4.2.2.1. マルチインスタンス を使用する¶

4.2.2.1.1. マルチインスタンスのプロパティを確認する¶

• 繰り返しの種別

  ループ回数か配列を選択します。

• ループ回数

  繰り返しの種別が「ループ回数」の場合、表示されます。

  回数（数字）または、回数が保存されているオブジェクトを指定します。

• 配列

  繰り返しの種別が「配列」の場合、表示されます。

  繰り返しに使用する配列（コレクションのオブジェクト）を指定します。

• 順次実行

  順次で実行するか並列で実行するか設定します。

  有効の場合、順次で実行されます。

  無効の場合、並列で実行されます。

• 要素変数

  繰り返しの種別が「配列」の場合、表示されます。

  「配列」の要素が「要素変数」に保存されます。

• 終了条件

  終了条件を設定します。

4.2.2.1.2. マルチインスタンスをループ回数を指定して使用する¶

1. 任意の方法で、multi_length の変数に回数を設定します。

   ※ 本チュートリアルのサンプルでは、「スクリプトタスク」を使用して、multi_length の変数に回数 3 を設定しています。

2. マルチインスタンスの「繰り返しの種別」を「ループ回数」に設定します（初期設定は「ループ回数」）。

3. 「ループ回数」にEL式を使用して、multi_length の変数を指定します。

4.2.2.1.3. マルチインスタンスを配列を指定して使用する¶

1. 任意の方法で、multi_list の変数にコレクションを設定します。

   ※ 本チュートリアルのサンプルでは、「スクリプトタスク」を使用して、multi_list の変数にコレクションを設定しています。

   [ ‘data1’, ‘data2’, ‘data3’ ]

2. マルチインスタンスの「繰り返しの種別」を「配列」に設定します（初期設定は「ループ回数」）。

3. 「配列」にEL式を使用して、multi_list の変数を指定します。

4.2.2.1.4. マルチインスタンスを並列または、順次で実行する¶

1. 並列で実行する場合、「順次実行」のチェックボックスを無効にします。
2. 順次で実行する場合、「順次実行」のチェックボックスを有効にします。

4.2.2.1.5. マルチインスタンスの要素変数を利用する¶

1. 任意の方法で、multi_list の変数にコレクションを設定します。

   ※ 本チュートリアルのサンプルでは、「スクリプトタスク」を使用して、multi_list の変数にコレクションを設定しています。

   [ {‘taskName’ : ‘タスク名１’, ‘assignee’, ‘aoyagi’}, {‘taskName’ : ‘タスク名２’, ‘assignee’, ‘ueda’}, {‘taskName’ : ‘タスク名３’, ‘assignee’, ‘ikuta’} ]

2. マルチインスタンスの「繰り返しの種別」を「配列」に設定します（初期設定は「ループ回数」）。

3. 「配列」にEL式を使用して、multi_list の変数を指定します。

4. 「配列変数」に変数名 taskInfo を設定します。

5. プロパティの「基本情報」 - 「別名」にEL式を使用して、taskInfo.taskName を指定します。

6. プロパティの「メインコンフィグ」 - 「担当者」にEL式を使用して、taskInfo.assignee を指定します。

4.2.2.1.6. マルチインスタンスの終了条件を利用する¶

• nrOfInstances

  マルチインスタンスの総件数が設定されます。

• nrOfCompletedInstances

  マルチインスタンスの完了した件数が設定されます。

• nrOfActiveInstances

  マルチインスタンスの完了していない件数が設定されます。

• マルチインスタンスの半分以上が完了したら終了させたい場合

  ${ nrOfCompletedInstances / nrOfInstances >= 0.5 }

• マルチインスタンスのうち、2件が完了したら終了させたい場合

  ${ nrOfCompletedInstances == 2 }

• マルチインスタンスのうち、残り1件になったら終了させたい場合

  ${ nrOfActiveInstances == 1 }

• 任意のフラグがtrueになったら終了させたい場合

  ${ %任意のフラグ% }