制限事項¶
PDF変換には大きなCPUパワーを必要とします。変換頻度や変換ファイルに応じたマシンの準備をお願いします。IM-PDFAutoConverter for Accel Platform では変換専用サーバ用の機能や負荷分散の機能を持っております。ご活用ください。
ファイルをPDF変換するためには、PDF変換サーバ に対象アプリケーションがインストールされている必要があります。
- 以下に対応しているアプリケーションの一覧を示します。
- Excel2003、2007、2010(いずれもSP1以上をあてることが必須)
- Word2003、2007、2010(いずれもSP1以上をあてることが必須)
- PowerPoint2003、2007、2010(いずれもSP1以上をあてることが必須)
- 一太郎2006、2007、2009、2010、2011、2012(サービス変換の場合は、制限があります。詳細はマニュアルを参照ください)
- DocuWorks5.x、6.x、7.x (DocuWorksLiteViewerはNG)
- 画像ファイル(TIFF G3/G4、JPEG、BMP、GIF、PNG) - 画像ファイルは変換時に他のソフトウェアは不要です。TIFFはG3/G4を標準サポートです。TIFFの圧縮方法によってはPDF変換できないケースがあります。
- テキストファイルを開くNotepad.exe等、右クリックして印刷可能なアプリケーションは動作する可能性があります。使用前に必ず動作を検証してください。
64bitOSについては環境によって制限が発生する場合がございますので、事前に弊社営業までお問い合わせください。
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform では、リモート呼び出しの技術(SOAP)を利用しているため、サーバの該当ポートを空けて頂く必要があります。
intra-mart Accel Platform と IM-PDFAutoConverter for Accel Platform で使用するJDKのバージョンを合わせる必要があります。
リモートデスクトップ、シンクライアント製品(Metaframe)が常時使用されている環境では使用しないでください。(メンテナンス目的の一時的なアクセスであれば問題ありません。)
ハイパースレッティングが設定されている環境では、ハイパースレッディングをオフにして使用してください。
PDF変換のスピードは、CPUのクロック数、ハードディスクの回転数等のサーバ性能に依存します。処理スピードを求められるシステムでは、CPU2.7Ghz以上、HD回転数15,000回転、IM-PDFAutoConverter for Accel Platform が自由に使用できるメモリが1.5G以上で運用することを推奨します。
PDF変換はマルチスレッドでは動作しません。(どうしてもマルチスレッドで動作させたい場合、弊社営業までお問い合わせください。)
Microsoft IMEとATOKがPDF変換の動作に影響を及ぼす場合があります。一太郎については、一太郎のみ変換専用サーバをお使いいただくことが必要になるケースがあります。
ウイルスソフトによっては、まれに変換時にファイルを掴むものがあります。その場合変換関連のエリアをウイルスチェックの対象から外す必要がある場合があります。
当社製品にメモリリークがないことは確認しております。ただし、Windowsのアプリケーション(オフィス等)は、長時間使用していると動作が不安定になる場合があります。変換頻度が高い場合は、週1回、最低でも1か月に1回は PDF変換サーバ の再起動を推奨します。
PDF変換処理はマルチスレッドでは動作しません。従って PDF変換サーバ に依頼された変換処理は,順番待ちの状態となります。同時に大量のPDF変換を行う場合は、PDF変換処理のタイムアウトや PDF変換サーバ への過負荷が原因の接続タイムアウトにご注意ください。大量のPDF変換(同時に200件以上)が想定される場合は、PDF変換処理をキューで管理し順番に処理する等、上位アプリケーション側での対応をご検討ください。PDF変換処理のタイムアウトの設定については、添付のAPIリストをご参照ください。
PDF変換処理のタイムアウトを変更した場合は、intra-mart Accel Platform のセッションタイムアウトについてもご確認ください。PDF変換処理が完了する前にintra-martのセッションタイムアウトが発生した場合、変換結果を受け取ることができません。intra-martのセッションタイムアウトの設定については、intra-martのドキュメントをご確認ください。
Excelのファイルは、印刷対象として設定されている領域のブックを1ファイルのPDFに結合してPDF変換します。特定のブックをPDF変換したくない場合、ブックの削除あるいは印刷領域から外してください。
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform を使用する際には、変換対象のアプリケーション製品(Office/DocuWorks/一太郎等)が必要です。
ファイルが破損しているファイルやパスワード付きのファイルはPDF変換できません。通常のエラーになるか、タイムアウトになるかについては、Officeのバージョンやアプリケーションに依存します。
IM-PDFAutoConverter for Accel Platform はシングルスレッドで動作するライセンスの提供になります。評価版において、マルチスレッド設定に変更をしないでください。正規ライセンスを入力すると、シングルスレッドでしか動作しません。費用が高くなっても構わないので、マルチスレッドで動作させたい場合でも、環境によっては性能が発揮できない可能性がありますので、必ず弊社営業までお問合せください。詳細はインストールマニュアルをご確認ください。
PDFオートコンバータEX を Windows Server 2012 にインストールする際には、.NETフレームワーク 3.5 が必要です。
その他の制限事項については、 PDFオートコンバータEX および PDFコンバータXP のマニュアルを参照ください。
その他最新の技術情報は、intra-mart Developer Support Site を御参照ください。
タブレット/携帯端末においてPDFファイルを閲覧する際の注意点¶
モバイル端末(iOS やAndroid 等の非WindowsOS)にてPDFファイルを閲覧する場合、PDFファイルにフォントが埋め込まれていないと、PDFファイルの見た目が崩れる可能性があります。
原因¶
製品のデフォルトの設定においては、PDFファイル内部では、フォント名・フォントサイズなどのデータが格納されており、フォントファイル自体は存在しておりません。通常PDF ファイルを表示する場合、フォント名・フォントサイズなどのデータを閲覧する機器内のフォントファイルを利用し表示されています。AdobeReader の場合は該当フォントが端末上に存在しない場合はそのフォントに近い代替フォントを表示させる機能(すべてのフォントの代替はしない)があります。PC やモバイル端末においては同じフォントが存在しない場合があります (特に利用頻度が高い Microsoft系のフォントは、通常は Windows にしか入っておりません)。PDF ファイルを表示した場合、フォントの幅等が違うものが参照され、対象ドキュメントの表示が崩れた状態となります。
対応策¶
フォント埋め込み済みのPDFファイルの場合、参照フォント情報はPDFファイル内のものから対応し、正確な表示となります。モバイル端末でPDF ファイルを表示させる場合は、必ずフォントの埋め込み処理を行い、表示の崩れを防いでください。フォント埋め込みの設定方法については、各製品のマニュアルを参照ください(一部の製品はフォント埋め込みに対応していません。詳細は営業までお問合せください。)。
注意点¶
PDF にフォントを埋め込む場合、参照フォント領域がPDF に追加される為、出力されるPDF ファイルのサイズが大きくなります。これはPDF ファイルの仕様となります。どれくらいファイルサイズが大きくなるのかに関しては、実際のファイルにて事前にご確認ください。