IM-BIS for Accel Platform / 業務管理者 操作ガイド

第5版 2014-04-01

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外部連携を設定する

IM-BIS で「外部連携」を利用するためには、登録済みのデータソース定義を利用して、データマッパーの設定を行う必要があります。

外部連携とは

データマッパーを利用して、画面アイテムとデータソース定義との間で値のやり取りを行うことができる機能です。
外部連携を利用すると、データソース定義から取得したデータを画面に表示する、画面に入力した値をデータソース定義(Webサービスなど)に受け渡すといったことができます。

注意

非推奨アイテムに分類されている各画面アイテムは、外部連携で正しく動作しない場合がありますので、ご注意ください。

外部連携設定の利用条件

IM-BIS では、以下の条件の範囲で利用できます。

マッピング対象の画面アイテム

  • 入力系画面アイテム(ファイルアップロードを除く)
  • 共通マスタ系アイテム
  • 隠しパラメータ、採番

利用可能な演算子

対象のデータ型 利用できる演算子
数値 加算: +
減算: -
積算: ×
除算: ÷

注意

演算子の利用時に使用する対象項目は同じデータ型となっている必要があります。
異なるデータ型の項目での演算子の利用はできませんが、関数ビルダを使用して型変換を行えば、利用することができます。

注意

データマッピングを行うフォーム(画面)、項目名に以下の記号が入っている場合には、エラーが発生します。
  • 全角文字の + 、 - 、 × 、 ÷、||
  • 半角文字の [ 、 ]、<、>

外部連携で取得したデータをフォームの項目と関連付ける方法

  • 外部連携により取得したデータをフォームの画面アイテムと連携するためには、システム管理者により対象のデータソース定義が登録されている必要があります。
  • 登録されているデータソース定義とフォームの画面アイテムを連携する設定は、連携させるタイミングに応じて、以下のいずれかの手順で設定します。

タスク(ノード)の実行前(前処理)・実行後(後処理)のタイミングで連携するための設定

  • 外部連携実行をBPM/ワークフローのノードの実行前・実行後のタイミングで行うためには、外部連携で取得したデータとフォームの画面アイテムとの連携を、以下の手順で設定します。

  • 「IM-BIS - フロー編集」画面を表示します。
    対象のタスク(ノード)にフォーム(画面)を設定していない場合は、フォーム(画面)を設定します。
    ../../_images/d_s_2_1.png
  • 外部連携を設定したいノードを右クリックし、「外部連携」-「外部連携一覧」をクリックします。

    ../../_images/d_s_2_2.png
  • 選択したノードを実行する直前に外部連携を行う場合は「前処理」、直後に外部連携を行う場合は「後処理」を選択します。

    ../../_images/d_s_2_3.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_2_4.png
  • search をクリックします。

    ../../_images/d_s_2_5.png
  • 一覧から利用するデータソースを選択します。

    ../../_images/d_s_2_6.png
  • 左側のツリーから項目をクリックすると、マッピング対象の枠に追加されます。

    ../../_images/d_s_2_7.png
  • 右側のツリーから項目をクリックすると、マッピング対象の枠に追加されます。

    ../../_images/d_s_2_8.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_2_9.png
  • マッピング情報が作成されます。

    ../../_images/d_s_2_10.png
  • 「データマッパー」画面の「レスポンス」をクリックします。

    ../../_images/d_s_2_11.png
  • レスポンスについても、リクエストと同様の手順で設定します。

    ../../_images/d_s_2_12.png
  • 「保存」をクリックし、「×」ボタンで画面を閉じます。

    ../../_images/d_s_2_13.png
  • 外部連携一覧に追加されますので、必要に応じて説明を入力し、「保存」をクリックします。

    ../../_images/d_s_2_14.png
  • 「IM-BIS - フロー編集」画面に戻り、設定したノードのアイコンが変わっていれば設定完了です。

    ../../_images/d_s_2_15.png

フォーム(画面)の特定のアイテムへの操作(イベント)のタイミングで連携するための設定(入力・選択系アイテム)

  • 外部連携実行をフォーム(画面)の特定の画面アイテムへの操作(イベント)のタイミングで行うためには、外部連携で取得したデータとフォームの画面アイテムとの連携を、以下の手順で設定します。

  • 「IM-BIS - フロー編集」画面を表示します。

    ../../_images/d_s_3_1.png
  • 外部連携を設定したいノードの「フォーム・デザイナ」画面を開きます。

    ../../_images/d_s_3_2.png
  • フォーム作成後、ツールバーの「外部連携」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_3.png
  • 「アイテムイベント」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_4.png
  • 「通常イベント」の「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_5.png
  • 外部連携の開始のトリガーに設定する画面アイテムを選択します。

    ../../_images/d_s_3_6.png
  • 外部連携の開始のトリガーに設定するイベントタイプを選択します。
    設定した画面アイテムによって、選択できるイベントタイプが異なります。
    ../../_images/d_s_3_7.png

