2. はじめに¶
本書では IM-VisualDesigner Ver.7.2 (以下、 IM-VisualDesigner )から IM-FormaDesigner for Accel Platform (以下、 IM-FormaDesigner )への移行支援ツールを用いた移行手順および開発手順について説明します。移行手順については下記の2つに大きく分かれます。
- IM-VisualDesigner を intra-mart Accel Platform へ移行します。
- intra-mart Accel Platform 上の IM-VisualDesigner から IM-FormaDesigner へ移行します。
2.1. intra-mart Accel Platform への移行について¶
本書の移行手順に従い移行支援ツールを用いることで、intra-mart WebPlatform上で運用していたIM-VisualDesigner Ver.7.2の既存ドキュメントを intra-mart Accel Platform へ移行し、利用することが可能です。intra-mart Accel Platform上で帳票(ドキュメント)の追加を行うことはできません。新規の帳票については IM-FormaDesigner を用いて開発してください。既存のドキュメントの運用に必要なメンテナンスをintra-mart Accel Platform上で行うことは可能です。移行の対象は以下の通りです。
IM-VisualDesigner 標準ドキュメント
IM-VisualDesigner のドキュメントでワークフロー連携していないドキュメントです。トランザクションデータを含めて intra-mart Accel Platform へ移行することができます。IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(IM-Workflow)
IM-Workflowと連携しているIM-VisualDesigner のドキュメントです。トランザクションデータを含めて intra-mart Accel Platform へ移行することができます。IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(BPW)
ドキュメントワークフロー(BPW)と連携しているIM-VisualDesigner のドキュメントです。トランザクションデータを含めて intra-mart Accel Platform へ移行することができます。IM-VisualDesigner BPM連携ドキュメント
im-BPMと連携しているIM-VisualDesigner のドキュメントです。intra-mart Accel Platform 上でim-BPMが非サポートのため、 intra-mart Accel Platform 上で利用することはできません。
2.2. IM-FormaDesigner への移行について¶
移行の対象は以下の通りです。
IM-VisualDesigner 標準ドキュメント
IM-VisualDesigner 標準ドキュメント はIM-FormaDesigner にトランザクションデータを含めて移行することができます。IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(IM-Workflow)
IM-FormaDesigner にトランザクションデータを含めて移行することができます。また、移行後は、IM-VisualDesigner で申請・処理された案件はIM-FormaDesigner の画面で閲覧できるようになります。移行支援ツールを利用する場合でも、過去に申請・処理された案件については IM-VisualDesigner で閲覧し、 新規の申請のみ IM-FormaDesigner の画面から行うという移行パターンも可能です。IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(BPW)
IM-FormaDesigner はドキュメントワークフロー(BPW)との連携に対応していないため、IM-VisualDesigner で申請・処理された案件(トランザクションデータ)は IM-FormaDesigner に移行することができません。移行前 => 移行後
移行前 => 移行後 IM-VisualDesigner 標準ドキュメント => IM-FormaDesigner - 標準 IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(IM-Workflow) => IM-FormaDesigner - IM-Workflow IM-VisualDesigner ワークフロー連携ドキュメント(BPW) => IM-FormaDesigner - IM-Workflow (注) (注) 新規に IM-Workflowのフロー定義として定義しなおす必要があります。ドキュメントワークフロー(BPW)のプロセス定義からのIM-Workflowのフロー定義への変換機能は提供しておりません。
2.3. 移行手順概要¶
2.3.1. ステップ1¶
- intra-mart WebPlatform / AppFramework 環境を intra-mart Accel Platform 環境に移行します。 intra-mart WebPlatform / AppFramework 上で動作している IM-VisualDesigner の各ドキュメントが、 intra-mart Accel Platform 上で動作することを検証の上、 intra-mart Accel Platform 環境に移行を行います。
- 既存の帳票を IM-VisualDesigner から IM-FormaDesigner へ移行しない場合は、ステップ1で移行作業が完了となります。
2.3.2. ステップ2¶
各IM-VisualDesigner のドキュメントを、 IM-FormaDesigner のアプリケーションに変換し、アプリケーションを開発します。ステップ2の移行対象のドキュメントに関連した業務は、IM-FormaDesigner のアプリケーションの開発し、ステップ3を実行するまでは、移行対象のドキュメントで業務を継続します。注意
他の帳票から連携する(リンク機能)目的にのみ利用されているドキュメントについては、ドキュメントに紐づくトランザクションデータが存在しないため、ステップ3は実行できません。
2.3.3. ステップ3¶
ステップ2で開発した IM-FormaDesigner のアプリケーションに運用を切替えます。※切替時に IM-VisualDesigner のドキュメントは利用されないように設定します。コラム
ステップ1での intra-mart Accel Platformへの移行に関しては、 IM-VisualDesigner 以外に導入しているアプリケーションも移行できるかどうか調査が必要です。そのため、はじめに 「 intra-mart Accel Platform / 移行ガイド 」 を必ずご確認ください。コラム
ステップ2、3はシステムを停止せずアプリケーション単位で順次移行します。