intra-mart Accel Collaboration セットアップガイド 第9版 2016-08-01

5. 注意事項

5.1. WebSphere Application Server V8 での設定について

  1. スケジュール機能のGoogle連携を行う場合は、署名者証明書の設定が必要です。
    設定がされていない場合は、WebSphere Application Server のログに「SSL HANDSHAKE FAILURE:xxxxxxx」と出力され、google連携ができません。
    • 設定については、利用するWebSphere Application Server のガイドを参照してください。
      以下に、WebSphere Application Server 8.5 での設定方法を記載します。

      管理コンソールのセキュリティメニューから、SSL 証明書および鍵管理 > 鍵ストアおよび証明書 > NodeDefaultTrustStore をたどり、追加プロパティー欄の署名者証明書をクリックして署名者証明書画面を表示します。

      次に「ポートから取得」ボタンをクリックしてポートから取得画面を表示し、以下の内容で署名者情報の取得を行い、適用ボタンをクリックして署名者証明書を設定します。
<一般プロパティ>
項目 説明
ホスト www.google.com
ポート 443
別名

任意の名称を入力

../../_images/suggestions_1.png

5.2. サーバOSでWindows Serverを利用する場合

サーバのオペレーティングシステムにおいてWindows Serverを利用する場合、Warの配置する位置がディレクトリの深い階層にあると、起動時にデプロイに失敗する場合があります。

例:
intra-mart Accel Platform 2015 Spring + intra-mart Accel Collaboration 2015 Spring にて、
Resin で環境構築している場合、
「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」以降でiACが使用するファイルのパス長は204バイトとなります。
Windows Serverの制約により、ファイルのパス長が260バイトを超えるとファイルやフォルダを生成することはできないため、
「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」のファイルのパス長を50バイト以内にとどめておくことを推奨いたします。

(ファイルのパス長のカウント方法)
ファイル名:imart
resin_home:C:/resin-pro-4.0.43
上記の場合、「C:/resin-pro-4.0.43/webapps/imart」までのパス長は33バイトとなります。

5.3. スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用する場合

スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用したい場合は、設定ファイルリファレンスの設定に加え「wkhtmltopdf」をインストールする必要があります。
wkhtmltopdfのインストール手順については、「 IM-FormaDesigner for Accel Platform / セットアップガイド」を参照してください。
スケジュール一覧データのPDF出力の使用方法に関しましては、「 スケジュール一覧画面の情報をPDF形式で出力する 」をご確認ください。

コラム

ロードバランサーを利用している環境では、PDF出力が正常に行われない場合があります。
PDF出力機能を利用するための設定は、「 PDF出力のベースURL設定 」を参照してください。

コラム

テナント自動解決機能を利用している環境では、PDF出力が正常に行われない場合があります。PDF出力機能を利用するために、以下の設定が必要です。

1.IM-Juggling で、設定対象のプロジェクト直下に「plugin」フォルダを新規作成します。
2.「plugin」フォルダに、下記のフォルダを作成します。
jp.co.intra_mart.collaboration.pdf.core_8.0.9
3. plugin.zip のダウンロード・解凍を行い、上記のフォルダにplugin.xmlを配置します。
4.IM-Juggling からWARファイルの出力を行い、WARファイルをデプロイすると設定内容が反映されます。

5.4. 電子会議室・アンケート機能を利用する場合

  • 電子会議室・アンケート機能を利用する場合、 「 SAStruts 」の設定が必要です。
    上記の設定完了後に、WARファイル出力を行ってください。
  • テナント環境セットアップを行うと、電子会議室およびアンケートの初期状態ではサイトマップ-Collaborationの最下部に設定され、グローバルナビには設定されていません。
    電子会議室およびアンケートをグローバルナビに設定を行いたい場合は、「intra-mart Accel Platform / ファーストステップガイド 」をご確認ください。

5.5. スケジュール登録・更新・削除時にデータを受信する場合

スケジュール機能ではIM-Propagationを利用して、スケジュールデータの送信を行っています。
スケジュールデータの受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。
データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。

注意

本機能は intra-mart Accel Platform 2016 Summer 以降のバージョンで利用可能です。
※intra-mart Accel Platform 2016 Summer から設定変更があるため、intra-mart Accel Platform 2016 Spring で使用されていた設定は利用できません。
送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
  • データ受信のための送受信モデル

    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.schedule.GenericSchedule
    jp.co.intra_mart.foundation.propagation.model.generic.collaboration.schedule.GenericEvent
  • データの操作種別とデータ送信のタイミング

    データの操作種別 データ送信のタイミング
    DATA_CREATED スケジュール/イベント(定期を含む)登録
    DATA_UPDATED スケジュール/イベント(定期を含む)更新
    DATA_DELETED スケジュール/イベント(定期を含む)削除
  • 送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ
DATA_CREATED
DATA_UPDATED
DATA_DELETED
説明
scheduleKey
スケジュールキー
repeatKey
繰り返し条件キー
title
タイトル
startDate
開始日時
endDate
終了日時
timezone
タイムゾーン
place
場所
description
説明
isEditable4Participant
参加者編集
privateType
非公開種別
isGoingout
外出
isVisitor
来客
noticeTargetType
通知ターゲット
personalTags - -
個人タグ
attachedFiles △ ※1 △ ※1
添付ファイルキー
removedFiles - △ ※1 -
削除対象の添付ファイルキー
selectedLocale
選択ロケール
facilities
施設(スケジュールのみ)
participants
参加者
reminder -
リマインダー
customItem -
拡張項目値
isPrivateDescription △ ※2
説明公開種別
isPrivateAttachFile △ ※2
添付ファイル公開種別
registerDate
登録日時
registerUser
登録者
updateDate
更新日時
updateUser
更新者

注意

  • ※1 定期スケジュール登録・更新では、データは送信されません。
  • ※2 定期スケジュール削除では、データは送信されません。