    イベント種別

    イベントタイプ

    説明

    通常イベント

    フォーカスイン

    入力フィールドにフォーカスが合わせられたときに外部連携を実行します。

    入力

    入力フィールドの値が変更され、フォーカスが外れたときに外部連携を実行します。
    カレンダー選択により、選択日が反映されたときも同様となります。

    クリック

    入力フィールド、ボタン、アイコンをクリックしたとき、外部連携を実行します。

    フォーカスアウト

    入力フィールドからフォーカスが外れたときに外部連携を実行します。

    特殊イベント

    アイコンクリック

    一覧選択、および明細テーブルやグリッドテーブルの一覧選択用のイベントです。
    search をクリックしたとき、外部連携を実行します。
    アイコンクリック時に設定できる外部連携は、取得データを直接フォームに反映するのではなく、一覧選択ダイアログ経由で反映します。

    インポート

    インポートボタン用のイベントです。
    ボタンをクリックしたとき、外部連携を実行します。

    エクスポート

    エクスポートボタン用のイベントです。
    ボタンをクリックしたとき、外部連携を実行します。

    コラム

    • 特殊イベントについて

      特殊イベントとは、画面アイテムに特化した外部連携を実行するイベントです。
      一覧選択ダイアログを呼び出したり、入力情報とCSVファイルを連携するといった、通常イベントにはない外部連携を実行します。
      特殊イベントでは、選択できるデータソース定義やデータマッパーの構造など、一部に制限がある場合があります。

    コラム

    • テーブル系アイテム(画面アイテム「明細テーブル」、「グリッドテーブル」)と外部連携イベントについて

      外部連携のイベントを利用してテーブル系アイテムのデータを扱う場合、トリガーとなるイベントの種類によって、外部連携のデータが反映できる範囲が変わります。
      1. トリガーとなるイベントが対象のテーブル系アイテム以外(別に配置したボタンや文字列アイテムのクリックなど)の場合、外部連携で取得したデータはテーブルの列・行全体に反映されます。
      2. トリガーとなるイベントが対象のテーブル系アイテムの列に対するイベント列のアイコンクリックなど)の場合、外部連携で取得したデータはイベントを発生させた行にのみ反映されます。
        イベントを発生させたアイテムのある行以外のデータは影響を受けません。
      トリガーとなるイベントと外部連携の反映先の両方がテーブル系アイテムであっても、同じテーブル系アイテムではなく、テーブル識別IDが異なる場合には、1.のケースとして扱います。
      そのため、外部連携で取得したデータは、反映先のテーブルの列・行全体に反映されます。
  • 「設定( pencil )」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_8.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_9.png
  • search をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_10.png
  • 利用するデータソースを一覧から選択します。

    ../../_images/d_s_3_11.png
  • 左側のツリーから項目をクリックすると、マッピング対象の枠に追加されます。

    ../../_images/d_s_3_12.png
  • 右側のツリーから項目をクリックすると、マッピング対象の枠に追加されます。

    ../../_images/d_s_3_13.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_14.png
  • データマッピング情報が登録されます。

    ../../_images/d_s_3_15.png
  • 「データマッパー」画面の「レスポンス」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_16.png
  • レスポンスについても、リクエストと同様の手順で設定します。

    ../../_images/d_s_3_17.png
  • 「保存」をクリックし、「×」ボタンで画面を閉じます。

    ../../_images/d_s_3_18.png
  • 外部連携設定に追加されますので、必要に応じて説明を入力し、「確定」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_19.png
  • 次に特殊イベントの「インポート」の外部連携を設定します。
    「設定( pencil )」をクリックします。
    ../../_images/d_s_3_19_2.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_19_3.png
  • search をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_19_4.png
  • 利用するデータソースを選択します。

    ../../_images/d_s_3_19_5.png

    コラム

    CSVインポートとCSVエクスポートの外部連携設定を行う場合は、対象のデータソース定義のみ表示されます。

  • リクエストのデータマッピング情報を登録します。

    ../../_images/d_s_3_19_6.png
  • 「データマッパー」画面の「レスポンス」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_19_7.png
  • レスポンスのデータマッピング情報を登録し、「保存」をクリックします。
    「×」ボタンで画面を閉じます。
    ../../_images/d_s_3_19_8.png
  • 外部連携設定に追加されますので、必要に応じて説明を入力し、「確定」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_19_9.png
  • 「イベント設定」画面に戻ります。
    「イベントタイプ」の「アイコンクリック」、「エクスポート」も同様に設定し、「確定」をクリックします。
    ../../_images/d_s_3_20.png
  • 「フォーム・デザイナ」画面に戻り、「更新」をクリックします。

    ../../_images/d_s_3_21.png

コラム

「フォーム・デザイナ」画面から外部連携を設定した場合、フロー編集画面のアイコンが即座に反映されません。
「IM-BIS - フロー編集」画面を再表示すると、アイコンに外部連携の状態が表示されます。

フォーム(画面)の特定の項目への操作(イベント)のタイミングで連携するための設定(明細テーブル・グリッドテーブル)

  • 外部連携で取得したデータとフォームの項目間での連携を、フォーム(画面)の明細テーブル・グリッドテーブルの特定の項目(列)への操作(イベント)のタイミングで行うためには、以下の手順で設定します。

