IM-PDFDesigner for Accel Platform セットアップガイド 第6版 2017-08-01

IOWebDOC のインストール

IOWebDOC とは

IOWebDOC は、PDFファイル作成ランタイム(実行モジュール)です。
IM-PDFDesigner は、 IOWebDOC と連携してPDFファイルを作成します。

注意

古いバージョンの IOWebDOC がインストールされている場合は、 古いバージョンをアンインストールしてから、新しいバージョンをインストールしてください。


フォルダ構成

IOWebDOC のインストーラが同梱されているフォルダ構成を説明します。

フォルダ名 ファイル名 内容
win64   webdoc.jp.64.xxxx.zip
Windows Server (64 bit)版
IOWebDOC セットアップファイル
lnx64   webdocX.X.X.X.linux.64.jp.tar
Red Hat Enterprise Linux (64 bit)版
IOWebDOC セットアップファイル
tool   webdoc.jp.32.xxxx.zip / webdoc.jp.64.xxxx.zip
IOWebDOC レイアウトデザインツール
JavaIF   iowebdoc.jar IOWebDOC Java I/F


【重要】 IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) について

本リリースより、 IOWebDOC は、
  • IOWebDOC (1.9.x)
  • IOWebDOC (3.x.x)
の2種類から選択できます。

IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) の違い

  • 扱えるデータの文字コードが異なります。 IOWebDOC (1.9.x) はMS932(SJIS)です。 IOWebDOC (3.x.x) はUnicode(UCS-2)です。 設定方法は後述しておりますので、手順に従って設定してください。
  • 帳票エンジン( IOWebDOC )の製品バージョン / 帳票エンジン( IOWebDOC )のインストーラそのものが異なります。
  • 帳票レイアウトファイル(dlf/iod/def/clf/ddl等…)の形式が異なります。後述しておりますので、保存する際に IOWebDOC (3.x.x) に対応した形式で保存してください。

IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) の判別方法

Windows環境の場合

帳票エンジン( IOWebDOC )がインストールされたマシンにログインし、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行します。
C:\> iowebver
IOWebDOC 64bit Version x.x.x.x ← 実際はダイアログに表示されます。

バージョン番号が、1.x.x.x の場合は、 IOWebDOC (1.9.x) 、
バージョン番号が、3.x.x.x の場合は、 IOWebDOC (3.x.x) です。

Linux環境の場合

帳票エンジン( IOWebDOC )がインストールされたマシンにログインし、ターミナルから以下のコマンドを実行します。
# $IODOC/bin/iowebver
# IOWebDOC 64bit Version x.x.x.x

バージョン番号が、1.x.x.x の場合は、 IOWebDOC (1.9.x) 、
バージョン番号が、3.x.x.x の場合は、 IOWebDOC (3.x.x) です。

【重要】 IOWebDOC (1.9.x) と IOWebDOC (3.x.x) どちらをインストールすべきかの判断基準

IOWebDOC (1.9.x) をインストールする場合
既存システムのリプレースもしくはバージョンアップで、以前より IM-PDFDesigner for Accel Platform を利用しているシステムの場合
日本国内のみでの利用であり、文字コードとしてMS932の範囲内の利用で問題がないシステムの場合
IOWebDOC (3.x.x) をインストールする場合 IM-PDFDesigner for Accel Platform を利用したシステムを新規に構築する場合
UNICODE文字の出力が必須のシステムの場合

入力ファイルのエンコーディング

IOWebDOC (3.x.x) では、入力ファイルにUnicodeやShiftJISが利用できます。 エンコーディングがUnicodeの場合は、実装水準1に対応しています。 なお、実装水準1に結合文字は含まれません。 入力ファイルの文字は、次に示すエンコーディングを使用して変換します。 入力ファイルに対するエンコーディングを間違えると、文字化けが起きたり空白が出力されたりする場合があります。

入力ファイル エンコーディング
帳票ファイル (IODファイル) UTF-8、ShiftJIS
マッピング (CDDファイル) ロケールに対応する文字コード
データファイル (DAT、CSV) UTF-16、UTF-8、ロケールに対応する文字コード
環境設定ファイル UTF-16、UTF-8、ロケールに対応する文字コード

IOWebDOC のインストール