IM-PDFDesigner FullPack for Accel Platform IM-LogicDesigner連携 操作ガイド 第6版 2022-06-01

3. ロジックフロー定義を作成する

FullPack版 IM-LogicDesigner 連携 を利用したロジックフロー定義の作成方法について示します。

コラム

ロジックフロー定義の詳細については、「 IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド 」-「 ロジックフロー定義 」を参照してください。

3.1. ユーザ定義タスクを配置する

「ロジックフロー定義編集」画面を開き、作成した IOWebDOC(iod)定義 、または、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクを配置し、ロジックフロー定義を作成します。

注意

IOWebDOC(iod)定義 、および、 IOWebDOC(ddl)定義 の出力ファイルを表す入力値「outputFile」はstorage型です。 IOWebDOC(iod)定義 、および、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクより先にストレージ操作タスクを配置し、マッピング元を取得してください。

../../_images/logicflow_1.png

ストレージ操作タスクの詳細については、「 IM-LogicDesigner仕様書 」-「 ストレージ操作 」を参照してください。

3.2. マッピングの設定を行う

IOWebDOC(iod)定義 、または、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクで「マッピング設定」画面を開き、入力値のマッピングの設定を行います。

出力ファイル、文書情報、および、セキュリティ情報は共通で、帳票データのマッピング設定のみ IOWebDOC(iod)定義 と IOWebDOC(ddl)定義 とで設定内容が異なります。

また、マッピングの設定を行う前に「入出力設定」画面で入出力設定を行ってください。

コラム

入力値の詳細については、次を参照してください。

3.2.1. 出力ファイル

出力ファイルを表す入力値は「outputFile」です。

「outputFile」は必須のプロパティです。必ずマッピングしてください。

../../_images/logicflow_2.png

注意

「outputFile」はstorage型です。 IOWebDOC(iod)定義 、および、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクより先にストレージ操作タスクを配置し、マッピング元を取得してください。

3.2.2. 文書情報

PDF帳票の文書情報を表す入力値は「docInfo」です。

「docInfo」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_3.png

コラム

「docInfo」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての文書情報は空になります。

「docInfo」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の文書情報は空になります。

3.2.3. セキュリティ情報

PDF帳票のセキュリティ情報を表す入力値は「security」です。

「security」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_4.png

コラム

「security」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。

「security」配下のプロパティを個別でマッピングする場合、マッピング設定は次の通りです。

  • 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票に文書を開くパスワードは付与されません。
  • 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」をマッピングしない場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。

注意

文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」にマッピングされているデータが空の場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。

3.2.4. 帳票データ

3.2.4.1. IOWebDOC(iod)定義

帳票データを表す入力値は「reportData」です。

「reportData」は任意のプロパティです。

../../_images/logicflow_5.png

コラム

「reportData」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての帳票データは空になります。

「reportData」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の帳票データは空になります。

3.2.4.2. IOWebDOC(ddl)定義

帳票データを表す入力値は「reportData」です。

  • 外部変数(ヘッダーやフッターのデータ)を表す入力値は「reportData.global」です。

    「reportData.global」は任意です。

  • 行データを表す入力値は「reportData.rows」です。

    行のカラムデータを表す入力値は「reportData.rows.col」です。

    「reportData.rows」、および、「reportData.rows.col」は必須です。必ずマッピングしてください。

../../_images/logicflow_6.png

コラム

「reportData.global」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての外部変数は空になります。

「reportData.global」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の外部変数は空になります。

注意

次のケースは、フロー実行時にエラーが発生します。

  • 「reportData」自体がマッピングされていない場合

  • 「reportData.rows」がマッピングされていない場合

  • 「reportData.rows」にマッピングされているデータが空の配列の場合

  • 「reportData.rows.col」の一部がマッピングされていない場合

    「reportData.rows.col」は全てマッピングする必要があります。

    次のような場合、「col3」とマッピングしていないため、エラーが発生します。

    source <object[]>       reportData.rows <object[]>
       value1 <string> ------> col1 <string>
       value2 <string> ------> col2 <string>
                               col3 <string>