intra-mart Accel Collaboration セットアップガイド 第8版 2016-04-01

5. 注意事項

5.1. WebSphere Application Server V8 での設定について

  1. スケジュール機能のGoogle連携を行う場合は、署名者証明書の設定が必要です。
    設定がされていない場合は、WebSphere Application Server のログに「SSL HANDSHAKE FAILURE:xxxxxxx」と出力され、google連携ができません。
    • 設定については、利用するWebSphere Application Server のガイドを参照してください。
      以下に、WebSphere Application Server 8.5 での設定方法を記載します。

      管理コンソールのセキュリティメニューから、SSL 証明書および鍵管理 > 鍵ストアおよび証明書 > NodeDefaultTrustStore をたどり、追加プロパティー欄の署名者証明書をクリックして署名者証明書画面を表示します。

      次に「ポートから取得」ボタンをクリックしてポートから取得画面を表示し、以下の内容で署名者情報の取得を行い、適用ボタンをクリックして署名者証明書を設定します。
<一般プロパティ>
項目 説明
ホスト www.google.com
ポート 443
別名

任意の名称を入力

../../_images/suggestions_1.png

5.2. サーバOSでWindows Serverを利用する場合

サーバのオペレーティングシステムにおいてWindows Serverを利用する場合、Warの配置する位置がディレクトリの深い階層にあると、起動時にデプロイに失敗する場合があります。

例:
intra-mart Accel Platform 2015 Spring + intra-mart Accel Collaboration 2015 Spring にて、
Resin で環境構築している場合、
「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」以降でiACが使用するファイルのパス長は204バイトとなります。
Windows Serverの制約により、ファイルのパス長が260バイトを超えるとファイルやフォルダを生成することはできないため、
「<%resin_home%>/webapps/<ファイル名>」のファイルのパス長を50バイト以内にとどめておくことを推奨いたします。

(ファイルのパス長のカウント方法)
ファイル名:imart
resin_home:C:/resin-pro-4.0.43
上記の場合、「C:/resin-pro-4.0.43/webapps/imart」までのパス長は33バイトとなります。

5.3. スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用する場合

スケジュール一覧データのPDF出力機能を利用したい場合は、設定ファイルリファレンスの設定に加え「wkhtmltopdf」をインストールする必要があります。
wkhtmltopdfのインストール手順については、下記のマニュアルを参照してください。
スケジュール一覧データのPDF出力の使用方法に関しましては、「intra-mart Accel Collaboration スケジュール ユーザ操作ガイド 」をご確認ください。

5.4. 電子会議室・アンケート機能を利用する場合

テナント環境セットアップを行うと、電子会議室およびアンケートの初期状態ではサイトマップ-Collaborationの最下部に設定され、グローバルナビには設定されていません。
電子会議室およびアンケートをグローバルナビに設定を行いたい場合は、「intra-mart Accel Platform / ファーストステップガイド 」をご確認ください。

5.5. スケジュール登録・更新・削除時にデータを受信する場合

スケジュール機能ではIM-Propagationを利用して、スケジュールデータの送信を行っています。
スケジュールデータの受信し他機能との連携を行いたい場合は、データを受信するための実装が必要です。
データを受信する場合の実装は「 IM-Propagation プログラミングガイド 」を参照してください。

注意

本機能は intra-mart Accel Platform 2016 Spring 以降のバージョンで利用可能です。
送信側の「独自モデル」と「データ操作種別」は以下です。
  • データ受信のための送受信モデル

    モデル種別 送受信モデル(Generic)
    スケジュール jp.co.intra_mart.product.collaboration.schedule.internal.propagation.generic.GenericSchedule
    イベント jp.co.intra_mart.product.collaboration.schedule.internal.propagation.generic.GenericEvent
  • データの操作種別とデータ送信のタイミング

    データの操作種別 データ送信のタイミング
    DATA_CREATED スケジュール/イベント(定期を含む)登録
    DATA_UPDATED スケジュール/イベント(定期を含む)更新
    DATA_DELETED スケジュール/イベント(定期を含む)削除
  • 送受信モデルとデータの操作種別とのマッピングテーブル
プロパティ
DATA_CREATED
DATA_UPDATED
DATA_DELETED
説明
scheduleKey
スケジュールキー
repeatKey
繰り返し条件キー
title -
タイトル
startDate -
開始日時
endDate -
終了日時
timezoneId -
タイムゾーンID
place -
場所
description -
説明
isEditable4Participant -
参加者編集
privateType -
非公開種別
isGoingout -
外出
isVisitor -
来客
noticeTargetType -
通知ターゲット
personalTags - -
個人タグ
attachFile - -
添付ファイルキー
removeFileKeys -
削除対象の添付ファイルキー
selectedLocaleId -
選択ロケールID
facilities -
施設(スケジュールのみ)
participants -
参加者
reminder - -
リマインダー
customItem -
拡張項目値
isPrivateDescription -
説明公開種別
isPrivateAttachFile -
添付ファイル公開種別
registerDate - -
登録日時
registerUser - -
登録者
updateDate -
更新日時
updateUser -
更新者

注意

  • スケジュール/イベントの定期更新時のみ、添付ファイルデータが送信されません。
  • スケジュール/イベントの定期削除時は、削除を行ったスケジュールデータのみ送信されます。