5.2.3.2.1. PDFファイルの変換¶

本項目では、スクリプト開発モデル用APIを使用したユーザプログラムを作成後、 IM-Workflow の承認アクション処理としてユーザプログラムを実行し、承認時の処理詳細画面（HTMLファイル）をPDFファイルに変換します。

手順

5.2.3.2.1.1. プログラムを作成する ¶

< jssp/ApproveActionProcess.js >をテキストエディタで開きます。
9行目を次のように修正し、PDFファイル名の接頭文字を指定します。
```
const prefix = "htmltopdf_";
```
15行目を次のように修正し、PDFファイルの出力先フォルダを指定します。
```
const dirPath = "pdfa/tutorial/htmltopdf";
```
20行目を次のように修正し、クラスを指定します。
- スタンドアローン構成の場合
  const htmlToPdf = new HtmlToPdf();
- 分散構成の場合
  const htmlToPdf = new HtmlToPdfRemote();
上書き保存します。

注意

文字コードを UTF-8 にして保存してください。
< %RESIN_HOME%/webapps/{warファイルと同名のディレクトリ}/WEB-INF/jssp/src/pdfa/tutorial/htmltopdf >ディレクトリを作成します。
< jssp/ApproveActionProcess.js >を< %RESIN_HOME%/webapps/{warファイルと同名のディレクトリ}/WEB-INF/jssp/src/pdfa/tutorial/htmltopdf >配下に設置します。
< %PUBLIC_STORAGE_PATH% /pdfa/tutorial/htmltopdf >ディレクトリを作成します。

設置したプログラムを環境に適用するため、 Web Application Server を再起動します。

サンプルユーザの「上田辰男」（ユーザコード：ueda パスワード:ueda）で、一般ユーザ画面< http://<HOST>:<PORT>/<CONTEXT_PATH>/login >にログインします。
「サイトマップ」-「ワークフロー」-「一覧」-「申請一覧」をクリックします。
「フロー」タブ-「 HTML→PDF変換スクリプト開発モデル」をクリックします。
申請画面が表示されるため、適切な値を入力し、「申請」をクリックします。

コラム

エラーが発生した場合は、エラーメッセージの内容に従い入力値の修正等を行ってください。
「申請」をクリックします。
「決定」をクリックします。

サンプルユーザの「青柳辰巳」（ユーザコード：aoyagi パスワード:aoyagi）で、一般ユーザ画面< http://<HOST>:<PORT>/<CONTEXT_PATH>/login >にログインします。
「サイトマップ」-「ワークフロー」-「一覧」-「案件一覧」をクリックします。
「未処理」タブの一覧から、「 申請する 」で申請した案件を選択し、「処理」アイコンをクリックします。
承認画面が表示されるため、「承認」をクリックします。
「承認」をクリックします。
「決定」をクリックします。

プログラムが実行され、< %PUBLIC_STORAGE_PATH% /pdfa/tutorial/htmltopdf >にPDFファイルが出力されます。

コラム

エラーが発生した場合は、例外ログの内容に従いファイルの修正等を行ってください。
出力されたPDFファイルをPDFビューア（ Adobe Acrobat Reader など）で開き、正しく表示されることを確認します。