12. 動的処理対象者設定に関する仕様¶
動的処理対象者に関する設定の仕様を説明します。
12.1. データソース定義に関する仕様¶
利用できるデータソース種別
動的処理対象者設定で利用できるデータソース種別は次の通りです。
- SOAP
- REST
- JAVA
- ルール
レスポンスパラメータの構造
動的処理対象者設定で使用するデータソース定義は、レスポンスパラメータの構造は必ず以下の仕様通りに設定する必要があります。
行番号 パラメータ データ型 親オブジェクト 1 ResponseObject object なし 2 settings array 1 3 object 2 4 処理設定No processSetNo string 3 5 判定用コード code string 3 6 会社コード companyCd string 3 7 会社組織セットコード departmentSetCd string 3 8 ユーザコード userCd string 3 9 組織コード departmentCd string 3 10 比較 compare string 3 11 役職コード postCd string 3 12 パブリックグループセットコード publicGroupSetCd string 3 13 パブリックグループコード publicGroupCd string 3 14 役割コード roleCd string 3コラム
動的処理対象者設定で外部連携を設定する場合は、レスポンスのマッピングを行いません。レスポンスは上記仕様に従い、自動的にパラメータをマッピングします。
12.2. 外部連携返却値に関する仕様¶
外部連携の返却値は、レスポンスパラメータの仕様にある「判定用コード」およびコード毎の必須項目があります。なお、処理対象者に関する各種コード値については、IM共通マスタの値を設定してください。
判定コード
処理対象者に設定する条件の分類を指定します。1 ⇒ ユーザ2 ⇒ 組織3 ⇒ パブリックグループ4 ⇒ 役職5 ⇒ 役割6 ⇒ 組織+役職7 ⇒ パブリックグループ+役割判定コード別の必須条件
※表に「〇」がついている項目は必須です。「-」は不要な項目です。処理設定No
縦配置ノード、横配置ノードの処理設定順を指定します。値は、1から順に数値を設定してください。比較
ge ⇒ 上位階層検索(指定したコードを含む)eq ⇒ 指定のみ検索le ⇒ 下位階層検索(指定したコードを含む)
12.3. データソース定義「ルール」を使用する場合の、ルールExcelファイルの記述に関する仕様¶
OpenRulesの基本的な使い方は、別途提供している「OpenRulesモジュール / 簡易操作ガイド」をご参照ください。ここでは、動的処理者設定でルールを使用する場合の設定方法を説明します。動的処理者設定の仕様に準じたオブジェクトを返却するには、以下の設定をします。
Datatypeテーブル
Decisionテーブル
動的処理者設定用のオブジェクトを作成するために、以下のシンタックスを利用してください。:= decision.put("Response_Business_Concept_Name", resultantDynamicUsers(response_Object_Instance, "Attribute_Name_Of_SettingIDs", settings))
Response_Business_Concept_Name
返却するオブジェクトのBusiness Concept名response_Object_Instance
返却するオブジェクトのインスタンス名Attribute_Name_Of_SettingIDs
結果返却用の配列(String[])の変数名(ダブルクォーテーションで囲んでください。)設定例 := decision.put("ResponseObject", resultantDynamicUsers(responseObj, "ids", settings))DecisionObjectテーブル
動的処理者設定用のオブジェクトを初期化するために、以下のシンタックスを利用してください。:= initializeDynamicUserList(response_Object_Instance, "Attribute_Name_Of_SettingIDs&Initial _Values", settings)
response_Object_Instance
返却するオブジェクトのインスタンス名Attribute_Name_Of_SettingIDs&Initial _Values
Variableテーブル
返却するオブジェクトの設定にはVariableテーブルを使用してください。設定する値はDecisionObjectテーブルで指定した、インスタンスの初期化に用いるユーザの対象者IDと一致させてください。他のフィールドを追加することも可能です。Glossaryテーブル
DecisionTableテーブル