3. ロジックフロー定義を作成する¶
FullPack版 IM-LogicDesigner 連携 を利用したロジックフロー定義の作成方法について示します。
コラム
ロジックフロー定義の詳細については、「 IM-LogicDesigner ユーザ操作ガイド 」-「 ロジックフロー定義 」を参照してください。
3.1. ユーザ定義タスクを配置する¶
「ロジックフロー定義編集」画面を開き、作成した IOWebDOC(iod)定義 、または、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクを配置し、ロジックフロー定義を作成します。
注意
IOWebDOC(iod)定義 、および、 IOWebDOC(ddl)定義 の出力ファイルを表す入力値「outputFile」はstorage型です。 IOWebDOC(iod)定義 、および、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクより先にストレージ操作タスクを配置し、マッピング元を取得してください。

ストレージ操作タスクの詳細については、「 IM-LogicDesigner仕様書 」-「 ストレージ操作 」を参照してください。
3.2. マッピングの設定を行う¶
IOWebDOC(iod)定義 、または、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクで「マッピング設定」画面を開き、入力値のマッピングの設定を行います。
出力ファイル、文書情報、および、セキュリティ情報は共通で、帳票データのマッピング設定のみ IOWebDOC(iod)定義 と IOWebDOC(ddl)定義 とで設定内容が異なります。
また、マッピングの設定を行う前に「入出力設定」画面で入出力設定を行ってください。
3.2.1. 出力ファイル¶
出力ファイルを表す入力値は「outputFile」です。
「outputFile」は必須のプロパティです。必ずマッピングしてください。

注意
「outputFile」はstorage型です。 IOWebDOC(iod)定義 、および、 IOWebDOC(ddl)定義 のタスクより先にストレージ操作タスクを配置し、マッピング元を取得してください。
3.2.2. 文書情報¶
PDF帳票の文書情報を表す入力値は「docInfo」です。
「docInfo」は任意のプロパティです。

コラム
「docInfo」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての文書情報は空になります。
「docInfo」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の文書情報は空になります。
3.2.3. セキュリティ情報¶
PDF帳票のセキュリティ情報を表す入力値は「security」です。
「security」は任意のプロパティです。

コラム
「security」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。
「security」配下のプロパティを個別でマッピングする場合、マッピング設定は次の通りです。
- 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票に文書を開くパスワードは付与されません。
- 文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」をマッピングしない場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。
注意
文書を開くパスワードを表す入力値「security.openPassword」、および、セキュリティパスワードを表す入力値「security.securityPassword」にマッピングされているデータが空の場合、他の項目でセキュリティを付与するようにデータが設定されていても、出力されるPDF帳票にセキュリティは付与されません。
3.2.4. 帳票データ¶
3.2.4.1. IOWebDOC(iod)定義¶
帳票データを表す入力値は「reportData」です。
「reportData」は任意のプロパティです。

コラム
「reportData」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての帳票データは空になります。
「reportData」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の帳票データは空になります。
3.2.4.2. IOWebDOC(ddl)定義¶
帳票データを表す入力値は「reportData」です。
外部変数(ヘッダーやフッターのデータ)を表す入力値は「reportData.global」です。
「reportData.global」は任意です。
行データを表す入力値は「reportData.rows」です。
行のカラムデータを表す入力値は「reportData.rows.col」です。
「reportData.rows」、および、「reportData.rows.col」は必須です。必ずマッピングしてください。

コラム
「reportData.global」自体をマッピングしない場合、出力されるPDF帳票の全ての外部変数は空になります。
「reportData.global」配下のプロパティを個別でマッピングした場合、マッピングしていない対象の外部変数は空になります。
注意
次のケースは、フロー実行時にエラーが発生します。
「reportData」自体がマッピングされていない場合
「reportData.rows」がマッピングされていない場合
「reportData.rows」にマッピングされているデータが空の配列の場合
「reportData.rows.col」の一部がマッピングされていない場合
「reportData.rows.col」は全てマッピングする必要があります。
次のような場合、「col3」とマッピングしていないため、エラーが発生します。
source <object[]> reportData.rows <object[]> value1 <string> ------> col1 <string> value2 <string> ------> col2 <string> col3 <string>