  • 「IM-BIS - フロー編集」画面を表示します。

    ../../_images/d_s_4_1.png
  • 対象のタスク(ノード)をダブルクリック、もしくは、右クリックし「画面」→「新規」(登録済みの場合は「開く」)をクリックして「フォーム・デザイナ」画面で画面を設定します。

    ../../_images/d_s_4_2.png
  • 連携を行う画面アイテム(明細テーブル)を配置後に、ツールバーの「外部連携」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_3.png
  • 「テーブルイベント」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_4.png
  • 「通常イベント」の「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_5.png
  • 対象の「テーブル」と「列」を選択します。

    ../../_images/d_s_4_6.png
  • 「イベントタイプ」を選択します。(対象の画面アイテムによって、利用できないイベントタイプがあります。)

    ../../_images/d_s_4_7.png

    イベント種別

    イベントタイプ

    説明

    通常イベント

    フォーカスイン

    入力フィールドにフォーカスが合わせられたときに外部連携を実行します。

    入力

    入力フィールドの値が変更され、フォーカスが外れたときに外部連携を実行します。
    カレンダー選択により、選択日が反映されたときも同様となります。

    クリック

    入力フィールド、ボタン、アイコンをクリックしたとき、外部連携を実行します。

    フォーカスアウト

    入力フィールドからフォーカスが外れたときに外部連携を実行します。

    特殊イベント

    アイコンクリック

    一覧選択、および明細テーブルやグリッドテーブルの一覧選択用のイベントです。
    search をクリックしたとき、外部連携を実行します。
    アイコンクリック時に設定できる外部連携は、取得データを直接フォームに反映するのではなく、一覧選択ダイアログ経由で反映します。

    コラム

    • 特殊イベントについて

      特殊イベントとは、画面アイテムに特化した外部連携を実行するイベントです。
      一覧選択ダイアログを呼び出したり、入力情報とCSVファイルを連携するといった、通常イベントにはない外部連携を実行します。
      特殊イベントでは、選択できるデータソース定義やデータマッパーの構造など、一部に制限がある場合があります。
  • 「設定( pencil )」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_8.png
  • 「外部連携設定」画面で「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_9.png
  • 「データマッパー」画面の「リクエスト」で、右のデータソース定義を検索するために search をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_10.png
  • 登録済みのデータソース定義から利用するものをクリックして選択します。

    ../../_images/d_s_4_11.png
  • 左側のフォーム(画面)の項目をクリックすると、マッピング対象の枠に移動します。

    ../../_images/d_s_4_12.png
  • 右側のデータソース定義の項目をクリックすると、マッピング対象の枠に移動します。

    ../../_images/d_s_4_13.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_14.png
  • データマッピング情報が登録されます。

    ../../_images/d_s_4_15.png
  • 「データマッパー」画面の「レスポンス」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_16.png
  • レスポンスについても、リクエストと同様の手順で設定します。

    ../../_images/d_s_4_17.png
  • 「保存」をクリックし、「×」ボタンで画面を閉じます。

    ../../_images/d_s_4_18.png
  • 外部連携設定に追加されますので、必要に応じて説明を入力し、「確定」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_19.png
  • 「イベント設定」画面に戻ります。
    「特殊イベント」も同様に設定し、「確定」をクリックします。
    ../../_images/d_s_4_20.png
  • 「フォーム・デザイナ」画面に戻り、「更新」をクリックします。

    ../../_images/d_s_4_21.png

コラム

「フォーム・デザイナ」画面にて外部連携を設定した後、即時にフローのアイコンに外部連携マークが表示されません。
「IM-BIS - フロー編集」画面のリロードボタンを押すか、他の操作でリロードが発生することによりアイコンが表示されます。

データマッパーでフォームの画面アイテムやデータソース定義のパラメータ・フィールドとマッピングする方法

  • データマッパーでは、フォームの画面アイテムやデータソース定義のパラメータ・フィールドをマッピングするだけでなく、複数の画面アイテムまたはデータソース定義のパラメータ・フィールドを結合したり、任意の値(固定文字列)とマッピングすることもできます。

データマッパーで特定の文字列(固定値)とマッピングするための設定

  • 「IM-BIS - フロー編集」画面、もしくは「フォーム・デザイナ」画面から「外部連携一覧」画面を表示します。
    (画像は「IM-BIS - フロー編集」画面から「外部連携一覧」画面を表示した例です。)
    ../../_images/d_s_5_1.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_5_2.png
  • search をクリックします。

    ../../_images/d_s_5_3.png
  • 利用するデータソースを一覧から選択します。

    ../../_images/d_s_5_4.png
  • 式エディタでマッピングしたい固定値を入力します。

    ../../_images/d_s_5_5.png
  • 右側のデータソース定義の項目をクリックすると、マッピング対象の枠に移動します。

    ../../_images/d_s_5_6.png
  • 「追加」をクリックします。

    ../../_images/d_s_5_7.png
  • データマッピング情報が登録されます。

    ../../_images/d_s_5_8.png
以上で、固定値と画面アイテムのマッピングが設定できました。
保存やそのほかの項目のマッピングについては、該当の手順を参照してください。

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