intra-mart Accel Platform IM-Workflow 管理者操作ガイド 第10版 2015-12-01

7.5. ファイルサーバ(ストレージ)の処理が遅く、トランザクションファイルの書き込みに時間がかかっているのを解消するには

分散構成でストレージとしてNFSやNAS等を利用している場合、ストレージの性能によっては、トランザクションファイルの書き込みがパフォーマンス上のボトルネックになる可能性があります。
このようなケースの場合、トランザクションファイルの保存先をデータベースに変更することを検討してください。
トランザクションファイルの保存先をストレージからデータベースに変更するには、以下の手順で行います。
  1. ワークフローパラメータの値を変更します。

    • トランザクションファイル保存先(transaction-file-save-location)

      設定値:2(BLOBデータとしてデータベースに保存する。)
  2. すでに申請・処理済みの案件が存在する場合、以下のジョブを実行し、トランザクションファイルをデータベースに移行します。

    • 未完了案件XMLデータ移行(File ->Database LOB)
  3. 以上で、トランザクションファイルの保存先をデータベースに変更することができました。

コラム

弊社にて、ストレージ(NFS)にトランザクションファイルを保存した場合と、データベースにトランザクションファイルを保存した場合を比較し、同時100申請を行ったケースでは、データベースにトランザクションファイルを保存した場合の方が、2倍程度処理が早くなることを確認しています。
ただし、性能はデータ状態やその他の環境に依存しますので、弊社で確認したレスポンスを保証するものでありません。
あくまで参考ですので、お客様の環境で必ず検証してください。