IM-PDFDesigner for Accel Platform トラブルシューティング 初版 2019-04-01

3.1. java.lang.NoClassDefFoundErrorが発生する

クラスパスの設定が正しくありません。
セットアップガイドに従ってクラスパスを設定してください。

3.2. java.lang.UnsatisfiedLinkErrorが発生する

ネイティブライブラリの呼び出しができていません。
Windows Server の場合は、環境変数 PATH に IOWebDOC の binフォルダのパスを設定してください。
Red Hat Enterprise Linux の場合は、環境変数 PATH に $IODOC/bin を、LD_LIBRARY_PATH に $IODOC/lib のパスを設定してください。
また、 Red Hat Enterprise Linux にて、resin をサービス起動している場合は、resinの起動スクリプト(サービス)に直接 環境変数を設定してください。

環境変数の設定については、セットアップガイドを参照してください。
RHEL
環境変数を記載する
サービス起動用の設定ファイルの場所
6.x /etc/init.d 配下のresinスクリプト
7.x /etc/systemd/system/ 配下のresinスクリプト

注意

systemd の Environment / EnvironmentFile では変数の展開できないため、直接 必要なPATHを記載する等ご対応ください。変数を記載しても動作しないため注意してください。

注意

設定後に必ずOSを再起動してください。既に起動しているプロセスについては、設定を反映するためにプロセスの再起動が必要です。

3.3. エラーコード –100が返される

連票(IOCela)をLinux上で利用する場合は、帳票レイアウトファイル(def/clf)の改行コードが「CRLF」ではなく「LF」に変換されているかご確認してください。

3.4. エラーコード –1012が返される

IOWebDOC Java-Interface のライセンスが不正または有効期限切れです。
IOWebDOC Java-Interface のライセンスを正しく登録してください。

3.5. エラーコード –103が返される (1)

PDF作成ランタイムに実行権限がありません。
IOWebDOC の bin ディレクトリ内のすべてのファイルに Resin を実行できるユーザの実行権限を設定してください。

3.6. エラーコード –103が返される (2)

IM-PDFDesigner連携ライブラリとデザインツール (で出力した帳票レイアウトファイルの) のバージョンが合致していない場合に発生します。
IM-PDFDesigner リリースノート』のバージョンと連携エンジンの整合性確認表に示すバージョンの組み合わせになっているか確認してください。
また、デザインツールで作成した帳票レイアウトファイルを保存する際に、保存形式を間違わないようにしてください。

3.7. エラーコード -104 が返される(コンソールに「Please set up environment variable IODOC.」と表示される)

セットアップが不完全です。
セットアップガイドに従って環境変数を正しく設定してください。

3.8. エラーコード -100が返される

ディスクがいっぱいか、ファイルにアクセスできません。
ディスク容量を確認してください。
また、Storage(共有ディスク)の書き込み遅延が発生している場合があるので、Storage の設定を確認してください。

3.9. 単票ツール(IODoc)にて、[-23]:システムエラー が返り、PDF出力ができない。

帳票エンジン(IOWebDOC)1.9.3.2 を利用している場合に発生いたします。
本バージョンにて、EOL の扱いが変更されたことが原因にて、帳票エンジン(IOWebDOC)1.9.3.1以前、もしくは1.9.4.1 以降へ移行をお願いいたします。

3.10. 連票ツール(IOCela)にて、[23]:データが不正です。[COLS:数値]と表示されPDF出力ができない。

以下の条件を満たす場合に発生いたします。
(1) 帳票エンジン(IOWebDOC)3.x系を利用している。
(2) 連票ツール(IOCela)を利用している。
(3) 埋め込み用データのカラム数(CSV/TSVファイル)と、定義データ数が一致していいない

埋め込み用データのカラム数(CSV/TSVファイル)と、定義データ数を一致させてください。
帳票エンジン(IOWebDOC)3.x 系では、1.9系よりもエラーチェックを厳密に行うよう仕様が変更されています。
CSV/TSVファイルの区切り文字が異なっていないか、カラム数が定義と同じであるか、ご確認ください。

3.11. 「IODoc/IOCela/IOIntegration is undefined」と表示される

インストールに失敗しているか、または試用期限が切れています。
正しくインストールして、ライセンスを登録してください。

3.12. PDFIllegalLicenseExceptionがスローされる

試用期限が過ぎています。
ライセンスを登録してください。

3.13. Resinの起動直後は正常に帳票が出力されているが、一定時間経過後に帳票が一切出力できなくなる(1)

メモリが枯渇しています。
OS および Resin で利用するメモリの合計が、OS に載せているメモリ内に収まっているか確認ください。
メモリを増設する、またはメモリの割当を変更してください。
通常は、OS のメモリの 50%~60% 程度を Resin に割り当ててください。

3.14. Resinの起動直後は正常に帳票が出力されているが、一定時間経過後に帳票が一切出力できなくなる(2)

以下のフォルダに、大量のファイルが削除されずに残っていないかご確認ください。
下記のフォルダに大量のファイルが削除されずに残っていますと、OS本体のファイルIOに影響し、PDF出力時にエラーとなる場合がございます。

・OSの環境変数 TMP / TEMP フォルダ
・Resinの一時フォルダ $RESIN_HOME/tmp 等…
・プログラムで利用する一時フォルダ