しました。

3.7. 制限事項