3.2. 注意事項¶
ここでは、SAML 認証設定時の注意事項について解説します。
項目
3.2.1. エンティティID¶
IdP はエンティティID と呼ばれる識別子でSP( intra-mart Accel Platform ) を認識します。intra-mart Accel Platform のエンティティIDは以下の規則に従ってIdP 新規登録または更新時に設定されます。
- 設定ファイル(conf/server-context-config.xml)に定義したベースURL
- ベースURLが定義されていない場合は「http://server:port/path」
3.2.2. 署名¶
3.2.2.1. 署名アルゴリズム¶
証明書情報に登録可能な署名アルゴリズムは以下の通りです。
- RSA
- DSA
3.2.2.2. シングルサインオンの署名処理¶
登録するIdP メタデータの「IDPSSODescriptor」要素に「WantAuthnRequestsSigned=”true”」の設定がある場合シングルサインオンのリクエストには署名が必須となるため「署名しない」を選択していても署名処理を行います。
3.2.3. 暗号化¶
3.2.3.1. AES256の使用¶
Javaは標準のままではAES の鍵の長さは128bit までしか使用できません。256bit を使用する場合はJCE(Java Cryptography Extension)を差し替える必要があります。
「JCE Unlimited Strength Jurisdiction Policy Files」をダウンロードしてください。
zip ファイルを解凍してファイル内の「US_export_policy.jar」と「local_policy.jar」を以下のパスに上書きコピーしてください。
- <%JAVA_HOME%>/jre/lib/security
コラム
URL(2016年4月現在)
3.2.4. IdP から intra-mart Accel Platform へのシングルサインオンを開始する場合¶
IdP によっては、IdP から intra-mart Accel Platform にシングルサインオンする機能があります。この機能を利用する場合、同じエンティティID のIdP を複数登録しないでください。IdP を特定できずに正しく動作しません。
3.2.5. IdP からのログアウトリクエストについて¶
IdP によっては、IdP からSP にログアウトするようにリクエストを送信する機能がありますが intra-mart Accel Platform は対応していません。