intra-mart Accel Collaboration 電子会議室 移行ツール ユーザ利用ガイド 初版 2015-12-01

2. はじめに

コラム

用語解説

「intra-mart Accel Platform」 以下、iAPと略します。
「intra-mart Accel Collaboration」 以下、iACと略します。
「イントラネット・スタートパック」 以下、ISPと略します。

2.1. 概要

本ドキュメントは、 ISPで使用していた関連情報を、 電子会議室 へ移行する際の移行手順について記述します。
このバージョンの移行ツールは、「 intra-mart Accel Collaboration(Ver.8.0.11)電子会議室オプション」に対する移行ツールになります。
本ツールは、以下の処理を実行します。

  • 中間ファイルのエクスポート

    ../../_images/introduction1.png

    ①. 中間ファイルのエクスポートを実行します。

    ②. 移行元ISP 環境のデータベースから電子会議室のデータを取得します。

    ③. 取得した対象のデータをファイル出力します。

    ④. 移行元ISP 環境のStorage Service より電子会議室の添付ファイルを手動で取得します。

    コラム

    移行元ISP 環境で作成したコミュニティは、パブリックグループとして中間ファイルが作成されます。

  • 中間ファイルのインポート

    手順1

    IM共通マスタのジョブを利用して、移行元ISP 環境のコミュニティ情報を 移行先iAC 環境のパブリックグループへ移行します。

    コラム

    コミュニティからパブリックグループへの移行が不要な場合、手順1はスキップできます。
    ../../_images/introduction2.png

    ①. パブリックグループ xml を 移行先iAC 環境へアップロードします。

    ②. Storage領域 にパブリックグループ xml が配置されます。

    ③. ジョブ管理よりパブリックグループインポート(xml)ジョブを実行します。

    ④. 移行先iAC 環境にパブリックグループがインポートされます。

    注意

    コミュニティに多言語の概念がないため、移行後のパブリックグループのロケールは日本語として登録されます。

    手順2

    電子会議室のジョブを利用して、中間ファイルを 移行先iAC 環境へ移行します。
    ../../_images/introduction3.png
    ①. カテゴリ・種別、アクセス権 xml を移行先iAC 環境へアップロードします。
    投稿・コメント、添付 zip を 移行先iAC 環境へアップロードします。

    ②. Storage領域 に中間ファイル xml、 zip が配置されます。

    ③. ジョブ管理より電子会議室インポートジョブを実行します。

    ④. 電子会議室の各種情報がインポートされます。

    ⑤. インポート結果ログが出力されます。

    注意

    電子会議室のインポートは、電子会議室インポート・エクスポートモジュールが必要です。

    手順3

    手動で添付ファイルを 移行先iAC 環境へ移行します。
    ../../_images/introduction4.png
    ①. Storage領域 に添付ファイルを手動で配置します。

2.2. 前提条件

  • 本移行ツールは、移行元ISP 環境から中間ファイルを出力する機能から構成されます。
    初期移行を対象としているため、電子会議室のデータベース、Storage領域に初期データ以外のデータ、ファイルが存在しないことを前提とします。
  • ユーザ、会社・組織、役職、パブリックグループ、ロールは、移行済みであることを前提とします。
  • 動作環境
    弊社、動作検証済み環境を以下に示します。
条件項目 対応規格
OS
  • Windows Sever 2012 R2
  • Amazon Linux
Java ランタイム
  • Java Development Kit 8.0 Update 45

注意

本移行ツールは Java で動作します。環境変数 PATH に JDK のPathを通している必要があります。
  • ISP 移行対象データ
    • カテゴリ・種別、アクセス権、記事、コミュニティ情報
    • 添付ファイル

  • 移行対象ISPバージョン
    • ISP v7.1.5