環境変数¶
Linux での 連携エンジン HTMLtoPDF の環境変数の設定手順を示します。
テキストエディタで、設定ファイル< /etc/profile >を開きます。
次の例は、viエディタを使用する場合です。
$ vi /etc/profile
連携エンジン HTMLtoPDF のパスに関する環境変数を追記します。
< %HTMLTOPDF_HOME% >を< /usr/local/htmltopdf >として説明します。
export HTMLTOPDF=/usr/local/htmltopdf export PATH=${PATH}:${HTMLTOPDF}/bin export LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:${HTMLTOPDF}/lib
連携エンジン HTMLtoPDF を動作させるために必要なD-Busの環境変数を追記します。
コマンドの例は、次の通りです。
export DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS=unix:path=/run/dbus/system_bus_socket
連携エンジン HTMLtoPDF 用のディスプレイの環境変数を追記し、保存します。
コマンドの例は、次の通りです。
export DISPLAY=:1
Linux 環境に再ログインし、設定ファイル< /etc/profile >を読み込みます。
次のコマンドを実行します。
$ htmltopdf -v
画面にバージョン番号が表示されれば環境変数の設定は完了です。
$ htmltopdf Linux Vx.x.x.x
注意
systemd などサービス起動する場合、起動ユーザ(ログインユーザ)は指定できますが、.bashrc などに設定された環境変数を全く継承しません。 resinの起動スクリプト(サービス)に直接、環境変数を設定してください。
注意
systemd の Environment / EnvironmentFile では環境変数は展開されない為、 設定する際は、環境変数ごとに明確にPATHを記載してください。
【NG】
HTMLTOPDF=/usr/local/htmltopdf
PATH=$HTMLTOPDF/bin:$PATH
LD_LIBRARY_PATH=$HTMLTOPDF/lib
【OK】
HTMLTOPDF=/usr/local/htmltopdf
PATH=/usr/local/htmltopdf/bin:/usr/bin
LD_LIBRARY_PATH=/usr/local/htmltopdf/lib
注意
Resin を実行するユーザ以外でインストーラの圧縮ファイルを解凍してしまった場合、または、権限ユーザを変更する場合の手順を示します。
実行権限の設定
実行(execute)権限を設定する手順を示します。
< %HTMLTOPDF_HOME% /bin >に移動します。
< %HTMLTOPDF_HOME% >を< /usr/local/htmltopdf>として説明します。
$ cd /usr/local/htmltopdf/bin/
全てのファイルに実行権限を付与します。
$ chmod +x *
参照権限の設定
参照(Read)権限を設定する手順を示します。
< %HTMLTOPDF_HOME% /lib >内のファイルに参照権限を設定します。
< %HTMLTOPDF_HOME% /lib >に移動します。
< %HTMLTOPDF_HOME% >を< /usr/local/htmltopdf >として説明します。
$ cd /usr/local/htmltopdf/lib/
全てのファイルに参照権限を付与します。
$ chmod +r *
< %HTMLTOPDF_HOME% /etc >内のファイルに参照権限を設定します。
< %HTMLTOPDF_HOME% /etc >に移動します。
< %HTMLTOPDF_HOME% >を< /usr/local/htmltopdf >として説明します。
$ cd /usr/local/htmltopdf/etc/
全てのファイルに参照権限を付与します。
$ chmod +r *
サブディレクトリがある場合は、サブディレクトリ、および、サブディレクトリ内のファイルにも同様の権限を設定してください。
HTMLtoPDF < chromhtmltopdf_opt.txt >¶
HTMLtoPDF の設定ファイル< chromhtmltopdf_opt.txt >を編集する手順を示します。
テキストエディタで、設定ファイル< %HTMLTOPDF_HOME% /bin/chromhtmltopdf/ chromhtmltopdf_opt.txt >を開きます。
次の例は、viエディタを使用する場合です。< %HTMLTOPDF_HOME% >を< /usr/local/htmltopdf >として説明します。
$ vi /usr/local/htmltopdf/bin/chromhtmltopdf/chromhtmltopdf_opt.txt
最終行にオプション< --no-sandbox >を追記し、保存します。
--disable-gpu --no-sandbox
Xvfb 起動¶
Xvfb の起動手順を示します。
環境変数に設定したディスプレイの番号を指定し、 Xvfb を起動します。
コマンドの例は、次の通りです。
$ Xvfb :1 -screen 0 1280x1024x24 &